carebase(ケアベース)コラム

2026.2.23 ソフト・サービス紹介

動画マニュアルシステム比較5選|介護施設の教育時間を削減するツールの選び方

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はじめに

高齢化が進む日本において、介護現場は深刻な人手不足と教育負担の増大という大きな課題に直面しています。
そのような中で、多くの介護施設が悩んでいるのが「スタッフ教育の効率化」です。新人教育に十分な時間を割けない、指導内容が属人化してしまう、申し送りや手順のバラつきが起きる。こうした課題は、現場の負担をさらに増やし、離職やサービス品質の低下にもつながりかねません。

こうした状況を打開する手段として注目されているのが、「動画マニュアルシステム」の活用です。文章だけでは伝わりにくい介助技術や対応方法を“視覚的に”共有できる動画は、教育の標準化と効率化を同時に実現する手段として、多くの介護現場で導入が進んでいます。また、ICTを活用したマニュアル整備や動画化は、国の生産性向上施策でも重要な取り組みとして位置付けられています。

本記事では、動画マニュアルシステムを厳選し、機能やコスト、運用面まで徹底比較します。さらに、動画マニュアルを効果的に活用するための作成のコツや、現場に定着させるポイントについてもわかりやすく解説します。
教育時間の削減とサービス品質の向上を両立したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

介護現場で動画マニュアルシステムが注目される理由

介護現場では、これまで紙マニュアルやOJT(現場指導)を中心とした教育が主流でした。しかし、人手不足や業務の多忙化により、従来の方法だけでは十分な教育が行き届かないケースが増えています。
こうした背景から、効率的かつ質の高い教育を実現する手段として「動画マニュアルシステム」が注目されています。

  • 教育の属人化を防げる
  • 新人教育の時間を大幅に削減できる
  • 外国人スタッフ教育にも対応しやすい
  • 業務の標準化・サービス品質の向上につながる

このように、動画マニュアルシステムは「教育効率の向上」だけでなく、「現場全体の品質改善」にも大きく貢献します。

動画マニュアルシステムの選び方【5つの比較ポイント】

動画マニュアルシステムは数多く存在しますが、機能や特徴はサービスごとに大きく異なります。
自施設に合わないツールを選んでしまうと、「使われない」「定着しない」といった失敗につながることも少なくありません。ここでは、介護現場で失敗しないために押さえておきたい5つの比較ポイントを解説します。

① 作成の使いやすさ(現場で使えるか)

まず重要なのが、現場スタッフでも簡単に動画マニュアルを作成・編集できるかどうかです。
操作が複雑だと一部の担当者しか使えず、結果として更新が止まりがちになります。

スマートフォンで撮影・編集が完結するか、テンプレートが用意されているかなど、「ITに詳しくないスタッフでも扱えるか」という視点で確認することが大切です。

② 多言語対応機能

外国人スタッフが増えている介護現場では、多言語対応は重要なポイントです。
字幕の自動生成や翻訳機能が備わっているシステムであれば、教育のハードルを大きく下げることができます。

特に、映像+字幕で直感的に理解できる環境を整えることで、言語の違いによるミスや認識のズレを防ぐ効果が期待できます。

③ 記録システムとの連携

動画マニュアルは「作るだけ」で終わらず、日々の業務と連動してこそ価値を発揮します。
そのため、介護記録ソフトや業務システムと連携できるかも重要な判断基準です。

例えば、記録画面から該当マニュアルをすぐに確認できる仕組みがあれば、現場での活用頻度が高まり、教育と実務がスムーズにつながります。

④ 研修管理機能

動画を配信するだけでなく、「誰が・いつ・どこまで視聴したか」を管理できる機能も重要です。
視聴履歴や理解度テスト、進捗管理機能があれば、教育の見える化が可能になります。

これにより、「教えたつもり」「見たはず」といった曖昧な状態を防ぎ、確実な教育体制を構築できます。

⑤ コストパフォーマンス

費用対効果の視点も欠かせません。
初期費用や月額費用だけでなく、「教育時間の削減」「離職率の低下」「サービス品質の向上」といった効果まで含めて判断することが重要です。

単に安いシステムを選ぶのではなく、「現場に定着し、継続的に使われるか」という観点で総合的に評価しましょう。

介護現場で使える動画マニュアルシステム比較5選

介護現場での教育効率化・業務標準化に役立つ動画マニュアルシステムを厳選して5つ紹介します。
「作りやすさ」「現場での使いやすさ」「教育管理機能」の観点から、それぞれの特徴を整理しました。

①carebase(ケアベース)

介護記録×動画マニュアルが一体化した現場特化型システム

  • 記録・申し送り・マニュアルを一元管理
  • 動画・画像・テキストを組み合わせた教育が可能
  • 記録画面からマニュアルを即参照できる導線設計
  • 研修進捗や教育計画の管理にも対応

介護現場に特化して設計されており、「教育と実務をつなげたい施設」に最適なツールです。専用動画も作成可能。
記録業務と連動することで、マニュアルが“使われる仕組み”を作れる点が大きな強みです。

▶carebase(ケアベース)公式サイト

②Teachme Biz

誰でも簡単に作れるマニュアル作成・共有システム

  • スマホで簡単に動画・画像マニュアルを作成
  • テンプレートで統一された手順書を作れる
  • 多言語対応で外国人スタッフ教育にも強い
  • 業種を問わず導入実績が豊富

「作成のしやすさ」と「運用定着」に強みがあり、教育時間の削減や業務の標準化に貢献します。

▶Teachme Biz公式サイト

③tebiki

現場教育に特化した動画マニュアルツール

  • スマホで撮影→自動字幕生成
  • 外国人向けの翻訳機能が充実
  • 視聴履歴・理解度の可視化
  • 現場作業の教育に強い設計

製造・物流などでの実績が多く、「動画で直感的に伝える教育」を重視したい施設に向いています。

▶tebiki公式サイト

④ClipLine

多店舗・多拠点の教育を統一できる動画研修ツール

  • 動画配信+テスト機能で教育を標準化
  • 店舗・施設ごとの教育進捗を一元管理
  • 本部主導で教育レベルを均一化
  • データ分析で改善サイクルを回せる

複数拠点を運営する法人におすすめで、「教育のバラつきをなくしたい」場合に効果を発揮します。

▶ClipLine公式サイト

⑤care hint

介護業界特化の動画研修コンテンツ型サービス

  • 約500本の動画教材を提供
  • 介護の基礎〜応用まで体系的に学べる
  • 研修コンテンツを一から作る必要がない
  • 教育時間の削減に直結

自社で動画を作る余裕がない施設でも、すぐに教育体制を整えられる点が魅力です。

▶care hint公式サイト

介護施設におすすめの動画マニュアルはどれ?

ここまで比較してきた通り、動画マニュアルシステムにはそれぞれ強みがありますが、介護現場での“使いやすさ”と“定着しやすさ”を重視するなら「carebase(ケアベース)」が最もバランスの取れた選択肢といえます。

なぜcarebase(ケアベース)が介護施設におすすめなのか

最大の理由は、教育と日々の業務が分断されない設計にあります。

一般的な動画マニュアルシステムは「マニュアルはマニュアル」「記録は記録」と分かれているため、現場では次第に使われなくなるケースも少なくありません。
一方でcarebase(ケアベース)は、介護記録や申し送りといった日常業務の中に動画マニュアルを組み込めるため、“業務の流れの中で自然に使われる”仕組みが作れるのが大きな特徴です。

現場定着しやすい3つのポイント

① 記録とマニュアルが連動している
記録画面から該当するマニュアルをすぐに確認できるため、「わざわざ探す手間」がなく、現場での活用頻度が高まります。

② シンプルで直感的な操作性
ITに不慣れなスタッフでも使いやすく、特定の担当者に依存せず全員で運用しやすい設計。作業内容に合わせてスタッフ毎に必要なマニュアルを選択することも可能です。

③ 教育・研修の管理まで一元化できる
動画視聴だけでなく、教育の進捗管理や研修設計まで対応できるため、施設全体の教育体制を整えることができます。

迷ったら“現場で使われるか”で選ぶ

動画マニュアルシステム選びで最も重要なのは、機能の多さではなく現場で継続的に使われるかどうかです。

その点で、carebase(ケアベース)は「作るだけで終わらない」「業務の中で自然に活用される」設計がされており、教育時間の削減とサービス品質の向上を両立できるツールといえるでしょう。

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動画マニュアル作成のコツ【現場で使われるためのポイント】

動画マニュアルは「作ること」自体が目的ではなく、現場で活用されて初めて価値を発揮します。しかし実際には、「せっかく作ったのに見られない」「内容が分かりづらい」といった課題も少なくありません。ここでは、現場で“使われる”動画マニュアルを作るためのポイントを解説します。

POINT1:1本は短く(3〜5分以内)

動画が長すぎると、視聴のハードルが上がり、途中で離脱されやすくなります。
特に忙しい介護現場では、スキマ時間で見られることが重要です。

1本あたり3〜5分を目安に、要点を絞って作成することで、繰り返し視聴されやすくなります。

POINT2:1テーマ1動画にする

「入浴介助」「食事介助」など大きなテーマを1本にまとめてしまうと、必要な情報にたどり着きにくくなります。

「移乗の手順」「声かけのポイント」など、1動画1テーマに分けることで、現場で“必要な部分だけすぐ見られる”状態を作ることが大切です。

POINT3:実際の現場で撮影する

理想的な手順だけでなく、実際の現場に近い環境で撮影することも重要です。
リアルな動線や設備を反映することで、視聴者が自分の業務に置き換えて理解しやすくなります。

また、現場スタッフが出演することで、心理的なハードルが下がり、受け入れられやすくなる効果もあります。

POINT4:字幕・テロップを必ず入れる

動画は音声だけに頼ると、環境によっては理解しづらくなります。
字幕やテロップを入れることで、音が出せない状況でも学習でき、理解度も向上します。

特に外国人スタッフがいる場合は、多言語字幕を活用することで教育効果をさらに高めることができます。

POINT5:更新しやすい設計にする

介護現場のルールや手順は、法改正や運用変更によって変わることがあります。
そのため、一度作って終わりではなく、「更新しやすい構成」にしておくことが重要です。

動画を細かく分けておけば、一部だけ差し替えることができ、運用負担を抑えながら最新の状態を維持できます。

動画マニュアルを定着させる運用ポイント

動画マニュアルは、作成するだけでは効果を発揮しません。
「現場で継続的に使われる仕組み」を作ることが、教育効率化と品質向上のカギになります。ここでは、動画マニュアルをしっかり定着させるための運用ポイントを解説します。

POINT1:視聴ルールを明確にする

まず重要なのが、「いつ・誰が・どの動画を見るのか」を明確にすることです。
例えば、

  • 入社初日に必ず視聴する動画
  • 配属前に確認する業務別マニュアル
  • 定期的に見直す更新動画

といったルールを決めておくことで、動画視聴が“任意”ではなく“業務の一部”として定着します。

POINT2:研修フローに組み込む

動画マニュアルは単体で使うのではなく、既存の研修フローに組み込むことが重要です。

「動画視聴 → 実技指導 → 振り返り」といった流れを設計することで、理解度が高まり、実務への落とし込みがスムーズになります。
特にOJTと組み合わせることで、教育の質を大きく向上させることができます。

POINT3:管理者が活用を促進する

現場に定着するかどうかは、管理者の関わり方に大きく左右されます。
管理者が積極的に動画を活用し、

「まずはこの動画を見てから実務に入ろう」
「この手順は動画で確認しておこう」

といった声かけを行うことで、スタッフの利用頻度は大きく変わります。
“使う文化”を作ることが重要です。

POINT4:評価制度と連動させる

動画マニュアルの視聴や理解度を評価制度と連動させるのも有効です。
例えば、

  • 視聴完了を研修修了条件にする
  • 理解度テストの結果を評価に反映する

といった仕組みを取り入れることで、学習のモチベーションを高めることができます。

導入を検討している方へ|失敗しないためのアクションガイド

動画マニュアルシステムの効果を最大化するためには、「とりあえず導入する」のではなく、事前の準備と段階的な運用が重要です。ここでは、介護施設で失敗しないための具体的な導入ステップをご紹介します。

STEP1:目的と課題を明確にする

まずは、自施設の課題を整理することから始めましょう。

  • 新人教育に時間がかかっている
  • 指導内容が人によってバラついている
  • 外国人スタッフへの教育が難しい

など、「何を解決したいのか」を明確にすることで、選ぶべきシステムや運用方法が見えてきます。

STEP2:スモールスタートで導入する

最初から全業務を動画化しようとすると、現場の負担が大きくなり、挫折の原因になります。
まずは、

  • 入浴介助
  • 移乗介助
  • 食事介助

など、使用頻度が高く教育効果の大きい業務からスタートするのがおすすめです。小さく始めて成功体験を積むことで、現場への浸透がスムーズになります。

STEP3:現場スタッフを巻き込む

動画マニュアルは、現場の協力なしには定着しません。
実際に使うスタッフの意見を取り入れながら作成・改善することで、「使いやすいマニュアル」になります。
また、現場スタッフが作成に関わることで、当事者意識が生まれ、活用率の向上にもつながります。

STEP4:運用ルールを設計する

導入時に「どう使うか」を明確にしておくことが重要です。

  • 入社時に必ず視聴する動画
  • 配属前に確認するマニュアル
  • 定期的な見直しルール

など、業務フローに組み込むことで、自然と活用される環境を作ることができます。

STEP5:定着しやすいツールを選ぶ

最後に重要なのが、「現場で使い続けられるか」という視点でのツール選びです。

例えば、carebase(ケアベース)のように、記録や申し送りと連携しながら動画マニュアルを活用できるシステムであれば、業務の流れの中で自然に使われやすく、定着しやすいというメリットがあります。

「高機能かどうか」ではなく、現場に無理なくフィットするかどうかを基準に選ぶことが、導入成功のポイントです。

まずは“使われる仕組み”を意識することが成功のカギ

動画マニュアルの導入で成果を出すためには、ツールだけでなく「運用設計」が不可欠です。
小さく始めて、現場に合わせて改善しながら育てていくことで、教育の質と効率は着実に向上していきます。

これから導入を検討する方は、ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、自施設に合った形で動画マニュアル活用をスタートしてみてください。

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