carebase(ケアベース)コラム

2025.9.3 教育・人材育成

動画マニュアル × 記録連携で学びと業務を同時に効率化!教育コストを削減する方法

「動画マニュアル × 記録連携機能」で介護現場の教育コストを削減

介護現場では、新人スタッフの育成や現場での実務指導にかかる時間と負担が大きな課題となっています。
紙のマニュアルや口頭での教え方だけでは、教育担当者の工数が増え、教育期間も長引きがちです。その結果、現場の業務効率が落ちるだけでなく、記録漏れや手順のばらつきといったミスも起こりやすくなります。

こうした課題を解決する方法として注目されているのが、動画マニュアルと記録連携機能の活用です。
動画マニュアルは作業手順を映像で確認できるため、言葉だけでは伝わりにくい内容も理解しやすく、繰り返し学習することができます。また、記録連携機能を使うと、学びながら同時に業務の記録を残せるため、教育と日々の業務を効率よく進められます。

この記事では、動画マニュアル×記録連携機能の活用法や具体的な効果、導入のポイントをわかりやすく解説します。

介護現場の教育・指導の課題

介護現場では、新人スタッフの育成や日々の業務指導が重要ですが、教育担当者には大きな負担がかかります。
口頭での説明や紙のマニュアルだけでは手順の理解度に差が出やすく、指導に時間がかかることがあります。

現場の声を聞くと、こんなお悩みの声が…

  • 口頭だけだと覚えるまでに時間がかかる
  • 教育担当者の負担が大きく、通常業務と両立するのが大変
  • 新人が作業内容を正しく記録に残せているか不安
  • 人によって教え方や理解度に差が出てしまう

介護現場ではこのような教育と業務の両立が大きな課題となっており、効率的な学習方法や記録の仕組みが求められています。

carebase「動画マニュアル × 記録連携」の3つの特徴

介護現場で大きな負担となっている教育や指導の問題を解決するために役立つのが、介護ICTツールcarebaseの「動画マニュアル × 記録連携機能」です。

1. ご利用者ごとの個別マニュアル(ポイント)

carebase「動画マニュアル × 記録連携機能」では、ご利用者一人ひとりに合わせた個別マニュアルを作成できます。
各利用者の個別ポイントと連携し、注意点や介助手順を日々の記録タイミングで自動的に表示。必要な情報をその場で確認できるため、作業ミスを防ぎながら安全・正確に介助を行えます。

さらに、動画や画像を組み合わせて表示できるので、言葉だけでは伝わりにくい動作や手順も直感的に理解可能です。
現場での即時参照が可能なため、教育のサポートや新人スタッフの習熟にも大きく役立ちます。

2. 現場の業務動線を意識したデザイン

carebase「動画マニュアル × 記録連携機能」は、現場の業務動線に沿った使いやすさを重視して設計されています。ケアボードや連絡機能の操作画面上にマニュアルを配置することで、業務中でも即座にアクセス可能です。

また、手順を動画や写真で示すことにより、テキストだけでは伝わりにくいケア方法も確実に共有できます。
加えて、更新履歴管理により常に最新情報だけが参照できるため、古い情報に基づく誤ったケアの心配がなく、現場で「使われるマニュアル」として機能します。

3. 研修管理機能とセットで育成を効率化

carebase「動画マニュアル × 記録連携機能」とあわせて、研修管理機能を活用することで、職員育成をより効率的に進められます。法定研修の計画から実施状況までを職員ごとにトラッキングできるため、必要な研修を漏れなく管理可能です。

さらに、新人向けの学習フローをあらかじめ定義しておくことで、習熟度や進捗を可視化。
教育担当者は進行状況を一目で把握でき、必要に応じてフォローアップも行いやすくなります。担当者まかせにならず、計画的かつ効率的な育成をサポートします。

動画と記録の連携で、教育と業務がここまで変わる

1. ご利用者ごとの個別マニュアルで新人でも安心

例えば、入浴介助の際に「この方は左肩を支えてください」「呼びかけながら動作を確認してください」といった注意点を、記録画面に自動で表示。
動画で実際の介助手順を確認できるので、初めて対応する新人職員でも迷わず実施できます。
結果として、教育担当者がその都度付き添って説明する時間を大幅に減らせます。

2. 業務動線に沿った設計で“現場で使える”

ケアボードや連絡機能を開いたときに、そのまま関連するマニュアルへアクセス可能。

例えば食事介助の前に、最新の注意点や変更された姿勢保持方法を動画で確認してから対応できます。更新履歴は自動で管理されるため、古い情報を誤って使う心配がなく、常に「正しいやり方」が全員に共有されます。

3. 研修管理とセットで計画的な育成が可能

法定研修の進捗や新人研修の理解度をシステムで可視化できるため、「どの職員がどこまで習得しているか」が一目で分かります。

例えば、食事介助の動画を見た後に理解度テストを行い、未習得部分は再学習するフローを組み込むことで、担当者任せではなく一貫した教育が可能になります。
教育の負担を軽減しつつ、職員全体のスキルの底上げにつながります。

新人教育の負担をどれだけ減らせるのか?

介護現場では、新人が一人前になるまでにかなりの教育コストがかかります。
とくにOJT(先輩職員が新人に付き添いながら指導する研修)では、1人あたり平均50〜80時間の指導時間が必要とされています。

「動画マニュアル × 記録連携機能」を活用した場合

  • 教育時間を30%削減
  • 複数名を同時に採用した場合は、削減効果がさらに拡大

「動画マニュアル × 記録連携機能」により教育の担当者まかせを防ぎ、一定の水準で統一されたケアを提供できるようになります。

スムーズな運用のために

導入後の運用をスムーズにするために以下のサポートも用意されています。

  • 導入説明会の実施
    新機能の概要や活用方法をわかりやすく解説。現場全体での共通理解を促進します。
  • 個別レクチャー会(要望に応じて)
    操作に不安のある職員には、マンツーマンで操作指導を実施。ICTが苦手な方でも安心です。
  • 操作マニュアル動画の提供
    記録ソフトの操作方法を動画で確認できるため、後から振り返りや再学習が可能。

これらのサポート体制により、導入後も現場が迷うことなく「動画マニュアル × 記録連携機能」を活用できる環境が整えられています。

まとめ:教育の効率化と現場の安心を同時に実現

介護現場における新人教育やOJTは、時間も労力もかかる大きな課題です。
「動画マニュアル × 記録連携機能」を活用することで、

  • 個別マニュアルによる即時学習
  • 業務動線に沿った“現場で使える”仕組み
  • 研修管理と組み合わせた計画的な育成

が可能になり、教育の負担を大幅に軽減できます。

さらに導入説明会や個別レクチャー、操作動画の提供といったサポート体制が整っているため、ICTが苦手な職員でも安心して運用を始められます。

教育コストを削減しながらケア品質を高める仕組み、あなたの現場でも取り入れてみませんか?

介護記録ICTをご検討の方へ

誰でもカンタン・シンプルに。
記録を漏らさない、忘れない、見逃さない。

carebaseの詳細資料や導入事例集を無料でダウンロードいただけます。

コラム一覧へ

おすすめ記事