carebase(ケアベース)コラム
2025.12.23 ソフト・サービス紹介
【2025年版】介護記録アプリは無料で十分?おすすめ無料・有料アプリの比較
1. 介護記録アプリは無料で十分なのか?
介護現場の記録業務は、日々のケアと並行して行うため、どうしても負担が大きくなりがちです。近年はその負担を軽減する手段として、スマートフォンやタブレットで使える介護記録アプリの導入が進んでいます。
中でも「無料で使える」アプリは、コストを抑えながら始められる選択肢として注目されています。
一方で、実際に使い始めてみると「思ったより機能が足りない」「人数が増えたら使いづらくなった」と感じるケースも少なくありません。無料で十分な場合もあれば、運営を続ける中で有料アプリの必要性が見えてくる場合もあります。
本記事では無料で使える介護記録アプリの特徴と注意点を整理したうえで、有料アプリとの違いを分かりやすく比較します。
介護記録アプリ選びで迷っている方が、自分たちにとって納得のいく判断ができるよう、順を追って見ていきましょう。
2. 介護記録アプリとは?無料・有料共通の基本
介護記録アプリとは、利用者の状態やケア内容、申し送り事項などをスマートフォンやタブレットで記録・管理できるツールです。
紙やExcelで行っていた記録をデジタル化することで、入力の手間を減らし、情報共有をスムーズにします。無料・有料を問わず、基本的な役割は共通しています。
介護記録アプリの役割
- 利用者ごとのケア内容・経過を一元管理
- 職員間でのリアルタイムな情報共有
- 記録の抜け漏れ・転記ミスの防止
- 記録フォーマットの統一による業務標準化
モバイルアプリならではの特徴
- 現場でそのまま入力できる
- スマホ・タブレット対応で持ち運びやすい
- 写真添付・音声入力など直感的な操作
- 夜勤・訪問介護など時間制約のある業務と相性が良い
PC中心の記録ソフトとの違い
- 事務所に戻らず記録が完結する
- 記録と共有のタイムラグが少ない
- 現場負担の軽減につながる
3.無料アプリのメリット・デメリット
無料で使える介護記録アプリは、コストを抑えて導入できる点が大きな魅力です。特に、導入初期や小規模な運営では、記録のデジタル化を始めるきっかけとして有効な選択肢になります。一方で、無料であるがゆえの制約や注意点も理解しておく必要があります。
メリット
- 初期費用や月額費用がかからず導入しやすい
- お試し感覚で使い始められる
- 操作がシンプルでITに不慣れな職員でも扱いやすい
- 小規模施設や短期間の利用に向いている
デメリット
- 利用できる機能が限定されている
- 記録件数や利用人数に上限がある場合が多い
- データのバックアップや管理機能が弱い
- セキュリティ面で不安が残るケースがある
- サポート体制がほぼ用意されていないことが多い
無料アプリは「まず記録をデジタル化したい」という段階では十分役立ちますが、職員数の増加や業務の複雑化に伴い、運営面での限界が見えてくることも少なくありません。
施設の規模や将来的な運用を見据えたうえで、どこまで無料で対応できるかを判断することが大切です。
4.有料アプリのメリット・デメリット
メリット
- 記録・共有・管理まで一通りの機能が揃っている
- 利用人数や記録件数の制限が少ない
- セキュリティ対策やデータバックアップが充実している
- 法改正や運用変更への対応が行われる
- 電話・チャットなどのサポート体制が用意されている
デメリット
- 月額または年額の利用料金が発生する
- 使いこなせないとコストが無駄に感じやすい
- 機能が多く、導入初期に慣れが必要な場合がある
有料アプリは短期的なコストだけを見ると負担に感じやすいものの、記録業務の効率化やトラブル回避まで含めて考えると、結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースも多いのが特徴です。
無料アプリで感じやすい制限や不安を解消したい場合、有料アプリは現実的な選択肢となります。
5.無料介護記録アプリおすすめ3選
CareViewer(ケアビューアー)
CareViewerは、介護記録を中心にしたクラウド型アプリで、フリープラン(無料)を期限なしで提供している点が特徴です。
記録の入力・閲覧といった基本機能は無料プランでも利用でき、ペーパーレス化や記録の電子管理を始めたい事業所にとって導入しやすい構成となっています。
トリケアトプス
トリケアトプスは本来、有料の介護ソフトとして提供されているサービスですが、公式サイトでは一部の便利ツールを無料で公開しています。
要介護認定の一次判定やチェックリスト、簡易的なアセスメントなど、記録業務を補助するツールを期限なく使える点が特徴です。
ケア樹Free
ケア樹Freeは、月額利用料0円とされているクラウド型介護ソフトです。
記録・計画・請求など、介護業務全体をカバーする設計が特徴で、コストを抑えてシステム導入を検討する事業所から注目されています。
任意加入の有償サポートがありますので、必要なサポートを選ぶことが出来ます。
これにより運用コストを下げることが可能です。
6.有料介護記録アプリおすすめ5選
carebase(ケアベース)
ケアベースは、介護記録と業務マニュアルを一体で管理できる点が特徴のクラウド型アプリです。
スマートフォン・タブレット対応が前提となっており、現場での入力・確認を重視した設計がされています。
記録内容を標準化しやすく、職員間の認識差や記録品質のばらつきを抑えたい施設に向いています。
また、サポート体制や導入支援が用意されている点も、有料サービスならではの強みといえるでしょう。
- 中〜大規模事業所
- モバイル入力を中心に運用したい施設
- 記録と教育・マニュアルをまとめて管理したい場合
カイポケ
カイポケは、介護記録だけでなく、請求や経営支援まで含めた総合型サービスとして知られています。
記録アプリ単体というよりも、事業運営全体を一つのシステムで管理したい事業所向けの設計です。
機能が多い分、操作や設定には一定の慣れが必要ですが、業務をまとめて効率化したい施設にとっては選択肢になります。
向いている施設
- 記録と請求・経営管理を一体化したい施設
- 小〜中規模事業所
Care-wing(ケアウィング)
Care-wingは、訪問介護・訪問看護領域での利用が多い介護記録アプリです。
スマートフォンでの入力を前提としたUIで、外出先での記録やリアルタイム共有を重視した設計が特徴です。
訪問系サービスで、記録の持ち帰り作業や転記を減らしたい場合に検討されることが多いアプリです。
向いている施設
- 訪問介護・訪問看護事業所
- 現場入力・移動中の記録を重視する運用
ほのぼのNEXT
ほのぼのNEXTは、介護業界で長く使われてきたソフトの流れを汲むサービスで、安定性と網羅性に強みがあります。
記録だけでなく、計画書や請求など幅広い業務に対応しており、施設系サービスでの導入実績も多いのが特徴です。
一方で、モバイル操作よりもPC中心の運用を想定した設計となっているため、現場入力の比重によっては検討が必要です。
向いている施設
- 特養・老健などの施設系サービス
- PC中心で業務を行う体制の事業所
ケア樹(有料プラン)
ケア樹は、記録・計画・請求までをカバーするクラウド型介護ソフトです。
有料プランでは、無料版では制限されていた機能やサポートが拡張され、実運用向けの構成になります。
比較的シンプルな画面構成で、クラウド型に切り替えたい事業所が検討するケースが見られます。
向いている施設
- クラウド型への移行を検討している事業所
- 記録から請求まで一連で管理したい施設
7.無料・有料の違いから考える介護記録アプリの選び方
介護記録アプリは、無料・有料という区分だけで良し悪しが決まるものではありません。
重要なのは、「自分たちの運用段階に合っているかどうか」です。
ここでは、無料と有料の違いを整理しながら、どのような基準で選ぶべきかを比較表で考えていきます。
| 比較項目 | 無料アプリ | 有料アプリ |
|---|---|---|
| 機能比較 |
|
|
| セキュリティ比較 |
|
|
| サポート比較 |
|
|
| コスト比較(長期視点) |
|
|
8.施設規模別おすすめ(小規模・中規模・大規模)
介護記録アプリは、どれが一番優れているかではなく、
施設の規模や運用段階に合っているかが重要です。
ここでは、職員数や記録量を目安に、現実的な選び方を整理します。
小規模施設(〜20名程度)
小規模施設では、記録量や利用人数が限られているため、シンプルで導入しやすいアプリが向いています。
無料アプリや低価格帯の有料アプリでも、
・記録の電子化
・情報共有の簡略化
といった目的は十分に達成できます。
ただし、職員ごとの記録の書き方がバラつきやすいため、入力ルールをある程度統一できる設計かどうかは確認しておきたいポイントです。
選び方の目安
- 操作が直感的で覚えやすい
- モバイル入力に対応している
- 無理なく続けられるコスト感
中規模施設(20〜50名程度)
中規模施設になると、職員間の情報共有や記録管理の負担が一気に増えます。
この規模では、有料アプリのスタンダードプランを検討する施設が多くなります。
記録の検索や履歴管理、職員ごとの権限設定が整っていることで、業務効率や記録の質を安定させやすくなります。
また、モバイル入力を本格的に使う場合、サポート体制の有無が運用定着に影響します。
選び方の目安
- 権限管理・履歴管理ができる
- 記録の標準化がしやすい
- 導入・運用サポートがある
大規模施設(50名以上)
大規模施設では、無料アプリや簡易的な有料プランでは運用が追いつかなくなるケースがほとんどです。
記録業務はもちろん、
- 多職種間の情報共有
- 監査・指導対策
- 長期的なデータ管理
までを見据えた、有料プレミアムクラスのアプリが現実的な選択となります。
この規模では、価格よりも「トラブルなく使い続けられるか」「サポートが機能するか」が重要になります。
選び方の目安
- セキュリティ・管理体制が明確
- 利用人数が増えても運用が安定
- ベンダーのサポート体制が充実
9.コスパで選ぶならcarebase(ケアベース)
介護記録アプリのコストパフォーマンスは、月額料金の安さだけで判断できるものではありません。
導入後にどれだけ手間が減り、運用が安定するかまで含めて考える必要があります。
その視点で見ると、carebase(ケアベース)は、コスパ面で検討しやすい選択肢といえます。
コスパ面で評価しやすいポイント
- 介護記録と業務マニュアルを一体で管理できる
- モバイル入力を前提とした設計で、現場記録が定着しやすい
- 記録ルールを共有しやすく、記録品質のばらつきを抑えやすい
- 使われにくい機能を省いた構成で、価格とのバランスが取りやすい
- 小〜中規模事業所でも無理なく使い続けやすい
こんな施設に向いている
- 無料アプリからのステップアップを検討している
- モバイル入力を本格的に活用したい
- 記録業務と教育・引き継ぎをまとめて効率化したい
10.補助金を活用して、有料アプリの負担を抑えるという選択
有料の介護記録アプリは、初期費用がネックになりがちですが、ICT化を支援する補助金制度を活用できれば、実質的な導入負担を抑えられる可能性があります。
補助金は、有料アプリ導入のハードルを下げるための手段のひとつです。
運用効果とあわせて考えることで、コスト面の判断がしやすくなります。
11.まとめ
介護記録アプリは、無料・有料のどちらが正解というものではなく、施設の規模や運用状況に合っているかが重要です。
無料アプリは、記録の電子化を始める段階や小規模運営には有効ですが、記録量や職員数が増えると、運用面で限界が見えてくることもあります。
その場合は、有料アプリを検討することで、記録の質の安定や業務効率の向上につながりやすくなります。
補助金を活用できれば、導入時の負担を抑えることも可能です。
まずは現場の課題を整理し、無理なく使い続けられる介護記録アプリを選ぶことが大切です。