carebase(ケアベース)コラム
2026.7.28
排泄記録の書き方|必須項目・便の性状・すぐ使える文例集
排泄記録は、時間・量・性状・排泄方法・本人の様子の5つをそろえ、観察した事実を簡潔に書くのが基本です。この5要素をブリストル便形状スケールなどの共通のものさしで書けば、担当者が代わっても同じ状態が正確に伝わります。この記事では、必ず書く基本項目と便の性状の書き方を中心に、そのまま使える文例から、記録をケアや制度に活かす視点までを現場目線で解説します。
排泄記録を誰が書いても伝わる形にそろえたい方は
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排泄記録に必ず書く5つの基本項目
5つの基本項目をそろえておくと、担当者が代わっても同じ状態を再現できる(出典: 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定」等の公的情報を基に作成)
排泄記録に必ず書くのは、時間・回数、量、性状(色・形・におい)、排泄方法、本人の様子の5要素です。この5つがそろっていれば、後から読んだスタッフや看護師が利用者の状態を再現でき、健康変化の把握や事故の予防につながります。排せつ支援加算のスクリーニングでも排泄パターンや失禁の有無が評価対象になっており(厚生労働省 令和6年度介護報酬改定、2026年7月時点)、日々のこの5項目がその土台になります。
排泄記録は、健康状態を把握し、ケアの質をそろえ、事故やトラブルを防ぐための情報源です。介護記録全体の考え方や5W1Hでの整え方は「介護記録の書き方完全ガイド」でも解説しています。まずは5項目それぞれの書き方を具体的に見ていきます。
| 項目 | 書く内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| 時間・回数 | 排泄した時刻と、その日の回数 | 10:30 排尿1回 |
| 量 | 多い・普通・少ない(オムツは尿量の目安) | 中等量/少量 |
| 性状 | 色・形・におい(便はブリストル7段階) | 普通便・4型・黄褐色 |
| 排泄方法 | トイレ・ポータブル・オムツ・尿器 | トイレ誘導で自立 |
| 本人の様子 | 訴え・残便感・失禁・表情など | 残便感の訴えあり |
出典: 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定」等の公的情報および介護実務で一般的な記録基準を基に作成
1. 排泄の時間・回数
まず記録するのは、排泄があった時刻と、その日の合計回数です。時刻を残すことで、朝食後や就寝前など排泄が起こりやすい時間帯が見え、トイレ誘導のタイミング設計に使えます。回数は、便秘や下痢、頻尿の早期発見に直結します。
「午前中に排尿が集中する」「3日排便がない」といった傾向は、時刻と回数を毎回残して初めて分かります。単発の記録ではなく、日をまたいで比べられる形で書くことが大切なポイントになります。
2. 量(多い・普通・少ない)の書き方
量は、施設内で基準をそろえた表現で書きます。尿は「多量・中等量・少量」、便は「多量・普通・少量」など、あらかじめ決めた区分を全員が同じ意味で使うと、担当が代わっても比較できます。オムツ交換時は尿量の目安(パッドの吸収量など)を添えると、水分管理の判断材料になります。
数値化が難しい量こそ、言葉の定義をそろえておくと、後からのパターン比較がしやすくなります。「たくさん」「少し」といった人によって幅の出る表現は避け、施設の基準語に置き換えて記録します。
3. 性状(色・形・におい)とブリストル便形状スケール
便の性状は、ブリストル便形状スケールを使うと担当者間でブレずに書けます。ブリストル便形状スケールは、便の形状を1から7の7段階に分類する、介護・医療現場で広く使われるものさしです。「軟らかい」「硬い」といった感覚的な言葉ではなく、番号と型で記録すると、下痢や便秘の傾向を客観的に共有できます。
| 型 | 状態 | 記録の目安 |
|---|---|---|
| 1型 | コロコロした硬い塊 | 強い便秘傾向 |
| 2型 | 短く固まった硬便 | 便秘傾向 |
| 3型 | 表面にひび割れのあるソーセージ状 | やや硬め |
| 4型 | 表面が滑らかなソーセージ状(バナナ状) | 理想的な普通便 |
| 5型 | 軟らかい半固形 | やや軟らかい |
| 6型 | 不定形・泥状 | 軟便 |
| 7型 | 水様で固形物なし | 下痢 |
出典: 介護・医療現場で一般的に用いられる便形状の分類(ブリストル便形状スケール)を基に作成
色(黄褐色・黒色・血液混入など)とにおいの変化も、消化管の異常を知らせるサインです。いつもと違う色やにおいがあれば、型番号とあわせて具体的に書き残します。
4. 排泄方法(トイレ・ポータブル・オムツ)
排泄方法は、トイレ・ポータブルトイレ・尿器・オムツのどれで行ったかを書きます。同じ「排尿あり」でも、トイレで自立できたのか、オムツ内だったのかで、自立度の変化やケアの見直しの必要性がまったく変わります。誘導や介助の有無もあわせて残すと、ケアプランの評価につながります。
「トイレ誘導で自立排尿」「ポータブルトイレへ一部介助で移乗」のように、場所と介助の程度をセットで書くのがわかりやすい書き方です。
5. 本人の様子・訴え
最後に、本人の様子や訴えを書きます。腹痛・残便感・排尿時の違和感といった訴え、失禁の有無、表情や落ち着きのなさなどは、数値には表れない体調変化の手がかりです。観察した事実として残すことで、看護師や医師への報告の判断材料になります。
ここで注意したいのは、様子は「観察した事実」を書き、書き手の推測で決めつけないことです。「痛そう」ではなく「下腹部を押さえ、痛みを訴える」のように、見えた行動と聞こえた訴えを分けて記録します。
排泄記録の質は、この5項目をそろえて書けるかどうかで大きく変わります。迷ったときは、時間・量・性状・方法・様子の5要素に立ち返り、観察した事実を簡潔に残すことが、伝わる記録の出発点になります。
排泄記録はどこまで書く?詳しく書くケースと簡潔でよいケース
「別のスタッフが同じ状態を思い浮かべられるか」を基準に詳しさを調整する(出典: 介護実務で一般的な記録基準を基に作成)
排泄記録は「毎回すべてを詳しく」ではなく、変化や異常があるときは詳しく、平常時は簡潔に、と書き分けるのが基本です。情報を詰め込みすぎると、申し送りや実地指導で本当に伝えたい変化が埋もれてしまいます。記録の目的は健康変化の把握なので、強弱をつけて書くことが読み手のためになります。
詳しく書くべきケース(異常・変化があったとき)
いつもと違う状態や、対応が必要だった場面は、詳しく書きます。下痢や便秘が続く、血便や黒色便が出た、強い腹痛の訴えがある、失禁が増えた、といった変化は、時刻・性状・本人の訴え・実施した対応・報告先まで具体的に残します。
たとえば泥状便が続く場合は、6型が何回続いたか、水分摂取や食事との関連、看護師への報告と指示の有無まで書くと、その後の判断に役立ちます。異常時の記録は、後から経過を追える情報量が求められます。
簡潔でよいケース(平常時)
いつもどおりで特記事項がない排泄は、簡潔に書いて構いません。「10:30 トイレ排尿・中等量・普通便4型」のように、5項目を短くそろえれば十分です。平常時まで長文にすると、記録に時間がかかるうえ、変化のある記録が目立たなくなります。
簡潔な記録でも、量と性状の区分をそろえておけば、後からパターンを比較できます。短くても必要な要素は落とさない、という意識を全員で共有しておきます。
迷ったときの判断基準
どこまで書くか迷ったら、「この記録だけを見た別のスタッフが、同じ状態を思い浮かべられるか」を基準にします。再現できないと感じたら情報が足りず、逆に読み手が要点を拾えないほど長ければ整理が必要です。異常・変化・対応があったかどうかが、詳しく書くかどうかの分かれ道になります。判断に迷う場面が続くなら、施設内で「これがあったら詳しく書く」という項目(血便・強い腹痛・失禁の増加など)をあらかじめ決めておくと、書き手による差が小さくなります。
排泄記録の文例をチームで共有して使いたい方は
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排泄記録で押さえる書き方の5つのポイント
伝わる排泄記録には、客観的・簡潔・変化優先・共有前提・ケア連動という5つのポイントがあります。この5点を意識すると、同じ出来事でも読み手に正確に届く記録になります。書く量を増やすより、この観点で質を整えるほうが、健康変化の把握という目的に近づきます。
1. 客観的に書く(主観を避ける)
記録は、観察した事実を書きます。「気分がよさそう」ではなく「笑顔で会話に応じる」のように、見えた行動・聞こえた訴えに置き換えます。主観的な評価は人によって解釈が分かれ、状態の共有を妨げます。
2. 簡潔でわかりやすく書く
一文を短くし、5項目を過不足なく並べます。専門用語や略語は施設内で統一し、初めて読む人にも伝わる言葉を選びます。読みやすさは、申し送りの正確さに直結します。
3. 変化・異常を優先して書く
平常時よりも、変化や異常を優先して具体的に書きます。前回との違い(回数が増えた、性状が軟らかくなった)は、体調変化の入り口です。変化を最初に書くと、読み手が要点を見落としません。
4. 誰が読んでも同じ状態が伝わる表現にする
記録は、書いた本人だけでなく多職種が読みます。看護師・機能訓練指導員・ケアマネジャーが同じ状態を思い浮かべられるよう、量や性状の区分をそろえ、書式を統一します。書式をそろえることが、多職種連携の前提になります。
5. ケアプランとの関連を意識する
排泄記録は、ケアプランの目標とつなげて書くと価値が高まります。「トイレでの自立排泄」を目標にしているなら、誘導での成否や介助量の変化を残すことで、計画の評価材料になります。日々の記録が、次のケアの根拠になります。
そのまま使える排泄記録の文例・記入例
ここでは、場面別の排泄記録の文例を示します。いずれも、時間・量・性状・方法・本人の様子・対応を組み合わせた記入の型です。自施設の基準語や利用者の状態に合わせて言葉を調整して使ってください。ケース記録全体の書き方は「介護ケース記録の書き方マニュアル」もあわせて参考になります。
排尿の記録文例
10:30 トイレ誘導にて自立排尿。中等量、淡黄色。排尿時の違和感の訴えなし。
回数が多い、または少ない場合は「本日排尿6回、いずれも少量」のように、傾向が分かる形で書きます。水分摂取量とあわせて見ると、脱水や頻尿の早期把握に役立ちます。
排便の記録文例
14:00 トイレにて排便あり。普通便(4型)、中等量、黄褐色。腹部症状の訴えなし。
便は形状を型番号で残すのがポイントです。「排便あり」だけでなく、量・型・色を添えることで、便秘や下痢の傾向を後から追えます。
介助を行った場合の文例
20:00 ポータブルトイレへ一部介助で移乗し排尿。中等量。立位保持は安定、ふらつきなし。
介助の程度(自立・一部介助・全介助)と、移乗や立位の様子を書くと、自立度の変化を評価できます。
異常・注意が必要なときの文例
15:20 泥状便(6型)少量あり。本日3回目。腹痛の訴えはないが、看護師へ報告し経過観察の指示を受ける。水分摂取を促す。
異常時は、性状・回数・訴え・報告先・実施した対応まで残します。報告と指示の有無を書くことで、その後の対応の根拠になります。
失禁・トラブル時の文例
3:10 巡回時、オムツ内に多量の失禁を確認。皮膚に発赤なし。陰部洗浄し交換。本人は入眠中で覚醒なし。
失禁は、量・皮膚の状態・実施したケアを記録します。皮膚トラブルの兆候(発赤・かぶれ)を毎回確認して残すと、スキンケアの見直しにつながります。
夜間帯の記録文例
2:00・5:00 いずれもオムツ内排尿、中等量。入眠は良好。覚醒や不穏なし。
夜間は、排泄の有無と睡眠の状態をあわせて書きます。夜勤帯の記録の残し方や申し送りのコツは「介護夜勤の記録・申し送り」でも整理しています。
本人の様子・感情を含めた文例
16:00 トイレにて排便(4型・中等量)。「すっきりした」と笑顔で話される。表情穏やか。
本人の言葉は、かぎ括弧で発言として残すと、様子が正確に伝わります。書き手の推測ではなく、聞こえた言葉と見えた表情を分けて書くのがポイントです。
水分・生活状況と関連づけた文例
本日水分摂取800ml。排尿4回・いずれも少量、色濃い。夕方に活気の低下あり、水分摂取を促す。
排泄は、水分摂取や食事、活動量と切り離せません。尿量が少なく色が濃いといった記録は、水分摂取量とあわせて見ることで脱水の早期把握につながります。排泄だけを単体で見るのではなく、生活状況と関連づけて書くと、ケアの手がかりが増えます。
やりがちな排泄記録のNG例と改善のしかた
「後から状態を再現できるか」を基準にNG記録を具体的な記述へ直す(出典: 介護実務で一般的な記録基準を基に作成)
排泄記録でよくあるNGは、情報が足りない・主観だけ・毎回同じ文の3つです。いずれも「後から状態を再現できない」という共通の問題を抱えています。ここでは典型的なNG例と、改善の書き方を並べて示します。
「普通便あり」だけの記録
「普通便あり」だけでは、量・型・時間が分からず、変化を追えません。改善するなら、「14:00 排便あり・普通便4型・中等量」のように、時間・性状・量を添えます。ひと手間で、記録が比較できる情報に変わります。
主観だけの表現
「元気そう」「調子が悪そう」といった主観だけの記録は、読み手によって解釈が分かれます。「下腹部を押さえ、痛みを訴える」のように、観察した行動と訴えに置き換えます。事実で書くと、看護師への報告判断もしやすくなります。
毎回同じ文の繰り返し
同じ定型文をコピーし続けると、変化があっても見過ごされます。平常時は簡潔で構いませんが、量や性状、本人の様子など、その日の実際を反映させます。記録は「変化に気づくための道具」だという視点を持つことが改善につながります。
排泄記録をケア改善と制度活用につなげる書き方
排泄記録は、書いて終わりではなく、蓄積してパターンを読み、ケア改善と加算算定に活かす資産です。1回ごとの記録を時系列で見ると、排泄リズムや便秘・失禁の傾向が見え、ケアプランの見直しや排せつ支援加算の評価につながります。日々の記録を「後から使える形」で残すことが、ケアの質と施設の評価の両方を支えます。
記録の蓄積で見える排泄パターン
排泄記録は、日をまたいで並べると排泄リズムが見えてきます。排尿・排便の時間帯、便の型の推移、失禁が起きやすい時間などは、単発では気づけません。パターンが分かれば、トイレ誘導の時間設計や水分・食事の調整という具体的なケアに落とし込めます。
このとき、量や性状の区分がそろっていないと、集計しても傾向が読めません。パターンを読める粒度で記録することが、蓄積を活かす前提になります。
多職種連携・ケアプランへの活用
排泄記録は、看護師・医師・機能訓練指導員・ケアマネジャーが共有する情報です。便秘傾向のデータは服薬調整の検討材料になり、失禁の記録はスキンケアや排泄自立支援の見直しにつながります。誤薬や服薬の管理と合わせて見るケースもあり、安全管理全体の一部として機能します(関連: 介護施設の誤薬対策)。
記録が多職種で読める書式になっていれば、申し送りや会議での認識のズレが減り、ケアの方針をそろえやすくなります。
排せつ支援加算・LIFEで求められる記録(別紙様式6)
排泄記録は、排せつ支援加算の一次データとしても使われます。排せつ支援加算はLIFE関連加算の一つで、排尿・排便に介助が必要な利用者を対象に、別紙様式による排泄状態のスクリーニングと支援計画の作成・評価が求められます(厚生労働省 令和6年度介護報酬改定、2026年7月時点)。令和6年度の改定では、LIFE関連加算のデータ提出頻度が整理されました。
比較軸で見ると、排泄パターンや失禁の有無を評価する加算の様式は、日々の排泄記録と評価項目が重なります。だからこそ、加算や自立支援まで見据える施設は、時間・量・性状・失禁を「後から様式に転記できる粒度」で記録しておくのが合理的です。なお、記録の保存は運営基準で原則2年間(自治体の条例で5年とする例もあります)とされているため、後から参照できる形で残すことも欠かせません(2026年7月時点。保存年数の詳細は所管の自治体窓口でご確認ください)。排泄記録は、パターンが読める粒度でそろえておくほど、ケア改善にも加算算定にも活きる情報になります。
紙の記録とデジタル記録の違い|排泄記録を効率化する視点
集計・多職種共有・様式転用を日常的に行うならデジタルが有利になる(出典: 厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数」を基に作成)
排泄記録の効率化を考えるときは、「記入のしやすさ」だけでなく「後から集計・共有・様式出力できるか」を軸に手段を選ぶのが合理的です。紙のチェック表は記入が手軽ですが、蓄積したデータの集計やパターン化、多職種への共有には手間がかかります。厚生労働省の推計では、2040年度に必要な介護職員は約272万人で、2022年度より約57万人多くの人材が必要とされています(厚生労働省 第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数、令和6年7月12日公表)。限られた人員で記録の質を保つほど、集計や共有の手間が効率を左右します。
手書き・紙記録の課題
紙のチェック表は、その場での記入が簡単で導入もしやすい方法です。一方で、月単位で排泄パターンを集計する、複数職種で同時に確認する、加算の様式に転記する、といった場面では手作業が増えます。転記の過程で書き間違いが生じやすい点も、紙記録の弱点です。
つまり紙は「書く」段階では強いものの、「集めて活かす」段階で手間がかかります。記録をケア改善や加算に使う頻度が高い施設ほど、この負担が積み上がります。
デジタル記録で変わること(比較表)
デジタル記録は、入力した排泄データをそのまま集計・グラフ化・共有できるのが特徴です。下の表は、評価軸をそろえて紙とデジタルを同じ粒度で並べたものです。どちらが優れているかではなく、自施設が記録を何に使うかで向き不向きが変わります。
| 評価軸 | 紙・手書きのチェック表 | デジタル記録(記録システム) |
|---|---|---|
| 記入のしやすさ | 手軽・導入が容易 | 慣れるまで操作の習熟が必要 |
| 集計・パターン化 | 手作業で集計が必要 | 自動で集計・時系列表示 |
| 多職種での共有 | 現物の閲覧・回覧が必要 | 同じデータを同時に共有 |
| 様式(LIFE等)への転記 | 手作業で転記 | 記録データを転用しやすい |
| 費用の考え方 | 用紙代中心で低コスト | 月額等の費用が発生 |
出典: 各記録手段の一般的な特徴を、記録の集計・共有・様式活用の観点で整理して作成
比較軸で見ると、記録を「書いて残す」だけなら紙でも足ります。一方、集計・パターン化・多職種共有・様式への転用を日常的に行う施設では、デジタル記録のほうが手間を減らせます。CareBase(ケアベース)は、介護記録・申し送り・教育をクラウドで一元化し、記録の入力から蓄積・共有までを一つの流れで扱う機能を備えています。排泄記録を効率化するなら、記入の手軽さよりも「集計・共有・様式出力までできるか」を判断軸にするのが実務的です。
記録・申し送り・教育を一元化するならCareBase(ケアベース)
排泄記録の入力から蓄積・多職種共有までを一つにまとめたい施設には、記録・申し送り・教育を一元化できるツールが選択肢になります。CareBase(ケアベース)は、介護記録・申し送り・動画マニュアルによる教育・多言語対応をクラウドで一元化する介護施設向けの業務支援システムです。排泄記録の文脈では、入力した記録をそのまま申し送りや蓄積データとして扱えるため、紙のチェック表で生じる転記や回覧の手間を減らせます。
記録の書式を施設内でそろえ、多職種が同じデータを参照できる状態は、これまで見てきた「誰が読んでも同じ状態が伝わる記録」の実現にもつながります。機能・料金・導入の要件は資料で確認できます。
紙の排泄記録からの切り替えを検討している方は
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よくある質問(FAQ)
排泄記録は毎回書かないといけませんか?
排泄の有無にかかわらず、確認したタイミングで記録するのが基本です。排泄があった場合はもちろん、「巡回時に排泄なし」といった確認の事実も、便秘の把握や次の誘導判断に使えます。記録の頻度や様式は施設の運営基準に沿って定めます。平常時は5項目を簡潔に、変化時は詳しく、と書き分けると負担を抑えられます。
便の量は「多い・普通・少ない」で書いてよいですか?
施設内で区分の意味をそろえていれば、「多い・普通・少ない」で問題ありません。大切なのは、全員が同じ基準でその言葉を使うことです。便の形状はブリストル便形状スケールの型番号を添えると、量と性状の両面から状態を共有できます。曖昧さをなくすほど、後からの比較がしやすくなります。
排泄記録に本人の様子など主観を書いてよいですか?
本人の様子は、観察した事実として書けば記録に含めて構いません。避けたいのは、書き手の推測による決めつけです。「すっきりした様子」ではなく「『すっきりした』と話される」「表情穏やか」のように、見えた行動・聞こえた言葉に置き換えます。事実で書くことで、多職種が状態を正確に共有できます。
排泄記録の保存期間はどのくらいですか?
介護保険の運営基準では、サービス提供に関する記録は原則として完結の日から2年間の保存が求められます。ただし、保険者である自治体の条例で5年間とする例もあります(2026年7月時点)。保存年数は施設のある自治体によって異なるため、詳細は所管の窓口で確認してください。記録の法的な要件は「介護記録の法的要件と保管期間」でも解説しています。
排泄記録のデジタル化に補助金は使えますか?
介護記録システムの導入には、自治体や国の補助・助成が使える場合があります。対象や補助率、申請時期は制度と年度によって変わるため、詳しくは「介護ソフトの補助金まとめ」で確認し、最新の要件は所管の窓口で確かめてください。補助の可否は、記録のデジタル化を検討する際の費用面の判断材料になります。
まとめ
排泄記録は、時間・量・性状・排泄方法・本人の様子の5項目を、観察した事実として簡潔に書くのが基本です。便の性状はブリストル便形状スケールの型番号でそろえ、平常時は簡潔・変化時は詳しく、と書き分けることで、担当者が代わっても同じ状態が伝わる記録になります。こうして蓄積した記録は、排泄パターンの把握や多職種連携、排せつ支援加算の評価にもつながる資産になります。まずは自施設の記録に、5項目と性状の区分がそろっているかを確認することから始めてみてください。
記録・申し送り・教育の情報共有を一つにまとめたい方は
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carebase(ケアベース)では、現場に定着する介護記録システムとして、多くの事業所でご活用いただいています。
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