carebase(ケアベース)コラム

2026.7.7

【2026年版】高齢者バイタル正常値一覧|血圧・体温・SpO2を『基準値』と『普段との差』で見る方法

高齢女性の血圧を測定する介護福祉士(バイタル測定・健康観察のイメージ)

介護現場で参照されるバイタルの正常値は、情報源によって数値の幅があります。特に血圧は2025年に学会の管理目標が改訂され、診断基準と治療中の管理目標が別概念であることを踏まえて読む必要があります。この記事では、高齢者のバイタル正常値を一次出典つきで整理し、絶対基準だけでなく「その人の普段との差」で変化を捉える視点まで、現場の判断に直結する形で解説します。

なお、バイタルチェックの目的・測定する5項目の役割や測定手順、測定ミスを防ぐコツは別記事バイタルチェックとは|介護現場での目的と手順で整理しています。本稿は「正常値の読み方」に焦点を絞って解説します。

高齢者バイタルの正常値一覧【一次出典つき】

体温36℃台・脈拍60〜100回/分・血圧管理目標130/80未満・呼吸12〜20回/分・SpO2 96〜99%の5項目を正常値と高齢者の留意点で並べた正常値一覧図

5項目の正常値の目安と高齢者で押さえる留意点を一覧化(出所: 健康長寿ネット(長寿科学振興財団)・日本高血圧学会JSH2025・日本呼吸器学会の各一次出典を基に作成、2026年6月時点)

高齢者のバイタル正常値の目安は、体温36℃台・脈拍60〜100回/分・SpO2 96〜99%で、血圧は治療中の管理目標で130/80mmHg未満とされています。

介護現場向けの解説記事では、血圧の基準値が「120/80」「130/80未満」「140/90未満」「年齢別」とサイトごとに食い違うことがあります。これは情報の質の差というより、「高血圧の診断基準」と「治療中の管理目標」という別々の概念が混在しているためです。基準の出どころと年度を確認すると、数値の意味を取り違えずに済みます。以下に、項目ごとの目安値を一次出典とともに整理します。

項目 高齢者の正常値の目安 一次出典 高齢者で押さえる留意点
体温 おおむね36℃台(平熱は低めになりやすい)。37.5℃以上で発熱、38.0℃以上で高熱 健康長寿ネット(長寿科学振興財団) 平熱が低く熱が出にくい。普段との差が重要
脈拍 安静時60〜100回/分が目安。100回以上は頻脈、60回以下は徐脈 健康長寿ネット(高齢者の不整脈) リズムの乱れも観察。自覚症状が出にくい
血圧 治療中の管理目標は130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満) 高血圧管理・治療ガイドライン2025解説 起立性低血圧・入浴前後の変動に注意
呼吸 一般的な目安として12〜20回/分。リズム・深さ・呼吸音も観察 (学会一次で固定できないため目安・幅で提示) 苦しそうでないか全体を観察
SpO2 96〜99%が標準値。90%以下は呼吸不全の可能性 日本呼吸器学会 呼吸器Q&A 慢性疾患で普段から低い人もいる。普段との差で見る

データ出所: 上表の各一次ソース(厚生労働省所管の公益財団・各学会、2026年6月時点)を横断統合。呼吸数は学会の一次基準を特定できなかったため、目安・幅として扱い数値は断定していません。

血圧は「診断基準」と「管理目標」を分けて読む

血圧の数値が分かれて見えるのは、診断基準と管理目標が別物だからです。日本高血圧学会の「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025、2025年8月29日発行)」では、診察室血圧で140/90mmHg以上を高血圧130〜139/80〜89mmHgを高値血圧120/80mmHg以上を正常高値血圧と分類しています(JSH2025解説、2026年6月時点)。

一方で、降圧目標は2025年改訂で大きく変わりました。従来のJSH2019では75歳以上の高齢者は「140/90mmHg未満」と区別されていましたが、JSH2025では患者背景によらず全年齢で診察室130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満)に一本化されています(同)。介護現場で「血圧130/80未満が目安」と説明される根拠はこの管理目標であり、「140/90以上=高血圧」という診断基準とは別の数字です。

ただし、ここで数値だけを絶対のものとして見るのは早すぎます。ガイドラインでも、急性疾患や症候性低血圧、高齢者のフレイルなど個人差を考慮し、有害事象が生じない範囲で個別に目標を設定すべきとされています(同)。施設職員としては、数値の出どころ(診断か管理目標か)と年度を確認したうえで、利用者の状態とあわせて読むのが実務的です。個別の降圧目標や服薬の判断は、主治医・看護師の管理に委ねる前提を崩さないことが大切です。

要点: 血圧の「140/90以上=高血圧(診断基準)」と「130/80未満を目指す(治療中の管理目標)」は別概念。介護記録では、利用者ごとの平常値と主治医の指示値をあわせて見ます。

体温・脈拍・呼吸・SpO2が示す体調変化

数値の意味を理解しておくと、異常に気づいたときの初動が変わります。それぞれの項目が体の何を反映しているかを項目ごとに整理します。なお血圧は前項のとおり管理目標で読みますが、立ち上がった際の急な低下(起立性低血圧)がふらつきや転倒の引き金になりやすく、入浴前後の変動とあわせて注意が必要です。

体温

体温は感染症や炎症、脱水のサインとして動きます。高齢者は体温調節機能が低下しているため発熱が出にくいだけでなく、夏場は熱がこもりやすく、冬場は低体温に傾きやすい傾向があります。健康長寿ネットでは、水分が足りないと汗もかけず尿に熱を捨てることもできなくなり、さらに熱がこもりやすくなると説明しています(健康長寿ネット、2026年6月時点)。35℃台の低体温が続く場合も体調不良の可能性があるため、高い側だけでなく低い側の変化も見ます。

脈拍

脈拍は心臓の働きと全身の状態を映します。回数だけでなく、リズムが一定か(不整脈がないか)を指先で感じ取ることが大切です。高齢者は機能の衰えに体が慣れ、不整脈があっても自覚症状として現れにくいとされます(健康長寿ネット(不整脈)、2026年6月時点)。平常時のリズムを把握しておくことが、変化を拾う手がかりになります。

呼吸

呼吸は呼吸器・循環器の状態を反映します。回数の増減だけでなく、肩で息をしていないか、呼吸音に異常がないかも観察ポイントになります。

SpO2

SpO2は血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの割合を示し、呼吸や循環の状態を数値で確認できる指標です。

高齢者の正常値が成人と違う理由

高齢者の基準値が一般成人とずれて語られるのは、加齢に伴う身体機能の変化が背景にあります。筋肉量の減少で平熱が低めになり、血管の弾力性低下で収縮期血圧が上がりやすくなります。若年成人の基準値をそのまま当てはめると、高齢者では実態と合わない場面が出てきます。一般的な正常値を出発点にしつつ、利用者一人ひとりの加齢の状態や持病を踏まえて読み替える前提を持っておくと、判断の精度が上がります。

バイタル値が変わる変動要因(時間帯・状態)

時間帯・食事・入浴・運動・緊張の5つの変動要因について、値への影響と現場での扱い方を番号付きで整理した図

5つの変動要因と「直後を避ける」等の現場での扱い方を対にして整理(出所: 本記事の測定条件(時間帯・食事・入浴・運動・緊張による変動)の整理を基に作成)

正常値の表を読むうえで前提になるのが、バイタルは時間帯や食事・入浴・運動・緊張で動くという点です。同じ利用者でも、いつ・どんな状況で測るかによって数字は動きます。この変動を知らずに数値だけを見ると、本当は問題のない変化を異常と誤認したり、逆に「正常値の範囲内だから大丈夫」と異常を見落としたりします。

変動要因 値への影響 値の解釈で押さえること
時間帯(日内変動) 体温は朝低く夕方にかけて上昇しやすい できるだけ毎日同じ時間に測ったうえで比較する
食事 食後は体温・脈拍が上がりやすい 食直後の値は変動として扱い、安静時の値と並べて見る
入浴 入浴後は血圧が変動しやすい 入浴前後で値が動くのは想定内。普段の変動幅と比べる
運動・機能訓練 直後は脈拍・血圧・呼吸が上がる 直後の上昇は変動由来。落ち着いてからの値を平常値とする
緊張・興奮 血圧・脈拍が一時的に上がる 一時的な上昇か、継続的な高値かを次回測定で確認する

体温は1日の中でも変動し、朝は低く夕方にかけて上がるのが一般的です。だからこそ、日々の比較には「同じ時間帯・同じ条件」で測ることが効いてきます。測定条件をそろえるだけでも、変動由来のブレと本当の体調変化を切り分けやすくなり、正常値表との比較も意味のあるものになります。

正常値より大事な「その人の普段との差」

高齢者は熱や症状が出にくいため、絶対基準より普段の値との差で変化を捉えるほうが、早期発見に有効です。

正常値の一覧は判断の出発点になりますが、それだけで体調変化を捉えきれない理由が高齢者にはあります。前掲の健康長寿ネット(長寿科学振興財団)によると、高齢者は筋肉量が少なく平熱が低めで、通常なら高熱が出るような病気でも体温調節がうまく働かず熱が出ない場合があります(健康長寿ネット、2026年6月時点)。つまり「37.5℃を超えていないから大丈夫」と数値だけで判断すると、感染症などのサインを見落とすことがあります。

SpO2でも同じ考え方が当てはまります。日本呼吸器学会は、慢性の肺や心臓の病気がある人では、SpO2が普段の値から3〜4%低下したらかかりつけ医に連絡するか受診をと示しています(日本呼吸器学会、2026年6月時点)。普段から94%前後の人が90%になった場合と、普段99%の人が95%になった場合では、絶対値は前者のほうが低くても、変化の意味は後者も軽視できません。絶対基準のはみ出しだけでなく「平常値からのずれの大きさ」で見るほうが、変化を早く拾えます。

平常値を記録に残す運用にする

この考え方を運用に落とすと、各利用者の平常時のバイタルを記録して把握しておくことが前提になります。発熱や症状が出にくいぶん、「なんとなく元気がない」「寝ている時間が長い」「食事量が減った」といった様子の変化も、数値と並べて記録する価値があります。前掲の健康長寿ネットも、熱だけを目安にせず全身の状態を観察して変化があれば受診を、と促しています(健康長寿ネット、2026年6月時点)。

平常値を職員間で共有できていないと、担当が変わったときに「この数値はこの人にとって異常なのか」が判断できません。新規利用者の受け入れ時には、初回のバイタルを平常値の起点として記録し、その後の推移と並べて見られるようにしておくと、夜勤帯や担当交代でも判断のばらつきが減ります。正常値一覧を覚えるのと同じくらい、利用者ごとの平常値を記録に残し、差分で判断する習慣を整えておくと効果的です。

異常値が出たときの対応と報告

異常を見つけたら「要注意」か「緊急」かを段階で判断し、SBARの型で状況・背景・評価・依頼を簡潔に報告します。

異常値への不安は、「自分の判断で様子を見ていいのか、すぐ呼ぶべきか」という迷いに集約されます。判断を行動に変えるには、一次出典で固定できる閾値を目安として持っておくと動きやすくなります。下表は、出典で確認できる範囲を中心に整理したものです。表内の数値以外の境界(呼吸回数など)は施設や状態で変わるため、あくまで目安として扱い、最終判断は看護師・主治医に委ねます。

項目 受診・報告を検討する目安 根拠(一次出典)
体温 37.5℃以上で発熱、38.0℃以上で高熱。平熱との差も重視 健康長寿ネット(前掲)
脈拍 100回/分以上の頻脈、60回/分以下の徐脈、リズムの乱れ 健康長寿ネット(不整脈・前掲)
血圧 高血圧の診断基準は140/90mmHg以上。普段との大きな変動 JSH2025解説(前掲)
SpO2 90%以下、または普段から3〜4%の低下 日本呼吸器学会(前掲)

報告の質は、フレームを決めておくと安定します。医療連携で広く使われる構造化報告の型が「SBAR(エスバー)」です。Situation(状況)で「Aさんの血圧が180/100mmHgです」、Background(背景)で「普段は130/80mmHg程度で降圧剤を服用中です」、Assessment(評価)で気づいた変化、Recommendation(依頼)で「指示を確認したい」と伝えると、看護師や主治医が状況を把握しやすくなります。数値だけを伝えるより、背景と評価を添えるほうが、受け手が次の判断に移りやすくなります。

要注意と緊急を分けて考える

異常値といっても、対応の急ぎ方には幅があります。普段と比べてやや高い・低い程度であれば、再測定と継続観察を行いながら看護師に報告する「要注意」レベルとして扱えます。一方で、SpO2が90%を下回る、意識レベルの低下(呼びかけに応じない、ろれつが回らない)、強い苦痛や急激な変化を伴う場合は、段階判断を待たず速やかに医療職へつなぐ「緊急」レベルです。

ここで注意したいのは、ICT(情報通信技術)や報告の型を整えても、それだけで安全が確保されるわけではない点です。閾値や報告手順は、現場の運用ルールと組み合わせて初めて機能します。要注意・緊急の段階と「誰に・どの手段で報告するか」を事前に決め、職員間で共有しておくと、見逃しを減らせます。再測定の手順や、夜間・休日の連絡先まで決めておくと、迷いなく動けます。

加えて、高齢者ではバイタルの数値が大きく動かなくても、体調が崩れていることがあります。前掲の健康長寿ネットは、高齢者の発熱では「なんとなく元気がない」「寝ている時間が多くなる」「食事量が減る」といった様子で気づかれることがあると説明しています(健康長寿ネット、2026年6月時点)。脱水は熱がこもる原因にもなるため、水分摂取量や尿の回数の変化もあわせて見ておくと、数値だけでは拾えない異変に早く気づけます。数値の閾値と「数値以外の様子」の両方を観察項目に組み込んでおくのが、見落としを減らす実務的な構えになります。

記録の重要性とデジタル化(実地指導の観点)

介護記録は申し送りや運営指導(実地指導)でも参照されるため、平常値と異常値の標準化された記録が運用品質を左右します。

バイタルの測定値は、記録されて初めて「変化を追える情報」になります。平常値・異常値ともにその場で正確に残らないと、次の勤務帯への引き継ぎが滞り、利用者の変化に気づけません。記録から伝達までを電子化して取りこぼしを防ぐ方法は、申し送りの電子化で整理しています。さらに介護記録は、介護の実地指導(運営指導)チェックリストで挙げられる確認項目の対象にもなり得ます。誰が・いつ・何を測定し、どう対応したかが残っていることは、ケアの質を示す根拠にもなります。

紙の記録は、転記の手間や記載ミス、記録漏れが起きやすい業務です。手書きの数値を別の帳票に書き写す過程で取り違えが生じたり、忙しさの中で記入そのものが抜けたりすると、せっかく測った値が活かされません。記録から申し送り・教育までを同じ仕組みで扱えるかという観点で見ると、機能がばらばらに分かれたツールより、1つにまとまった仕組みのほうが、転記の手間と伝達漏れを減らしやすくなります。記録方式を見直す際は、メリット・費用に加えて法的要件まで押さえておくと判断を誤りにくくなります。詳しくは介護記録の電子化(メリット・費用・法的要件)もあわせて検討するとよいでしょう。

carebase(ケアベース)は、介護記録・申し送り・動画マニュアルによる教育をクラウドで一元化する機能を備えており、測定値の入力から共有までを同じ画面で扱えます。外国人スタッフの受け入れが進む現場では、多言語対応や動画マニュアルで測定手順を視覚的に共有できる点も、記録の標準化につながります。

記録の効果がとくに表れるのが、夜勤帯と勤務交代の場面です。夜間に測ったバイタルや、気づいた様子の変化がその場で残っていれば、翌朝の申し送りで状況が正確に引き継がれます。逆に記録が後回しになると、誰がいつ何に気づいたかが曖昧になり、対応の遅れにつながります。いつ・誰が入力しても同じ形式で残る仕組みのほうが、職員ごとの書き方の差を抑えられます。記録を「個人の記憶」から「チームで共有できる情報」に変えることが、安全管理の土台になります。

ただし、ツールの導入だけで記録の質が上がるわけではありません。どの項目を・どのタイミングで記録するかという運用ルールが伴わなければ、デジタル化しても形だけになってしまいます。まず自施設で記録・申し送り・教育のどこに時間や漏れが生じているかを洗い出し、その工程を効率化できる手段かどうかで判断するのが、失敗を避ける順序になります。記録・申し送り・教育の一元化を検討する場合は、機能と対応領域を資料で確認できます。

よくある質問(FAQ)

高齢者の血圧は何を基準にすればよいですか?

血圧には「診断基準」と「治療中の管理目標」があります。診察室血圧で140/90mmHg以上が高血圧の診断基準で、治療中の降圧目標はJSH2025で全年齢130/80mmHg未満(家庭血圧125/75mmHg未満)に一本化されました(JSH2025解説〔前掲〕、2026年6月時点)。介護現場では、利用者ごとの平常値と主治医の指示値をあわせて確認します。

高齢者の正常値が一般成人と違うのはなぜですか?

加齢に伴う筋肉量の減少で平熱が低めになり、血管の弾力性低下で収縮期血圧が上がりやすくなります。若年成人の基準値をそのまま当てはめると高齢者では実態と合わない場面が出てくるため、本記事の表に示した高齢者向けの目安と、利用者個人の平常値をあわせて見るのが現実的です。

「正常値の範囲内」なら問題なしと判断してよいですか?

数値が正常値の範囲内でも、その人の普段の値から大きくずれていれば体調変化のサインの可能性があります。とくに高齢者は熱や症状が出にくいため、絶対基準のはみ出しだけで判断すると変化を見落とすことがあります。SpO2は普段の値から3〜4%の低下も受診目安とされており(日本呼吸器学会〔前掲〕)、「正常値範囲か」と「平常値からのずれ」の両方で見るのが安全です。

異常値が出たら誰に・いつ報告すればよいですか?

まずは要注意か緊急かを段階で判断します。普段とのわずかな差なら再測定と継続観察のうえ看護師へ報告し、SpO2が90%以下、意識レベルの低下、強い苦痛や急変を伴う場合は段階判断を待たず速やかに医療職へつなぎます。報告はSBAR(状況・背景・評価・依頼)の型で簡潔に伝えると、看護師や主治医が次の判断に移りやすくなります。夜間・休日の連絡先は事前に決めておきます。

まとめ

高齢者のバイタル正常値は、体温36℃台・脈拍60〜100回/分・SpO2 96〜99%・血圧は管理目標130/80mmHg未満が目安です。とくに血圧は2025年の改訂で、診断基準(140/90以上)と治療中の管理目標(130/80未満)が別概念として整理されている点を押さえておく必要があります。さらに、絶対基準のはみ出しだけで判断するのではなく、利用者ごとの「普段の値」との差で読むほうが、高齢者の変化を早く拾えます。平常値を記録に残し、変動要因と異常値の段階判断をあわせて運用することで、数値を「変化を追える情報」に変えられます。なお、バイタルチェックの目的・手順や測定ミスを防ぐコツはバイタルチェックとは|介護現場での目的と手順で扱っています。個別の体調判断や服薬・降圧目標については、主治医・看護師など専門職や所管窓口に確認しながら運用してください。

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