carebase(ケアベース)コラム
2026.7.28
介護のリスクマネジメントとは|目的・進め方と事故対応を解説
介護のリスクマネジメントとは、事故やヒヤリハットを組織的に把握・分析し、未然に防ぐ一連の取り組みです。厚生労働省の調査では、事故を種別ごとに整理して傾向を把握している市区町村は32.2%にとどまります(厚生労働省 事故報告調査研究報告書、2024年3月時点)。本記事では、意味と目的、起こりやすい事故、進め方、事故が起きたときの対応、支える制度までを厚生労働省など公的機関の資料にもとづいて整理します。
介護事故を組織的に把握・分析して防ぎたい方は
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介護のリスクマネジメントとは
ヒヤリハット(事故前の気づき)と介護事故を一続きで捉え、事前=リスクマネジメント/事後=危機管理と整理(CareBase(ケアベース)作成の概念図)
介護のリスクマネジメントとは、事故やヒヤリハットの情報を集めて原因を分析し、対策を現場全体で共有して再発を防ぐ組織的な取り組みを指します。個人の注意力に頼るのではなく、仕組みとして事故の芽を減らす点が特徴です。介護の現場では「事故をゼロにする」ことよりも、起こりうるリスクを前提に被害を最小化する考え方が土台になります。
言葉の整理から始めると、混同されやすい用語との関係が見えてきます。介護の安全管理は、日々の小さな気づきから重大事故の対応までを一つの流れとして捉えることが出発点です。
リスクマネジメントとヒヤリハット・介護事故・危機管理の関係
ヒヤリハットとは、事故には至らなかったものの「ヒヤリ」「ハッ」とした出来事を指します。介護事故は実際に利用者や職員に被害が生じた事象です。リスクマネジメントは、このヒヤリハットの段階で情報を集めて分析し、事故に発展する前に手を打つ営みまでを含みます。
一方の危機管理(クライシスマネジメント)は、事故や災害が実際に起きた後の被害拡大を防ぐ対応を指すことが多く、リスクマネジメントの「事前」に対して「事後」に重心があります。両者は対立するものではなく、事故の前と後で連続してつながる関係にあります。ヒヤリハットの記録の書き方は、介護のヒヤリハット事例集と報告書の書き方で具体的に整理しています。
なぜ「ゼロにする」ではなく「組織的に管理する」なのか
介護は人が人を支える営みであり、身体機能や認知機能に配慮しながらの介助には一定のリスクが伴います。転倒や誤嚥のように、本人の状態変化や環境が複雑に絡む事象を完全に消し去ることは現実的ではありません。だからこそ、リスクを見える化し、起こりやすい場面を先回りして減らし、起きたときの被害を抑える「管理」の発想が求められます。個人の努力目標ではなく、記録・分析・共有の仕組みとして回すことが、現場に負担をかけずに安全を積み上げる近道になります。実際、同じ事故が繰り返される背景には、担当者個人の注意不足ではなく、危険な場面が共有されていない、対策が現場に伝わっていないといった組織的な要因が潜んでいる場合があります。仕組みとして安全を管理する発想は、こうした「気づいていたのに防げなかった」事故を減らすことにつながります。
介護でリスクマネジメントが必要な理由と目的
事故情報は「集める」段階で止まりがちで、種別整理・分析まで回るのは32.2%にとどまる(出典: 厚生労働省 介護保険施設等における事故報告に関する調査研究事業 報告書(2024年3月)を基に作成)
介護でリスクマネジメントが必要な理由は、利用者の安全と尊厳を守ること、職員が安心して働ける環境をつくること、サービスの質を高めること、そして訴訟・賠償リスクを下げることの4つに整理できます。いずれも「事故が起きてから」ではなく「起きる前」に効くのが特徴です。目的を明確にすると、現場で何を優先するかがぶれにくくなります。
利用者の安全と尊厳を守る
第一の目的は、利用者の生命と身体、そして尊厳を守ることです。転倒による骨折や誤嚥による窒息は、生活の質を大きく損ないます。リスクマネジメントは、こうした被害を未然に減らすと同時に、過度な行動制限に頼らずに安全を確保する方法を探る枠組みでもあります。安全と自立支援を両立させる視点が欠かせません。
職員が安心して働ける環境をつくる
事故は利用者だけでなく、対応する職員にも大きな心理的負担を与えます。「自分の介助が原因ではないか」という不安や、報告をためらう空気は、情報共有を滞らせ、次の事故を招きかねません。誰が報告しても責められない雰囲気と、記録・共有の仕組みが整うことで、職員は落ち着いて業務に向き合えます。安全管理は、人材の定着という観点でも現場を支えます。
サービスの質向上と訴訟・賠償リスクの低減
ヒヤリハットの分析は、ケアの手順や環境の見直しにつながり、結果としてサービスの質を高めます。加えて、事故が起きた際に「必要な措置を講じ、適切に記録・報告していたか」は、施設の説明責任と信頼に直結します。介護サービス事業者には、事故発生時に速やかに市町村や家族へ連絡し、必要な措置を講じる運営基準上の対応が求められています(厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943、2021年3月時点)。日頃の備えは、訴訟・賠償リスクを下げる土台にもなります。
ここで注意したいのは、情報を「集める」ことと「活かす」ことの差です。厚生労働省の調査では、介護事故の発生情報を単純集計している市区町村が59.3%ある一方、種別ごとに整理して傾向を把握している市区町村は32.2%にとどまり、「集計・分析を行う人的余裕がない」という課題を挙げた市区町村が57.6%にのぼりました(厚生労働省 事故報告調査研究報告書、2024年3月時点)。データ上は、収集の段階で止まり、分析・活用まで回りきっていない実態がうかがえます。だからこそ、リスクマネジメントを評価するときは「情報を集めているか」ではなく、分析・対策・周知まで一連で回る仕組みがあるかを判断軸に置く必要があります。
介護現場で起こりやすい事故とヒヤリハットの事例
介護現場で起こりやすい事故は、転倒・転落、誤嚥・誤飲、誤薬、紛失・破損などに大別できます。いずれも発生しやすい場面が異なるため、種別ごとに記録で押さえるべき点を整理しておくと、再発防止につなげやすくなります。特に転倒は、移動や移乗など日常のあらゆる場面で起こりうるため、多くの施設で件数の多い事故種別として挙げられます。まずは代表的な種別と場面を俯瞰し、それぞれの記録の勘どころを押さえておきましょう。
| 事故種別 | 起こりやすい場面 | 記録で押さえる点 |
|---|---|---|
| 転倒・転落 | 歩行・移乗・トイレ誘導・ベッドまわり | 発生時刻・場所・動作・体位・見守り状況 |
| 誤嚥・誤飲 | 食事・服薬・口腔ケア | 食形態・姿勢・むせの有無・提供内容 |
| 誤薬 | 配薬準備・与薬・服薬確認 | 薬剤名・利用者名・時間・ダブルチェック有無 |
| 紛失・破損・離設 | 私物管理・外出・見守りの切れ目 | 対象物・最終確認時刻・所在確認の経緯 |
(出所: 厚生労働省「介護保険施設等における事故報告に関する調査研究事業 報告書」(2024年3月)の事故種別を基に整理)
転倒・転落
転倒・転落は、移乗やトイレ誘導、ベッドからの起き上がりなど、日常の動作のなかで頻繁に起こります。足元の環境、履物、見守りのタイミング、本人の体調やふらつきなど、複数の要因が重なって発生する点が特徴です。ヒヤリハットの段階で「どの動作のどの局面で危なかったか」を具体的に残すことが、環境改善や介助方法の見直しに直結します。
誤嚥・誤飲
誤嚥・誤飲は、食事や服薬、口腔ケアの場面で起こりやすい事故です。食形態が本人の嚥下機能に合っているか、食事時の姿勢は適切か、むせや声の変化はなかったかといった観察の記録が、再発防止の手がかりになります。個々の状態は変化するため、多職種で情報を共有し、こまめに見直す姿勢が求められます。
誤薬
誤薬は、配薬準備から与薬、服薬確認までの各段階で起こりえます。薬剤名・利用者名・時間・用法の確認と、二段階でのチェックが基本です。「誰がいつ何を確認したか」を記録として残すことで、発生時の原因究明と手順の改善がしやすくなります。原因と防止策の詳細は、介護施設の誤薬対策で場面別に解説しています。
紛失・破損・離設など
利用者の私物の紛失・破損や、見守りの切れ目に起こる離設なども、リスクマネジメントの対象です。最終確認の時刻や所在確認の経緯を記録しておくと、家族への説明や再発防止の検討がしやすくなります。事故に至らない小さな気づきほど、記録に残す価値があります。
リスク要因の3分類で事故の原因を捉える
事故の原因は、人的要因・環境要因・組織的要因の3つに分けて捉えると、対策の抜けが見えやすくなります。同じ「転倒」でも、介助方法(人的)、床や照明(環境)、人員配置や情報共有(組織的)のどこに課題があるかで打つ手が変わるためです。要因の軸で整理することで、場当たり的な対策から脱しやすくなります。
| リスク要因 | 具体例 | 対策の着眼点 |
|---|---|---|
| 人的要因 | 介助方法・観察の見落とし・知識や経験の差 | 手順の標準化・教育・ダブルチェック |
| 環境要因 | 床の段差・照明・履物・福祉用具の不具合 | 環境整備・用具点検・動線の見直し |
| 組織的要因 | 人員配置・情報共有の不足・報告しにくい空気 | 記録の仕組み化・申し送りの整備・報告文化 |
(出所: 厚生労働省「介護保険施設等における事故報告に関する調査研究事業 報告書」(2024年3月)の事故種別を、人的・環境・組織的の3要因で整理)
人的要因・環境要因・組織的要因の見分け方
一つの事故を振り返るとき、「担当者の対応」だけに原因を求めると、再発防止が個人の反省で終わってしまいます。人的要因に見える事象も、その背景に環境要因(見えにくい動線)や組織的要因(人員が薄い時間帯・情報が共有されていない)が潜んでいることもあります。3つの軸で分解すると、環境整備や仕組みの改善という、施設全体で取り組める対策が見つかりやすくなります。要因を切り分けて考えることで、対策が特定の職員への注意喚起で終わらず、施設の仕組みとして積み上がります。
介護のリスクマネジメントの進め方
5つの工程は一度きりでなく循環させることで精度が高まる(CareBase(ケアベース)作成のプロセス図)
介護のリスクマネジメントは、情報把握→原因分析→対策立案→周知・運用→評価・改善という流れで進めます。ヒヤリハットや事故の情報を集めるだけでなく、分析して対策を現場に落とし込み、効果を振り返って次に活かす循環が核心です。どの工程も、記録の仕組み化が土台になります。
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 情報把握 | ヒヤリハット・事故の収集 | 報告しやすい様式と雰囲気を整える |
| 2. 原因分析 | 種別・要因の整理と傾向把握 | 人的・環境・組織的の3要因で分解 |
| 3. 対策立案 | 手順・環境・体制の見直し | 実行可能で具体的な対策にする |
| 4. 周知・運用 | 現場への共有と実践 | 申し送り・研修で全員に行き渡らせる |
| 5. 評価・改善 | 効果検証と再発の確認 | 定期的に振り返り更新する |
5つのステップは一度きりで終わるものではなく、繰り返し回すことで精度が高まります。対策を立てても、それが現場に周知されず実行されなければ効果は出ませんし、実行しても振り返りがなければ改善につながりません。逆に、小さなヒヤリハットでも収集・分析・対策・周知・改善の一巡を回せていれば、重大事故の芽を早い段階で摘み取れます。
この循環でつまずきやすいのが、1(収集)から2(分析)への移行です。前述のとおり、事故情報を種別ごとに整理して傾向を把握できているのは市区町村で32.2%、標準様式を使っている市区町村でも64.5%という状況で、「集める」段階から「分析・活用」段階へ進むことに課題が残っています(厚生労働省 介護保険施設等における事故報告に関する調査研究事業 報告書、2024年3月時点)。データ上は、様式を整えるだけでは分析まで到達しにくいことを示しています。だからこそ、読者はまず「集めた情報が分析・周知まで自動的につながる記録の形になっているか」を確認するのが、負担を増やさずに循環を回す近道になります。
記録の仕組み化が土台になる理由
各ステップを人手だけで回そうとすると、収集・転記・集計に時間がかかり、分析まで手が回らなくなります。記録が最初から共有・集計しやすい形で残れば、傾向の把握や周知が滑らかになります。記録の書き方そのものを整えることも効果的で、介護記録の書き方で5W1Hや文例を確認できます。記録の質と仕組みは、リスクマネジメントの循環を支える基盤です。
ヒヤリハットの記録と分析を仕組みとして回したい方は
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介護事故が起きたときの対応
介護事故が起きたときは、応急処置と安全確保、記録、市町村・家族への連絡という初動を、あらかじめ決めた順番で進めることが基本です。慌てて対応の抜けが生じないよう、事前にフローを文書化しておくことが被害の拡大防止と説明責任につながります。落ち着いて動ける備えが、事故対応の質を左右します。
応急処置と安全確保・記録
まず優先すべきは、利用者の安全確保と必要な応急処置です。状況に応じて医療職への連絡や救急要請を行い、二次的な事故を防ぎます。並行して、発生時刻・場所・状況・対応の経過を客観的に記録します。記録は事実を時系列で残すことが重要で、憶測や評価を交えないことが後の原因調査に役立ちます。
市町村・家族への報告義務(運営基準・Vol.943)
介護サービス事業者は、サービスの提供により事故が発生した場合、運営基準に基づき、速やかに市町村や入所者の家族等へ連絡を行うとともに、必要な措置を講じることが求められています(厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943、2021年3月時点)。厚生労働省は事故報告の標準様式も示しており、報告の様式や提出の運用は自治体ごとに定められています。具体的な提出期限・対象となる事故の範囲・様式は所管の自治体で異なるため、個別の判断は所管窓口へ確認してください。
事故後の原因調査と再発防止への接続
初動の対応が落ち着いた後は、事故の原因を客観的に調べ、再発防止につなげる工程が続きます。ここで「誰が悪かったか」という個人の責任追及に終始すると、職員は次から報告をためらい、かえって情報が集まりにくくなります。人的・環境・組織的の3要因で背景を分解し、手順や環境、体制のどこを改めれば同じ事故を防げるかを検討することが再発防止の要になります。調査で得られた教訓は、記録として残し、申し送りや研修を通じて現場全体に共有してはじめて次に活きます。
リスクマネジメントを支える制度と義務
介護安全に関わる3制度が近年段階的に整備・義務化された流れを年度順に整理(出典: 厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943・令和3年度介護報酬改定資料、杉並区 BCP策定義務化ページを基に作成)
介護のリスクマネジメントは、事故報告様式の標準化、安全対策担当者の配置、BCP(業務継続計画)の策定といった制度に支えられています。いずれも近年に整備・義務化が進んだ項目で、年度ごとに段階的に施行されてきました。制度への対応状況は、施設の備えを客観的に示す指標にもなります。なお制度は改定されるため、最新の要件は所管省庁・自治体でご確認ください。
| 制度・義務 | 主な根拠・時期 | 対象・概要 |
|---|---|---|
| 事故報告様式の標準化 | 介護保険最新情報Vol.943(2021年3月) | 介護保険施設等。国が標準様式を提示 |
| 安全対策担当者の配置・安全管理体制未実施減算 | 令和3年度介護報酬改定 | 施設系サービス。担当者を定める運営基準等 |
| BCP(業務継続計画)の策定義務 | 令和6年4月(義務化) | 介護事業所。感染症・自然災害への備え |
(出所: 厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943・令和3年度介護報酬改定資料、杉並区 業務継続計画(BCP)策定義務化のページを基に整理)
事故報告様式の標準化
以前は事故報告の様式が自治体ごとにばらつき、施設の負担や集計の難しさが指摘されていました。厚生労働省は2021年に事故の報告様式等について通知を発出し、標準様式を示しました(厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943、2021年3月時点)。標準様式を使う市区町村は64.5%、別途定めた様式を使う市区町村が20.2%という調査結果があり、様式の統一は進みつつあるものの、なお自治体ごとの差が残っています(厚生労働省 介護保険施設等における事故報告に関する調査研究事業 報告書、2024年3月時点)。様式が揃うことで、施設内での分析や自治体への報告がしやすくなり、複数施設を運営する法人では報告の手順を共通化しやすくなります。
安全対策担当者の配置と安全管理体制未実施減算
令和3年度の介護報酬改定では、介護保険施設について、安全管理体制を確保する観点から安全対策担当者を定めることが運営基準に位置づけられました(厚生労働省 令和3年度介護報酬改定について、2021年4月時点)。あわせて、事故発生防止・再発防止の措置を運営基準に沿って講じていない場合の安全管理体制未実施減算が設けられ、外部研修を受けた担当者の配置などを評価する加算も新設されました。制度は、安全管理を「担当者を決めて組織的に行う」方向を後押ししています。運営指導での確認項目は介護の実地指導(運営指導)チェックリストにまとめています。
BCP(業務継続計画)の策定義務
感染症や自然災害などの不測の事態に備え、介護事業所にはBCP(業務継続計画)の策定が令和6年4月から義務づけられました(杉並区 業務継続計画(BCP)策定義務化、2024年時点)。身体・生命の安全確保に加え、重要な事業を中断させないための計画で、平時の準備と研修が求められます。作成手順の詳細は介護BCPとは?義務化・作り方・研修までで解説しています。導入時に活用できる補助金・助成金の詳細は介護ソフトの補助金まとめを参照してください。制度は施設種別により要件が異なるため、義務項目を年度で棚卸しし、記録・研修で運用に落ちているかを点検することが備えの確認につながります。義務が運用に落ちているかどうかが、制度対応が形式で終わるか実効を伴うかの分かれ目になります。
記録・情報共有の仕組み化でリスクマネジメントを回すなら CareBase(ケアベース)
リスクマネジメントの循環は、記録・申し送り・情報共有が分断されていると回りにくくなります。ヒヤリハットを収集しても、転記や集計に時間がかかれば、分析・周知まで手が届きにくいためです。ここで着目したいのが、記録から共有までを一つの流れでつなぐ仕組みです。
CareBase(ケアベース)は、介護記録・申し送り・教育(動画マニュアル)をクラウドで一元化し、情報共有を支える介護施設向けの業務支援サービスです。アラート通知や既読管理により、記録した情報が担当者に確実に届き、事故の芽となる気づきを現場全体で共有できます。動画マニュアルや多言語対応は、手順の標準化や外国人スタッフへの教育にも対応します。記録が最初から共有・集計しやすい形で残るため、収集から分析・周知までの循環を仕組みとして回しやすくなります。機能や導入要件の詳細は資料で確認できます。
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よくある質問(FAQ)
リスクマネジメントとリスクヘッジの違いは何ですか?
リスクマネジメントは、リスクの特定・分析・対応・改善までを含む一連の管理の営みです。これに対してリスクヘッジは、想定される特定のリスクに対して、あらかじめ回避策や軽減策を講じる行為を指すことが一般的です。リスクヘッジはリスクマネジメントの一部の手段と位置づけると理解しやすくなります。
介護のリスクマネジメントに関する資格はありますか?
リスクマネジメントに関する民間の資格や研修は存在しますが、リスクマネジメントを実施するために法律で必須とされる資格はありません。一方で、令和3年度の介護報酬改定により、施設系サービスでは安全対策担当者を定めることが運営基準に位置づけられています。資格や研修の要件は実施主体により異なるため、詳細は各主体で確認してください。
事故が起きたら市町村にはいつまでに報告しますか?
運営基準では、事故が発生した場合に速やかに市町村や家族等へ連絡することが求められています(厚生労働省 介護保険最新情報Vol.943、2021年3月時点)。ただし、具体的な提出期限や報告対象となる事故の範囲、様式は自治体ごとに運用が異なります。自施設が所在する自治体の様式と締切を、あらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
介護のリスクマネジメントとは、事故やヒヤリハットを組織的に把握・分析し、対策を共有して未然に防ぐ取り組みです。目的は利用者の安全と尊厳、職員の働きやすさ、サービスの質、訴訟・賠償リスクの低減にあります。厚生労働省の調査が示すとおり、情報を集めるだけで止まらず、分析・対策・周知まで一連で回る仕組みを持てているかが、実効性を分ける判断軸になります。まずは自施設の記録が紙ベースの「集めるだけ」で止まっていないかを点検し、制度への対応状況とあわせて、リスク管理の仕組みを少しずつ効率化していきましょう。制度の要件や個別の判断は、所管の自治体・専門職へご確認ください。
紙の記録から脱却してリスク管理を効率化したい方は
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介護ソフトの導入や見直しをご検討中の方は、まずは情報収集から始めてみませんか。
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