2026.9.15

介護のPDCAサイクルとは?厚労省が示す6手順と現場の事例3つ

介護のPDCAサイクルとは、目標と計画・実行と記録・記録での評価・計画の見直しを繰り返す改善の型です。厚生労働省は改善活動を6つの手順で示し、手順3をPlan、手順4をDo、手順5をCheck、手順6をActionと位置づけています(厚生労働省)。改善活動の進め方を、着手の順番と振り返りの周期にそって施設の場面へ当てはめて整理します。

介護のPDCAサイクルとは|Plan・Do・Check・Actionは現場の何に当たるか

4段階は日々の記録と結びつけると回り始めます(出所: 厚生労働省「介護分野における生産性向上ポータルサイト」に基づき編集部作成)

介護のPDCAサイクルとは、目標と計画を立て、計画どおりに実行して記録し、その記録で結果を確かめ、次の計画を直す——この4つの繰り返しです。介護では、日々つけている記録がそのままCheckの材料になります。取組の前と後で同じ項目が残っていれば、変化を数字で比べられるからです。

介護のPDCAが回る単位は2つあります。1つは利用者ごとのケア計画を見直す単位、もう1つは事業所の業務改善を進める単位です。本記事の軸は、厚生労働省が手順を公式に示している後者です。ケア計画の単位は、国のシステムへデータを提出してフィードバックを受け取る場面で取り上げます。

Plan・Do・Check・Actionは介護業務のどこに当たるか

業務改善の単位で見ると、4つの段階はそれぞれ次の作業に当たります。

段階 業務改善でやること 手元に残るもの
Plan(計画) 改善する業務と目標、担当、期限を決める 実行計画・進捗管理シート
Do(実行) 決めた手順で実施し、実施内容を記録する 介護記録・業務時間の記録
Check(評価) 取組の前と後を同じ項目で比べる 前後比較の集計
Action(改善) うまくいった点といかない点を分けて手順を直す 改訂した手順書・次の計画

たとえば「入浴介助にかかる時間を短くする」を目標に置いた場合、Planで決めるのは対象のフロアと目標時間、担当者、3か月後の振り返り日です。Doでは決めた手順で介助し、開始と終了の時刻を記録に残します。Checkで比べるのは、取組前後それぞれ1か月の平均時間です。Actionでは、短くなった手順を手順書へ反映し、変わらなかった手順は原因を分けて次の計画に回します。

日々の介護記録がCheckの材料になる

記録は、残すこと自体が目的ではありません。比べられる形で残ってはじめてCheckの材料になります。厚生労働省が示す手順2「見える化」で使うのは、課題を洗い出す課題把握シートと、業務にかかる時間を数字で把握する業務時間見える化ツールです。取組の前に時間や件数を数えておけば、3か月後に同じ項目で比べられます。

逆に記録の書き方が職員ごとにばらつくと、同じ項目のはずの数字がそろわず、比較の前に確認作業が発生します。記録の残し方は介護記録の書き方にまとめました。

厚生労働省が示す改善活動の6手順とPDCAの位置

Planの前に準備と見える化を置くと、3か月後に比べる材料が残ります(出所: 厚生労働省「介護分野における生産性向上ポータルサイト」改善活動の標準的なステップに基づき編集部作成)

厚生労働省は改善活動を6つの手順で示し、手順3をPlan、手順4をDo、手順5をCheck、手順6をActionと位置づけています(厚生労働省)。PDCAの前に置かれているのは、手順1の準備と手順2の見える化です。計画を書く前に、チームを決めて課題を数字にする段階があります。

手順 PDCAの位置 手順の中身
1. 準備 Planの前 プロジェクトチームとリーダーを決め、経営層が取組開始を宣言する
2. 見える化 Planの前 課題把握シートで課題を洗い出し、業務時間見える化ツールで業務を数字にする
3. 計画 Plan 優先する課題を絞り、取組内容と役割を決めて3か月程度の計画を立てる
4. 実行 Do まず取り組み、小さな成功を積み重ねながら試行錯誤する
5. 検証 Check 途中経過を把握して軌道修正し、取組の成果を検証する
6. 改善 Action うまくいった点といかない点を分析し、1年を目安に次の計画を練り直す

1. 準備|プロジェクトチームを立ち上げて取組開始を宣言する

最初にやることは、改善活動に取り組むプロジェクトチームを立ち上げ、リーダーを決めることです。あわせて、経営層から事業所全体へ取組の開始を宣言します。誰が旗を振るのかが決まっていないと、通常業務の合間の作業として扱われ、着手は先送りになりがちです。

厚生労働省のポータルサイトには、背景を理解して取組の意欲を高めるe-ラーニングツールも用意されています。チームの顔ぶれが決まった段階で全員が同じ説明を受けておけば、後の議論を前提の確認から始めずに済みます。

2. 見える化|課題把握シートと業務時間見える化ツールで課題を洗い出す

次に、課題を見える形にして、取り組む課題を洗い出す段階です。課題把握シートで現場の困りごとを書き出し、業務時間見える化ツールで業務にかかる時間を数字で把握します。

この段階で数えた数字が、そのままCheckの比較対象になります。逆に、ここを飛ばして計画から書き始めると、3か月後に「良くなった気がする」以上のことが言えません。洗い出しの具体的な進め方は介護の無駄な業務を洗い出す手順にまとめました。

3. 計画|課題を絞り込み、3か月程度の実行計画を立てる

洗い出した課題のうち、まず解決する課題を絞り込みます。課題分析シートを使ってチームで意見交換を行い、優先して取り組む課題を決めたうえで、改善方針シートに取組内容と職員の役割を書き出す流れです。

計画は、進捗管理シートを使って3か月程度の取組期間を目安に立てます。3か月という区切りがあるため、目標には「3か月後に何を見れば達成と言えるか」まで書き込む細かさが必要です。目標の書き方は介護施設の目標具体例が参考になります。

4. 実行|小さな成功をつくりながら試行錯誤する

実行の段階でやることは、まずとにかく取り組み、試行錯誤を繰り返すことです。厚生労働省も、大きな成功は小さな成功の積み重ねから生まれるとして、小さな成功事例を先に作り出すことを挙げています。

全フロアで一斉に始めるより、1ユニットや1つの業務に絞って始めるほうが、うまくいかなかったときの戻し方も簡単です。この段階では、実施した内容と日付を記録に残すことだけを全員の共通ルールにします。

5. 検証|途中経過を把握し、取組の成果を検証する

Checkは、期間の最後だけに行うものではありません。厚生労働省の手順5では、取組の途中経過を把握し、ゴールの達成に必要な軌道修正を図ったうえで、取組の成果を検証すると示されています。

3か月の期間中に一度は途中経過を見る前提のため、開始から6週間程度で中間の確認日を置くと、残りの期間で手を打てます。確認するのは、手順2で数えた項目と同じ項目です。項目を途中で変えると、前後の比較ができません。

6. 改善|うまくいった点といかない点を分析し、計画を練り直す

最後に、うまくいった点とうまくいかなかった点を分けて分析します。そのうえで検討するのは、優先度が低いと判断した課題も含めた、次に取り組む改善活動です。

厚生労働省が示しているのは、実行計画の取組期間(3か月を目安)を含めて1年を目安にPDCAサイクルを回し、改善活動を継続させる形です。3か月の計画を4回分つないで1年にする並びで予定を組むと、次の計画を立てる時期が先に決まります。手順1と2を飛ばして計画から書き始めると、Checkで比べる数字が手元にないまま3か月が過ぎます。

介護のPDCAサイクルの事例|現場で使われている3つの場面

介護現場でPDCAサイクルが使われているのは、次の3つの場面です。事故やヒヤリハットの再発防止、記録と申し送りの見直し、そしてLIFE(科学的介護情報システム)のフィードバックを使ったケアの見直しです。LIFEは、ADL(日常生活動作)や口腔の健康状態などのデータを国へ提出すると、分析結果が返ってくる仕組みです。いずれの場面も、件数や時間として数えられるものを指標に置けます。

1. 事故・ヒヤリハットの再発防止をPDCAで回す

発生した事故やヒヤリハットの記録を集め(Do)、要因を分析し(Check)、対策を実行して手順書を更新する(Action・Plan)という流れです。介護報酬には、業務改善の取組を続けている事業所を評価する加算があります。生産性向上推進体制加算とは、委員会の開催や改善活動の継続などを条件に算定できる加算です。

この加算で開く委員会の検討事項にも、「介護機器の使用に起因する介護事故又はヒヤリ・ハット事例の状況を把握し、その原因を分析して再発防止策を検討」することが含まれています(厚生労働省)。報告件数だけを指標にすると、増えたのが取組の効果なのか報告の習慣が根づいた結果なのかを分けられません。件数とあわせて、同じ場面の再発が減ったかを見ます。報告書の記入例は介護のヒヤリハット事例集と報告書の書き方で扱っています。

2. 記録と申し送りの見直しをPDCAで回す

指標に置きやすいのは、申し送りにかかる時間と、伝達漏れの件数です。どちらも前後の比較がその場で取れます。Planで様式や共有方法をどう変えるかを決め、Doで新しいやり方に切り替え、Checkで取組前の1週間と取組後の1週間を同じ数え方で比べます。

時間は分単位、伝達漏れは件数で数えられるため、最初の1テーマとして選びやすい場面です。Actionでは、短縮できた時間をどの業務に回すかまで決めておくと、次の計画につながります。

3. LIFEのフィードバックでケア内容を見直す

利用者ごとのケア計画を見直す単位のPDCAは、厚生労働省の資料で4段階として示されています。計画にあたるのが目標の設定と計画の作成、実行にあたるのが計画等に基づいたケアの実施です。評価では利用者および施設・事業所の変化を確認し(LIFEへのデータ登録とフィードバックの確認)、改善ではフィードバックと計画書等の情報を組み合わせて取組の評価や見直しを実施します(厚生労働省)。

返ってくるフィードバックの例は、利用者や事業所のBMI等を時系列で見るグラフと、事業所のADL平均値が都道府県内の事業所と比べてどの位置にあるかを示すグラフです。自施設の数字だけでは変化の大小を判断しにくいため、都道府県内での位置は目標値を決めるときの手がかりになります。

ただし、フィードバックの中には現場であまり使われていない機能もあります。利用者の状況把握に有用と感じる層別化項目を尋ねた調査では、居住系等で「層別化機能は使っていない」という回答が42.7%を占めました(厚生労働省)。届いたデータのどのグラフを見るかは、事業所側で先に決めておく必要があります。

PDCAを当てはめられる業務は、この3つに限りません。他の改善テーマの取組は介護の業務改善事例もあわせて確認してください。

PDCAサイクルが途中で止まる4つの原因

PDCAが途中で止まるのは、意欲や人手より先に、結果を確かめる材料がそろっていないことが原因になります。止まりやすいのはCheckの段階で、直す対象は目標の書き方、記録の置き場所、振り返りの担当と期限、委員会の議題の4つです。

1. 目標が達成状況を測れない形になっている

「記録の質を上げる」という目標では、3か月後に何を見れば達成と言えるのかが決まりません。数えられる対象が入っていない目標はCheckの段階で判定できず、振り返りが感想の交換に終わるからです。

「記録の質を上げる」を「未記録の項目を月末時点でゼロにする」と書き換えれば、達成の可否は月末の一覧を見るだけで判定できます。目標文の後ろに「何を・どの記録から・いつ数えるか」を1行足すと、その目標はCheckで使える形になります。

2. 記録が紙とExcelに分散して比較できない

前後を比べるには、同じ項目が同じ形式で残っていることが前提です。紙の記録、Excelの集計表、個人のメモに情報が分かれていると、比較のたびに転記と突き合わせが発生し、集計そのものが新しい仕事です。振り返りの当日までに数字がそろわず、次回へ持ち越す形で止まります。

直し方は、すべての記録を一度に作り替えることではありません。取組の前後で比べる項目だけを1つの様式に寄せ、置き場所を1か所に決めるところから始められます。電子化の費用と法的要件は介護記録の電子化で詳しく解説しています。

3. 振り返りの担当と期限が決まっていない

誰がいつまでに何を集めるかが決まっていなければ、Checkは「時間ができたら」の位置に置かれたままです。LIFEのフィードバックが届いていても、見る手順と担当が決まっていなければ、Checkの材料にはなりません。実行計画に「誰が・いつまでに・どの記録を集めるか」を担当者名と期日で書き込むと、振り返りの日に材料がそろいます。

4. 委員会が報告の場になっている

委員会を開くこと自体が目的になると、報告を聞いて終わり、次に何を変えるかが決まりません。事故防止委員会(事故の発生防止と再発防止を検討する施設内の会議体)と同じで、議題の立て方で会議の中身が決まります。

厚生労働省は、加算を算定しない場合も、各事業所の状況を踏まえて適切な開催頻度を検討し、開催が形だけにならないよう留意することを求めています。加算を算定する場合の委員会には、管理者だけでなく、ケアを行う職員やユニットリーダー等の参画が必要です。議題を「報告」から「前回決めた対策の結果と、次に変えること」に置き換えると、委員会がActionの場になります。止まった箇所を後から探すより、実行計画に測り方・置き場所・担当と期限・議題の4つを先に書き込むほうが、立て直しは早く済みます。

PDCAサイクルが要件になる加算|生産性向上推進体制加算とLIFE関連加算

生産性向上推進体制加算の委員会と効果データの周期を予定表に先に入れると、算定の条件を満たせます(出所: 厚生労働省「生産性向上推進体制加算について(説明資料)」に基づき編集部作成)

生産性向上推進体制加算とLIFE関連加算に共通するのは、改善のサイクルを回していることを算定の条件にしている点です。生産性向上推進体制加算(Ⅱ)では、委員会の開催とガイドラインに基づいた改善活動の継続、1年以内ごとに1回の効果データの提供が求められます(厚生労働省)。

2つの加算は、対象、PDCAに関する要件、頻度と周期、データの提出先の4点で違います。同じ4点で並べると次のとおりです。

比べる点 生産性向上推進体制加算 科学的介護推進体制加算などLIFE関連加算
対象 短期入所系・居住系・多機能系・施設系サービス LIFE関連加算は17種類。対象サービスは指定権者へ確認
PDCAに関する要件 委員会の開催と、生産性向上ガイドラインに基づいた改善活動の継続 LIFEへのデータ提出と、PDCAサイクルによるサービスの質向上に努めること
頻度と周期 委員会は三月に一回以上、効果データの提供は1年以内ごとに1回 本記事では特定していない(提出時期は指定権者へ確認)
データの提出先 厚生労働省(電子申請・届出システム) LIFE(令和8年5月11日から国保中央会運用LIFE)

自施設が算定するLIFE関連加算の対象サービスとデータの提出時期は、指定権者(都道府県・市町村)へ確認してください。本記事で参照した厚生労働省の資料では、加算ごとの対象と提出時期までは特定できませんでした。

生産性向上推進体制加算|委員会の開催と年1回の効果データ提供

令和6年度に創設された加算で、単位数は(Ⅰ)が100単位/月、(Ⅱ)が10単位/月です。(Ⅱ)の要件は3つあります。1つ目は、委員会の開催や必要な安全対策を講じたうえで生産性向上ガイドラインに基づいた改善活動を継続的に行うことです。2つ目は、見守り機器等のテクノロジーを1つ以上導入することです。3つ目は、1年以内ごとに1回、業務改善の取組による効果を示すデータを提供することです。

加算を算定する場合、委員会は三月に一回以上開かなければなりません。委員会で検討する事項は次の4つです。

  1. 利用者の安全及びケアの質の確保
  2. 従業者の負担の軽減及び勤務状況への配慮
  3. 介護機器の定期的な点検
  4. 職員に対する研修

厚生労働省へ報告する項目は、利用者のQOL(生活の質)等の変化、総業務時間と超過勤務時間の変化、年次有給休暇の取得状況の変化の3つです。導入した機器は、取組を三月以上継続したうえで導入前後の状況を比較する形が示されています。

科学的介護推進体制加算などLIFE関連加算|データ提出とフィードバックの活用

科学的介護推進体制加算とは、LIFEへ利用者の状態などのデータを提出し、返ってきたフィードバックを活用してケアの質を高める取組を評価する加算です。厚生労働省の資料は、LIFE関連加算の要件をデータ提出とPDCAサイクルによる質向上への取組と示しています。LIFE関連加算は17種類あり、加算間で重複した提出項目もあります。

LIFEを利用している事業所は、令和7年4月時点で施設系サービスが約7割、通所・居住系サービスが約5割です。なお、LIFEは令和8年5月11日から公益社団法人国民健康保険中央会が運用する国保中央会運用LIFEへ移り、移行期間は令和8年7月31日に終了しました(厚生労働省)。8月以降の加算算定では、国保中央会運用LIFEでの様式情報の提出が必要です。

算定の可否や要件の適用は事業所ごとに異なるため、詳細は指定権者(都道府県・市町村)へ確認してください。導入する機器やソフトには補助の対象になるものもあり、補助の対象と申請の流れは介護ソフトの補助金が参考になります。加算が求めているのは取組を始めたという宣言ではなく、続けた記録と提出できるデータです。

記録・分析・改善を1年続けるためにそろえる3つの仕組み

PDCAを続ける形にするには、振り返りの日程、測る指標、会議体の3つを、取組を始める前に決めておきます。厚生労働省が示す改善活動では、実行計画の取組期間は3か月程度、全体は1年が目安です。この区切りに自施設の予定を合わせると、振り返りの日が先に決まります。

時期 やること 合わせる区切り
取組開始(4月なら4月) チームを決め、課題を数字にして3か月の実行計画を書く 実行計画の取組期間は3か月程度
3か月後(6月末) 1回目の振り返り。前後の数字を比べて手順を直す 手順5 Check・手順6 Action
3か月ごと 委員会で実施状況を確認し、次に変えることを決める 加算算定時は三月に一回以上
1年後(翌3月) 1年分をまとめ、効果データを整理して次の計画を練り直す 1年を目安に継続。効果データは1年以内ごとに1回

1. 制度側の区切りに振り返り日を合わせる

続ける周期は、自由に決めるものではありません。実行計画は3か月程度・全体は1年が目安とされ、加算を算定する場合の委員会は三月に一回以上、効果データの提供は1年以内ごとに1回と定められています。制度側に区切りがある以上、手元の振り返り日をそこへ合わせれば、報告のための集計を二重に行わずに済みます。

年度初めに取組を始めるなら、6月末に1回目の振り返り、9月末と12月末に委員会での確認、翌3月に1年分の整理という並びです。この4つの日付を先に予定表へ入れてから、実行計画の中身を書きます。

2. 報告項目3つから自施設で取れる指標を選ぶ

測る指標は、ゼロから考えなくても候補があります。厚生労働省へ報告する項目は、利用者のQOL等の変化、総業務時間と超過勤務時間の変化、年次有給休暇の取得状況の変化の3つです。この3つは、加算を算定しない施設でも指標の候補です。

3つのうち、自施設の記録からすぐ数えられるものを1つ選び、最初の3か月はその1つだけを追います。指標を3つ同時に置くと集計の負担は3倍になり、振り返りの前に数字がそろいません。

3. 既存の委員会と一体で運営する

会議体は、新しく作らなくても構いません。厚生労働省は、事務負担を軽くするため、他の会議(例: 事故発生の防止のための委員会等)と一体的に設置・運営することも可能としています。

既存の委員会に議題を1つ足す形が現実的です。参加者の調整と資料の準備が1回で済むためです。取組の分類ごとの中身は介護の生産性向上で詳しく解説しています。

記録・申し送り・教育のPDCAを回すなら CareBase(ケアベース)

記録の抜けと集計を画面側で拾うと、振り返りの前に集計をやり直す作業が減ります(出所: CareBase(ケアベース)のサービス仕様と導入施設1件の実測に基づき編集部作成)

振り返りの材料が毎回そろう形にできるかどうかで、PDCAが続くかどうかが決まります。材料の集め方を分けるのは、記録の抜けをどこで見つけるか、介護記録の集計を誰がするか、動画マニュアルの視聴データやアンケートの集計を誰がするかの3点です。

紙とExcelでも改善活動は回せますが、前後を比べるたびに転記と集計が発生します。記録と教育を別々のツールで運用する場合も、2つの系統を突き合わせる手間が残ります。同じ3点で3つの運用形態を並べると次のとおりです。

比べる点 CareBase(ケアベース) 記録と教育を別々のツール 紙・Excel
記録の抜けの見つけ方 未記録アラートと未確認リスト ツールごとに確認 集計時に気づく
介護記録の集計 ダッシュボードで自動集計 担当者が2系統を照合 担当者が手集計
視聴データ・アンケートの集計 サービス提供側が担当 施設側が担当 施設側が担当

記録の抜けと集計を画面側で拾う

CareBase(ケアベース)は、介護記録・申し送り・動画マニュアルによる教育をクラウドで一元化するサービスです。入力されていない項目を知らせる未記録アラートと、確認が必要な項目を整理する未確認リストが、記録の抜けを画面側で拾います。管理者ダッシュボードでは、記録状況・未記録項目・利用者別とスタッフ別の集計を一画面で表示し、CSV・PDFで出力できます。出力したデータは会議資料や改善計画にそのまま使えるため、振り返りの前に集計をやり直す手間がかかりません。

動画マニュアルの視聴データ集計はCareBase(ケアベース)側が担当する

動画マニュアルの運用は、キックオフから定着まで5ステップ・1テーマあたり約6週間で一巡します。ステップ5で視聴データと職員アンケートの集計・分析を担当するのはCareBase(ケアベース)側で、その結果を次のテーマへ反映します。動画マニュアルによる教育では、視聴データとアンケートの集計を誰が担当するかで、Checkを続けられるかどうかが変わります。導入した特別養護老人ホーム鷲宮苑(埼玉県久喜市・90床の従来型施設)では、朝の口頭申し送りが15〜30分から数分に短くなりました(公式サイト掲載の利用者の声)。動画マニュアルと申し送り画面を導入した1施設の前後の実測です。

記録が紙とExcelに分かれていて、前後比較の集計に毎回時間がかかっている施設や、振り返りの担当を決めきれていない施設に向きます。

介護のPDCAサイクルに関するよくある質問

SPDCAサイクルとPDCAサイクルは何が違いますか

SPDCAは、PDCAの前に調査(Survey)を置いたサイクルです。厚生労働省の通知は、リハビリテーションマネジメントについて「調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Action)(以下「SPDCA」という。)のサイクルの構築を通じて」質の高いリハビリテーションの提供を目指すものと示しています(厚生労働省 介護保険最新情報Vol.936)。事業所の業務改善でも、厚生労働省が示す6手順ではPlanの前に準備と見える化が置かれており、計画の前に現状を調べる段階がある点は共通します。

介護過程とPDCAサイクルは何が違いますか

介護過程は、利用者一人ひとりの情報収集と課題の分析から、計画・実施・評価までを進める考え方です。PDCAサイクルは、利用者へのケアにも事業所の業務改善にも当てはめられる改善の型で、対象の広さが異なります。両者は排他的なものではなく、介護過程の評価で見えた課題を、事業所の業務改善のPDCAに載せることもできます。

リスクマネジメントのPDCAと業務改善のPDCAは分けて回すべきですか

分けるかまとめるかは、会議体の設計しだいです。厚生労働省は、加算算定時の委員会について、他の会議(例: 事故発生の防止のための委員会等)と一体的に設置・運営することも可能としています。会議体を分ければ議題は絞れる一方、参加者の調整と資料の準備は2回分です。まとめる場合は、1回の議題に事故の再発防止と業務改善の両方を入れ、それぞれ前回決めた対策の結果を先に確認する順にすると、報告だけで終わりません。

CareBase(ケアベース)では、PDCAサイクルの振り返りに使うデータはどこまで自動で集まりますか

記録状況と教育の受講状況は自動で集まります。管理者ダッシュボードでは記録状況・未記録項目・利用者別とスタッフ別の集計を一画面で確認でき、CSV・PDFでの出力にも対応しています。未記録アラートと未確認リストが記録の抜けを拾い、動画マニュアルの視聴データと職員アンケートの集計・分析はCareBase(ケアベース)側の担当です。対応できる範囲と画面の内容は、サービス資料で確認できます。

まとめ

介護のPDCAサイクルは、厚生労働省が示す6手順に沿って着手し、3か月ごとに振り返る形にすると続きます。手順と周期は公的に示されていますが、何を測るか、記録をどこに置くかは施設ごとの判断です。まず測る指標を1つ決め、3か月後の振り返り日を予定表に入れてください。

記録・申し送り・教育を1つのクラウドにまとめるCareBase(ケアベース)は、1ユニットや一部フロアからのスモールスタートができ、既存の記録ソフトとの並行運用もできます。最初の1テーマだけを回して確かめたい施設に向く進め方です。

介護ソフトの導入や見直しをご検討中の方は、まずは情報収集から始めてみませんか。
carebase(ケアベース)では、現場に定着する介護記録システムとして、多くの事業所でご活用いただいています。
費用や機能、導入事例について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

carebase(ケアベース)

carebase(ケアベース)の無料体験、
資料請求、お問い合わせはこちら

お問い合わせ

コラム一覧へ

ケアベース導入事例のおすすめ記事

介護経営・施設運営のおすすめ記事

  • 介護の転倒防止|原因別の対策と施設で仕組み化する手順
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護の転倒防止|原因別の対策と施設で仕組み化する手順

    介護現場の転倒防止は、原因を本人側と環境側に切り分けたうえで、環境整備・身体機能・見守りの3方向で対策を組むのが基本です。厚生労働省の2025年調査では、骨折・転倒が要介護者の介護...

  • 介護の人事考課の書き方|評価項目の決め方と上司コメント例文
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護の人事考課の書き方|評価項目の決め方と上司コメント例文

    介護の人事考課は、評価項目を「〜している」という行動の事実で定義し、コメントを事実・行動・次の目標の順で書くと公平になります。厚生労働省が公開している介護職向けの評価シートも、基準...

  • 介護施設の運営とは?経営を安定させる収支管理と5つの改善策
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護施設の運営とは?経営を安定させる収支管理と5つの改善策

    介護施設の運営とは、人員・設備・運営の基準を満たし続けながら、稼働率と人件費で決まる収支を管理する仕事です。全サービス平均の収支差率は令和6年度決算で4.7%にとどまり、収入の6割...

  • デイサービスの経営は儲かる?収支の実態と利益を決める3指標
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    デイサービスの経営は儲かる?収支の実態と利益を決める3指標

    デイサービス(通所介護)の収支差率は令和6年度決算で6.2%、赤字事業所の割合は37.4%です(厚生労働省、2026年8月時点)。収支を決めるのは延べ利用者数・利用者1人当たりの単...

  • 介護施設のコスト削減12の打ち手|費目別の優先順位とICT活用
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護施設のコスト削減12の打ち手|費目別の優先順位とICT活用

    介護施設のコスト削減は、人数を減らすことではなく、記録や申し送りといった間接業務の時間を減らすところから始まります。施設サービスは収入に対する給与費の割合が6割を超えており(厚生労...

  • 介護の緊急時対応マニュアル|手順・救急要請の基準と記録
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護の緊急時対応マニュアル|手順・救急要請の基準と記録

    介護の緊急時対応は、安全確保と反応の確認、応援要請、医療職への連絡と救急要請、記録・報告という順で進めます。救急隊の現場到着は全国平均で約10.0分のため、その約10分に誰が何をす...

  • 介護施設の目標具体例|施設・ユニット・個人別の書き方と評価
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    介護施設の目標具体例|施設・ユニット・個人別の書き方と評価

    介護施設の目標は、施設全体・ユニット・職員個人の3階層に分け、数値で測れる形にすると具体例として機能します。厚生労働省のガイドラインも、改善活動のゴールを定めるときに定量的に測定で...

  • デイサービスの稼働率の平均は70.7%|黒字化の目安と上げる方法
    • 介護経営・施設運営

    2026.8.21

    デイサービスの稼働率の平均は70.7%|黒字化の目安と上げる方法

    デイサービスの稼働率は、1か月の延べ利用者数を「営業日数×定員」で割って求めます。2024年度決算の全国平均は70.7%で、収支がプラスに転じる分かれ目は利用率60%台後半にありま...

  • 介護記録の保管期間は2年?5年?書類種別・起算日・電子保存を解説
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.31

    執筆者:川﨑翔太 介護記録の保管期間は2年?5年?書類種別・起算日・電子保存を解説

    介護記録の保管期間は、国の運営基準では「その完結の日から2年」、多くの自治体は条例で5年に延長しています。「2年で処分してよいのか、5年残すべきか」は書類種別と所在市町村の条例で変...

  • 【2026年最新】介護の人手不足の現状と原因|施設が今できる対策
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.28

    【2026年最新】介護の人手不足の現状と原因|施設が今できる対策

    介護の人手不足は、2040年度に約272万人の介護職員が必要とされる一方で、担い手の増加が追いつかない構造的な課題です。有効求人倍率は全職業の3倍を超え、その背景には高齢化・労働環...

  • 介護職の離職防止|原因データと定着率を高める対策の進め方
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.28

    介護職の離職防止|原因データと定着率を高める対策の進め方

    介護職の離職は「給与の低さが最大の原因」と考えられがちですが、介護労働安定センターの調査では、前職を辞めた理由の最上位は「職場の人間関係」で、賃金の低さはそれに次ぐ要因でした(介護...

  • 介護のリスクマネジメントとは|目的・進め方と事故対応を解説
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.28

    介護のリスクマネジメントとは|目的・進め方と事故対応を解説

    介護のリスクマネジメントとは、事故やヒヤリハットを組織的に把握・分析し、未然に防ぐ一連の取り組みです。厚生労働省の調査では、事故を種別ごとに整理して傾向を把握している市区町村は32...

  • 介護マニュアルの作り方と義務化対応|運営指導でみる整備の進め方
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    介護マニュアルの作り方と義務化対応|運営指導でみる整備の進め方

    介護マニュアルは、業務手順や対応方法を標準化した文書です。令和6年4月からは虐待防止・感染症対策・業務継続計画(BCP)の指針整備等が全介護サービスで義務づけられ、未実施は基本報酬...

  • 介護のヒヤリハット事例集と報告書の書き方|場面別の記入例と様式
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    介護のヒヤリハット事例集と報告書の書き方|場面別の記入例と様式

    介護現場のヒヤリハットは、どこまでが報告すべき事故で、何をどう記録すればよいか、制度上の線引きが分かりにくいテーマです。ここでは、場面別の事例と報告書の書き方を、公式の事故報告様式...

  • 介護の実地指導(運営指導)チェックリスト|確認項目と準備の進め方
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    介護の実地指導(運営指導)チェックリスト|確認項目と準備の進め方

    実地指導は令和4年4月に運営指導へ名称変更され、確認項目は標準確認項目・確認文書として全国共通で整理されています(厚生労働省「介護保険施設等運営指導マニュアル」、2026年6月時点...

  • 【2026年版】介護施設の誤薬対策|原因・防止策・発生時の対応
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    【2026年版】介護施設の誤薬対策|原因・防止策・発生時の対応

    誤薬は介護現場で起こりやすい事故ですが、厚生労働省は誤薬を「対策を取り得る事故」に位置づけています(厚生労働省「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドライ...

  • 介護BCPとは?義務化・作り方・研修まで2026年完全ガイド
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 介護BCPとは?義務化・作り方・研修まで2026年完全ガイド

    介護BCP(業務継続計画)は、令和6年4月から全介護サービス事業者に義務化された、感染症や自然災害でもサービスを継続するための計画です。一方で令和5年時点の公的調査では、感染症BC...

  • 【専門家監修】介護施設の職員定着率を高める取り組み|離職の真因を把握して「育てて残せる」組織をつくる方法
    • 介護経営・施設運営

    2026.6.30

    執筆者:川﨑翔太 【専門家監修】介護施設の職員定着率を高める取り組み|離職の真因を把握して「育てて残せる」組織をつくる方法

    「採用してもすぐ辞めてしまう」 「人手不足で現場の負担が増え、離職が続いている」 このような悩みを抱える介護施設は少なくありません。 介護業界では人材不足が深刻化する中、「採用」だ...

  • 【専門家監修】介護施設の運営指導・実地指導対策完全ガイド|指摘されやすい記録の問題点と事前準備のポイント
    • 介護経営・施設運営

    2026.6.29

    執筆者:柴田崇晴 【専門家監修】介護施設の運営指導・実地指導対策完全ガイド|指摘されやすい記録の問題点と事前準備のポイント

    「介護記録に抜け漏れはないだろうか」 「研修履歴や委員会の議事録をすぐに提出できるだろうか」 「前回の指導で指摘された事項に、きちんと対応できているだろうか」 介護施設の運営指導(...

  • 利用者・スタッフの快適環境を整える選び方と費用・補助金活用|介護施設のエアコン・空調設備導入ガイド
    • 介護経営・施設運営

    2026.5.27

    利用者・スタッフの快適環境を整える選び方と費用・補助金活用|介護施設のエアコン・空調設備導入ガイド

    介護施設では、利用者が長時間を過ごす環境として、空調設備の適切な管理が欠かせません。特に高齢者は体温調節機能が低下しているため、室温管理が不十分だと熱中症や脱水、感染症リスクの増加...

  • 介護ICT・業務効率化のおすすめ記事

  • 介護のケース記録の書き方|客観的に伝わる例文と時短のコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.31

    介護のケース記録の書き方|客観的に伝わる例文と時短のコツ

    介護のケース記録は、5W1Hに沿って主観を避け、客観的な事実を時系列で書くのが基本です。この記事では、書き方の基本ルールから場面別の例文、使ってはいけない表現、そして時短のコツまで...

  • 【2026年版】介護の生産性向上とは?7つの取組と進め方を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.31

    【2026年版】介護の生産性向上とは?7つの取組と進め方を解説

    介護の生産性向上とは、業務のムリ・ムダ・ムラ(3M)をなくし、ケアの質の向上と職員の負担軽減を両立させる取り組みです(厚生労働省、2026年7月時点)。単なるコスト削減ではなく、間...

  • 介護の夜勤記録の書き方|そのまま使える状況別の例文とコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    介護の夜勤記録の書き方|そのまま使える状況別の例文とコツ

    夜勤の介護記録は、簡潔・客観・時系列を守り、場面ごとの型に沿って書けば見落としを防げます。本記事では、巡視や睡眠、排泄、服薬、転倒、体調急変などの状況別にそのまま使える記載例と、N...

  • 排泄記録の書き方|必須項目・便の性状・すぐ使える文例集
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    排泄記録の書き方|必須項目・便の性状・すぐ使える文例集

    排泄記録は、時間・量・性状・排泄方法・本人の様子の5つをそろえ、観察した事実を簡潔に書くのが基本です。この5要素をブリストル便形状スケールなどの共通のものさしで書けば、担当者が代わ...

  • 【2026年版】介護テクノロジー導入支援事業とは|補助率と申請の流れ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    【2026年版】介護テクノロジー導入支援事業とは|補助率と申請の流れ

    介護テクノロジー導入支援事業は、介護ロボットやICT機器の導入費用を都道府県が補助する制度です。令和6年度に「介護ロボット導入支援事業」と「ICT導入支援事業」が統合された事業で、...

  • 【2026年版】介護ソフトの選び方|比較ポイントと費用相場を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護ソフトの選び方|比較ポイントと費用相場を解説

    介護ソフトは記録・請求・申し送り・教育を電子化する業務支援システムで、近年はクラウド型が主流です。製品数が多く料金も「要問い合わせ」が並び、何を基準に選べばよいか判断しにくい領域で...

  • 介護ICTとは?導入メリット・進め方まで解説【2026年版】
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:川﨑翔太 介護ICTとは?導入メリット・進め方まで解説【2026年版】

    介護ICTは、記録・申し送り・教育といった業務をデジタルで一元化し、現場の負担軽減と情報共有・教育の標準化を図る仕組みです。人材不足が深刻化するなかで、限られた人員でケアの質を保つ...

  • 【2026年度版】介護ソフトの補助金まとめ|種類・補助率・申請手順
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 【2026年度版】介護ソフトの補助金まとめ|種類・補助率・申請手順

    介護ソフトは記録や申し送り、教育を効率化する一方で、初期費用が導入の壁になりがちです。2026年度(令和8年度)も国と都道府県は介護ソフト向けの補助金を継続しています。使える補助金...

  • 申し送りの電子化とは?メリット・費用・進め方を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    申し送りの電子化とは?メリット・費用・進め方を解説

    申し送りの電子化とは、口頭や紙で行っていた引き継ぎを介護記録システムなどで記録・即時共有し、誰でも同じ情報を参照できる状態にすることです。介護現場では記録の電子化が進む一方、申し送...

  • 介護記録の電子化とは|メリット・費用・法的要件まで徹底解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護記録の電子化とは|メリット・費用・法的要件まで徹底解説

    介護記録の電子化とは、紙やExcelで管理していた記録を専用システムでデジタルデータとして作成・保存・共有する取り組みです。記録時間の短縮と、電子保存の法的要件への適合を両立できる...

  • 【2026年版】介護記録アプリおすすめ比較13選|無料・有料の選び方
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護記録アプリおすすめ比較13選|無料・有料の選び方

    介護記録アプリは、利用者の状態やケア内容、申し送り事項をスマートフォンやタブレットで記録・共有するツールです。無料アプリは導入のしやすさ、有料アプリは教育・権限管理・サポートに強み...

  • 介護記録の書き方完全ガイド|5W1Hと文例で記録漏れを防ぐ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 介護記録の書き方完全ガイド|5W1Hと文例で記録漏れを防ぐ

    介護記録は、利用者の状態やケア内容を正確に伝える公的な文書であり、保存も法令で義務づけられています。書き方が人によってばらつくと、申し送り漏れや認識のズレ、運営指導での指摘につなが...

  • 介護の申し送りテンプレート|記載項目・例文・チェックリスト集
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護の申し送りテンプレート|記載項目・例文・チェックリスト集

    介護の申し送りは、記載項目・シーン別例文・チェックリストの3点をテンプレートとしてそろえると、伝え漏れと職員ごとの質のばらつきを減らせます。そのまま使える記載項目(統一フォーマット...

  • 【2026年最新】介護情報共有アプリ比較|一元化する選び方
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年最新】介護情報共有アプリ比較|一元化する選び方

    介護現場では、記録は専用ソフト、申し送りは口頭やノート、マニュアルは紙ファイルというように、情報が分散したまま運用されがちです。情報が散らばると伝達ミスや探す手間が積み重なります。...

  • 介護の申し送りのコツと進め方|ミスを防ぐ5つの実践ステップ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護の申し送りのコツと進め方|ミスを防ぐ5つの実践ステップ

    介護の申し送りミスは、個人の注意不足よりも仕組みの問題から起こることが多く、伝える項目の統一・口頭と記録の二重確認・優先順位づけで再現性を高めると減らせます。申し送りの基本と目的、...

  • 【2026年版】介護ソフトおすすめランキング15選を徹底比較
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護ソフトおすすめランキング15選を徹底比較

    介護ソフトの導入は人材不足と公的補助を背景に広がり、選択肢も増えています。ランキングは大手の総合型が上位に並びますが、最適解は施設のサービス形態で変わります。導入実績・料金・機能を...

  • 【専門家監修】介護施設における個人情報保護と記録管理|電子化で注意すべきポイント
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.5.25

    執筆者:川﨑翔太 【専門家監修】介護施設における個人情報保護と記録管理|電子化で注意すべきポイント

    介護施設では、利用者の氏名や住所、既往歴、介護記録など、多くの個人情報を日常的に取り扱っています。特に介護記録には、身体状況や認知症に関する情報など、慎重な管理が求められる内容も含...

  • 介護施設の情報共有を効率化する方法|申し送り・記録・研修を一元化するコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.5.24

    介護施設の情報共有を効率化する方法|申し送り・記録・研修を一元化するコツ

    介護施設では日々、多くの情報共有が発生しています。 利用者様の体調変化、食事・服薬状況、事故報告、申し送り、研修内容など、共有すべき情報は多岐にわたります。 しかし実際の現場では、...

  • 介護記録ソフトの多言語対応機能とは?外国人スタッフが使いやすい記録システムの選び方と活用事例
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.3.25

    介護記録ソフトの多言語対応機能とは?外国人スタッフが使いやすい記録システムの選び方と活用事例

    介護業界では人手不足を背景に、外国人スタッフの採用が急速に進んでいます。特にベトナムやミャンマー、インドネシアなどからの人材は、現場において重要な役割を担う存在となっています。 し...

  • 【2026年版】介護ソフト乗り換えガイド|失敗しないシステム移行の手順とデータ引継ぎのポイント
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.2.25

    【2026年版】介護ソフト乗り換えガイド|失敗しないシステム移行の手順とデータ引継ぎのポイント

    「動作が遅くて記録に時間がかかる」 「法改正のたびにアップデート対応が不安になる」 「サポートに問い合わせても解決まで時間がかかる」 こうした悩みを抱えながら、今の介護ソフトを使い...

  • 教育・人材育成のおすすめ記事

  • 介護の接遇事例集|場面別のNG例とクレーム発生時の対応
    • 教育・人材育成

    2026.8.21

    介護の接遇事例集|場面別のNG例とクレーム発生時の対応

    介護の接遇は、食事・入浴・排泄・声かけの場面ごとにNGな対応と良い対応を対にして整理すると現場で使えます。厚生労働省の令和6年度調査では、施設職員による虐待の発生要因の1位が知識・...

  • 介護の接遇マナー5原則|現場での実践と定着の進め方
    • 教育・人材育成

    2026.8.21

    介護の接遇マナー5原則|現場での実践と定着の進め方

    介護の接遇マナーとは、挨拶・表情・身だしなみ・言葉遣い・態度の5原則で利用者の尊厳を守る関わり方です。施設で虐待と認められた事例の発生要因は上位が職員側の課題で、最多は権利擁護や身...

  • 外国人介護スタッフへの指導方法|伝わる教え方と育成マニュアルの作り方
    • 教育・人材育成

    2026.8.21

    外国人介護スタッフへの指導方法|伝わる教え方と育成マニュアルの作り方

    外国人介護スタッフへの指導方法は、伝え方をそろえること、教える順番を決めること、その型を手順書に残すことの3つで組み立てます。同じ内容でも指導者ごとに言い方や順番が変わると、受け手...

  • 紙マニュアルの限界を突破|介護教育のICT化でOJT負担を減らす方法
    • 教育・人材育成

    2026.7.31

    紙マニュアルの限界を突破|介護教育のICT化でOJT負担を減らす方法

    介護教育のICT化とは、紙と口頭に頼っていた業務手順を動画で標準化し、誰が教えても同じ基準で学べる仕組みに変えることです。紙マニュアルが「あるのに使われない」課題や、動画マニュアル...

  • バイタルチェックとは?意味・目的・見るべき4つの項目をやさしく解説
    • 教育・人材育成

    2026.7.31

    バイタルチェックとは?意味・目的・見るべき4つの項目をやさしく解説

    バイタルチェックとは、脈拍・呼吸・体温・血圧などのバイタルサイン(生命の兆候)を測り、体調変化を早期に把握する観察業務です。介護現場では毎日欠かせない一方、その意味や目的、そして介...

  • 【2026年】介護eラーニング比較10選|選び方と料金相場
    • 教育・人材育成

    2026.7.31

    【2026年】介護eラーニング比較10選|選び方と料金相場

    シフト勤務の現場では全員を集める集合研修が組みにくく、参加できない職員の受講漏れが積み上がりがちです。認知症介護基礎研修が2024年4月に完全義務化され、対応は待ったなしになりまし...

  • 介護施設の法定研修とは?種類・回数・年間計画と記録の残し方
    • 教育・人材育成

    2026.7.31

    執筆者:柴田崇晴 介護施設の法定研修とは?種類・回数・年間計画と記録の残し方

    介護施設の法定研修は、運営基準などでテーマごとに義務付けられた研修で、「計画・実施・記録」の3点を一体で運用することが運営指導対策の要点になります。テーマの種類・実施回数・記録の残...

  • 介護の虐待防止研修とは|義務化の内容・進め方と記録管理を解説
    • 教育・人材育成

    2026.7.28

    介護の虐待防止研修とは|義務化の内容・進め方と記録管理を解説

    虐待防止研修は、令和6年4月から全介護サービス事業者に義務化された4措置の一つで、実施していなければ所定単位数の1%が減算されます(厚生労働省、2026年7月時点)。令和5年度に虐...

  • 【2026年版】動画マニュアル作成ツールの選び方|介護向け比較14選
    • 教育・人材育成

    2026.7.28

    【2026年版】動画マニュアル作成ツールの選び方|介護向け比較14選

    動画マニュアル作成ツールは、撮影・字幕付け・多言語化・受講管理までを一つにまとめた仕組みで、機能・料金・現場での使いやすさを軸に選ぶのが基本です。教育の時短ツールと見られがちですが...

  • 認知症介護基礎研修の義務化とは?対象者・期限・実施方法を解説
    • 教育・人材育成

    2026.7.28

    認知症介護基礎研修の義務化とは?対象者・期限・実施方法を解説

    認知症介護基礎研修は、2024年4月から無資格の介護職員に受講が義務づけられた研修です。対象となる職員は介護業務に従事してから原則1年以内に受講する必要があり、未受講のままでは運営...

  • 【2026年版】高齢者バイタル正常値一覧|血圧・体温・SpO2を『基準値』と『普段との差』で見る方法
    • 教育・人材育成

    2026.7.8

    【2026年版】高齢者バイタル正常値一覧|血圧・体温・SpO2を『基準値』と『普段との差』で見る方法

    介護現場で参照されるバイタルの正常値は、情報源によって数値の幅があります。特に血圧は2025年に学会の管理目標が改訂され、診断基準と治療中の管理目標が別概念であることを踏まえて読む...

  • 【2026年版】介護の研修動画とは?メリットと法定研修対応を解説
    • 教育・人材育成

    2026.7.8

    【2026年版】介護の研修動画とは?メリットと法定研修対応を解説

    介護の研修は義務付けられた領域が広がる一方、従業員が不足とする事業所は65.2%にのぼります(介護労働安定センター 令和6年度介護労働実態調査、2026年6月時点)。限られた人員で...

  • 外国人介護士の教育の進め方|在留資格別の前提と教育ロードマップ
    • 教育・人材育成

    2026.7.8

    外国人介護士の教育の進め方|在留資格別の前提と教育ロードマップ

    外国人介護士の教育は、在留資格ごとの前提を押さえ、入職前から段階的に進めるのが基本です。教育がうまく機能した施設では、日本人職員の指導力向上や業務の標準化にもつながったとの調査結果...

  • 介護施設の外国人スタッフ教育で起きがちな5つの課題と解決策|多言語マニュアル×動画で「伝わる教育」を実現する方法
    • 教育・人材育成

    2026.6.27

    介護施設の外国人スタッフ教育で起きがちな5つの課題と解決策|多言語マニュアル×動画で「伝わる教育」を実現する方法

    介護業界の深刻な人手不足を背景に、技能実習・特定技能・EPA(経済連携協定)などを通じた外国人介護スタッフの受け入れが急増しています。しかし、外国人スタッフを「採用して終わり」では...

  • 介護施設の新人教育マニュアル作成ガイド|OJT依存を脱して「誰でも教えられる仕組み」を作る方法
    • 教育・人材育成

    2026.6.24

    介護施設の新人教育マニュアル作成ガイド|OJT依存を脱して「誰でも教えられる仕組み」を作る方法

    「ベテランスタッフに聞いてね」「見て覚えてね」——多くの介護施設でいまだに行われているOJT中心の新人教育。この方法は、指導者への負担集中、教育品質のばらつき、ノウハウの属人化とい...

  • 外国人スタッフ向け法定研修を多言語対応で運用するには?施設管理者向け実践ガイド
    • 教育・人材育成

    2026.5.29

    外国人スタッフ向け法定研修を多言語対応で運用するには?施設管理者向け実践ガイド

    介護業界では人材不足を背景に、外国人スタッフの採用が進んでいます。技能実習や特定技能などを通じて、多くの施設で外国人介護人材が活躍するようになりました。 一方で、施設管理者からは「...

  • 【外国人スタッフ受け入れ施設必見】介護マニュアルの多言語化で離職率を下げる方法|ベトナム語・ミャンマー語対応の実践手順
    • 教育・人材育成

    2026.3.27

    【外国人スタッフ受け入れ施設必見】介護マニュアルの多言語化で離職率を下げる方法|ベトナム語・ミャンマー語対応の実践手順

    近年、介護業界では人材不足を背景に、外国人職員の受け入れが急速に進んでいます。ベトナムやミャンマー、インドネシアなどから来日するスタッフは、現場にとって重要な戦力となっています。 ...

  • 【2026年最新版】介護向け研修動画システム徹底比較5選|機能・費用・操作性から見る失敗しない選び方
    • 教育・人材育成

    2026.3.26

    【2026年最新版】介護向け研修動画システム徹底比較5選|機能・費用・操作性から見る失敗しない選び方

    介護業界では慢性的な人材不足に加え、教育負担の増加が大きな課題となっています。特に現場では、OJTに依存した教育体制や口頭・紙ベースの研修が中心で、指導の質にばらつきが出やすい状況...

  • 【2026年法改正対応】介護スタッフ教育の完全ガイド|新人研修から継続教育まで体系的に解説
    • 教育・人材育成

    2026.1.26

    【2026年法改正対応】介護スタッフ教育の完全ガイド|新人研修から継続教育まで体系的に解説

    介護現場におけるスタッフ教育は、施設のサービス品質や安全性を左右する重要な要素です。しかし実際には、「新人研修の内容が人によって違う」「OJTが属人的になっている」「教育に十分な時...

  • 効率的な教育と均質化|介護・福祉現場における人材育成とオンライン研修の活用
    • 教育・人材育成

    2026.1.20

    効率的な教育と均質化|介護・福祉現場における人材育成とオンライン研修の活用

    人材不足が深刻化する介護・福祉業界では、「採用」だけでなく「育成」と「定着」が大きな課題となっています。 特に現場教育はOJTに頼りがちで、教える人やタイミングによって内容や質に差...

  • 製品・サービス情報のおすすめ記事

  • CareBase(ケアベース)を助成金で導入|投資対効果と申請の実際
    • 製品・サービス情報

    2026.7.31

    執筆者:柴田崇晴 CareBase(ケアベース)を助成金で導入|投資対効果と申請の実際

    助成金でCareBase(ケアベース)を導入できるのか、その投資は効果に見合うのか。施設管理者がまず確かめたいのは、この点ではないでしょうか。結論から言えば、CareBase(ケア...

  • carebase(ケアベース)料金プラン徹底比較 ─ 目的別最適プラン選び方【2025年版】
    • 製品・サービス情報

    2025.11.26

    carebase(ケアベース)料金プラン徹底比較 ─ 目的別最適プラン選び方【2025年版】

    介護記録ソフトの導入を検討する施設管理者にとって、最も悩ましいのは「どのプランが自施設に合うか」という点です。 特に carebase(ケアベース)は、介護記録の効率化に加え、動画...

  • 補助金・助成金で賢く導入!介護ICTツール『ケアベース』で現場改革を実現する方法
    • 製品・サービス情報

    2025.10.30

    補助金・助成金で賢く導入!介護ICTツール『ケアベース』で現場改革を実現する方法

    日本は急速な高齢化とともに、介護業界を取り巻く環境が大きく変化しています。 高齢者人口の増加に伴い、介護ニーズは増大。しかし、介護従事者の人材不足・離職率の高さ・業務の属人化などに...

  • ケアベース導入は補助金・助成金で実現できる? 補助の対象と申請の流れを解説
    • 製品・サービス情報

    2025.10.22

    ケアベース導入は補助金・助成金で実現できる? 補助の対象と申請の流れを解説

    介護記録・業務マニュアル・申し送りを一元化し、介護現場の生産性を高める ケアベース(carebase)。 「導入したいけど、費用が気になる…」 こうした悩みを持つ事業所は少なくあり...

  • 【2026年版】carebase(ケアベース)とは?全機能・料金プラン・導入事例を最新情報で徹底解説
    • 製品・サービス情報

    2025.9.29

    【2026年版】carebase(ケアベース)とは?全機能・料金プラン・導入事例を最新情報で徹底解説

    高齢化の進展に伴い、介護業界では 人手不足、業務の属人化、記録・引き継ぎのミス といった喫緊の課題が深刻化しています。紙・Excelでの記録運用では、転記ミスや情報の伝達漏れ、時間...

  • 【介護記録の効率化とデジタル化】ミスを防ぎ、現場を変える次世代ツールcarebase
    • 製品・サービス情報

    2025.8.22

    【介護記録の効率化とデジタル化】ミスを防ぎ、現場を変える次世代ツールcarebase

    介護現場では、入居者ごとのバイタルデータ・食事摂取量・服薬情報・ADLの変化・ケアプランなど、日々膨大な量の情報が発生します。 こうした情報は介護記録としてまとめられ、次のシフトに...