2026.10.26
看取り介護とは?4段階の流れと加算の要件、家族への説明
厚生労働省の人口動態統計では、2024年に老人ホームで亡くなった人が全死亡の12.2%を占めました。看取り介護とは、回復の見込みがないと医師が判断した人に、本人と家族の意思に沿って最期まで暮らしを支える介護です。施設での4つの段階、看取り期の変化への関わり方、看取り介護加算の要件、家族への説明を、厚生労働省の通知と東京都の手引きで確かめられます。
看取り期の利用者の変化を職員全員で共有したい方は
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看取り介護とは?本人と家族の意思に沿って最期の暮らしを支える介護
看取り介護を始める3つの前提と呼び名の違い、施設で増える看取りを1枚に整理(出所: 厚生労働省 留意事項通知・東京都「暮らしの場における看取り支援の手引き」・厚生統計要覧(令和6年人口動態統計)に基づき編集部作成)
看取り介護とは、医師が回復の見込みがないと判断した人に、本人と家族の意思に沿って、最期までその人らしく暮らせるよう支える介護です。特別養護老人ホーム(特養)などでは、医師の診断と本人・家族の合意を前提に、医師・看護職員・介護職員などの多職種が共同して進めます(留意事項通知(老企第40号・令和3年改正))。たとえば、食事量が減り続けた入所者を医師が回復の見込みがないと判断し、家族が施設で過ごすことに同意したときから始まります。
厚生労働省の通知が示す看取り介護の中身
留意事項通知は、看取り介護加算(施設で看取り介護を行ったときに介護報酬へ上乗せされる加算)の主眼を「入所者がその人らしく生き、その人らしい最期が迎えられるよう支援すること」としています。東京都の暮らしの場における看取り支援の手引き(令和2年3月)の定義は「本人や家族の望む過ごし方を支援しながら最期まで支えていくこと」です。
両者に共通するのは医師の判断、本人・家族との合意、多職種の共同の3つで、自施設の看取りの指針にこの3つがあるかを確かめておくと、看取り期の役割分担で迷いません。令和3年の改正では、計画づくりに厚生労働省の人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(最期の医療・ケアを本人と話し合って決める手順を示した指針)を参考にすることも加わりました。
ターミナルケア・緩和ケアとの違い
3つの言葉を比べる軸は、何を指すか、対象、使われる場面の3つです。
| 言葉 | 何を指すか | 対象 | 使われる場面 |
|---|---|---|---|
| 看取り介護 | 本人・家族と合意しながら最期まで暮らしを支える介護 | 回復の見込みがないと医師が診断した人 | 特養・特定施設・認知症グループホームの看取り介護加算 |
| ターミナルケア | 計画への同意を得て多職種で行う終末期のケア | 看取り介護と同じ | 介護老人保健施設や訪問看護などのターミナルケア加算 |
| 緩和ケア | 痛みやつらさを早く見つけて和らげ、生活の質を高める取り組み | 生命を脅かす病気に直面した患者と家族(がんに限らない) | 医療・ケア全般(WHOの2002年の定義) |
(出所: 厚生労働省「令和3年度介護報酬改定における改定事項」「令和6年度介護報酬改定における改定事項」「循環器疾患における緩和ケアについて」)
介護報酬では、看取り介護とターミナルケアは施設やサービスの種類による呼び分けで、医師の診断、計画への同意、多職種による説明という要件の骨格は共通しています。介護老人保健施設から移ってきた利用者の記録に「ターミナルケア」とあれば、同じ前提のケアと読み替えます。
看取り介護が行われる場所と、施設で増えている看取り
厚生統計要覧 第1-25表(令和6年人口動態統計)では、2024年の死亡場所は病院64.4%、自宅16.4%、老人ホーム12.2%でした。老人ホームは2005年の2.1%から約6倍になっています(「老人ホーム」は統計上の区分で、施設の種類別の内訳はありません)。
老人ホームで亡くなる人の割合が20年足らずで約6倍になったことから、CareBase(ケアベース)は、看取りを施設の日常の業務の一つと考えています。担当が回ってきてから慌てないよう、入所時から看取りの指針・職員研修・記録を整えておくと、看取り期の段取りで迷いません。
看取り介護の流れ|入所時から看取り後までの4つの段階
段階が切り替わるサインと、看取り期に入る条件(医師の判断と本人・家族の同意)を流れで整理(出所: 東京都「暮らしの場における看取り支援の手引き」・厚生労働省「加算・減算適用要件一覧」に基づき編集部作成)
施設の看取り介護は、入所期・安定〜衰弱期・看取り期・看取りと看取り後の4つの段階で進みます。看取り期に入るのは、医師が回復の見込みがないと判断し、施設の看取りの方針に本人と家族が同意したときです(東京都の手引き)。
| 段階 | 主な状態 | 介護職がすること | 家族への説明 |
|---|---|---|---|
| 1. 入所期 | 施設での暮らしが始まる | 好みや価値観を聞いて共有する | 看取りの指針を説明し同意を得る |
| 2. 安定〜衰弱期 | 悪化と回復を繰り返す | 食事量や体重の変化を共有する | 意向を繰り返し話し合う |
| 3. 看取り期 | 眠る時間が長くなり水分が摂れなくなる | 心地よいケアを家族と行う | 最期に立ち会いたいかを確かめる |
| 4. 看取りと看取り後 | 医師が死亡を診断する | 医師へ連絡しお見送りを準備する | お別れの時間と手続きを案内する |
(出所: 東京都「暮らしの場における看取り支援の手引き」(令和2年3月))
1. 入所期|看取りの指針を説明し、本人と家族の意向を聞く
入所時の面談では、看取りの指針を説明し、本人・家族の意向や延命処置についての考えを確かめて、同意書などを取り交わします。あわせてACP(アドバンス・ケア・プランニング=最期の医療・ケアについて、本人が家族や職員と前もって繰り返し話し合うこと。ガイドライン解説編)を始めます。本人の好きなことや大事にしてきたことを職員間で共有しておくと、本人が話せなくなったときにケアを選ぶ手がかりになります。
2. 安定〜衰弱期|食事量や体重の変化をチームで共有する
体調の悪化と回復を繰り返しながら、少しずつ弱っていく時期です。手引きは「食べているのに体重が減ってくる」ときに注意し、「食べられなくなる(本人が嫌がる)」状況は看取り介護を始めるサインかもしれないとして、ケアチームでの情報共有を勧めています。たとえば毎食ほぼ全量を食べている利用者の体重が月ごとに減っているなら、記録を看護職員に見せて相談し、カンファレンスで検討してから医師へ報告します。
3. 看取り期|医師の判断と同意を得て看取り介護計画に沿ってケアする
医師が回復の見込みがないと判断し、本人と家族が施設で過ごすことに同意したときが、看取り介護の始まりです。多職種で看取り介護計画(看取り期のケアの方針をまとめた介護計画)を作り、本人・家族に説明して同意を得ます(厚生労働省 加算・減算適用要件一覧)。この時期は眠る時間が長くなり、水分が摂れなくなるのが特徴です。体をさする、好きな音楽をかける、口の渇きを癒やすなど、本人が心地よいと感じるケアを家族と一緒に行います。最期に立ち会いたいかを家族に確かめるのも、この時期です。
4. 看取りと看取り後|お見送りの準備と職員の振り返り
兆候をチームで共有して家族へ知らせ、呼吸が止まったら看護職員と医師へ連絡し、医師が死亡を診断するまでが、この段階の前半です。その後は、旅立ちの準備として体や身なりを整えるエンゼルケア、お別れの時間、退所の手続き、お見送りへと進みます。後日に職員で看取りを振り返る場が、デスカンファレンスです。入所時から意向を聞き、変化をチームで共有しておくことが、看取り期に家族と同じ方向を向いてケアするための準備になります。
看取り期に現れる変化と、介護職ができる関わり方
変化に気づいてからケアを行い、判断を看護職員と医師へつなぐまでを3段階で整理(出所: 東京都「暮らしの場における看取り支援の手引き」に基づき編集部作成)
看取り期には呼吸・意識・食事・皮膚に変化が現れるため、介護職は無理に食べさせず、口の渇きを癒やし、手足をさすって温め、変化を看護職員と家族へ伝えます。最期が近いかどうかの判断は、看護職員と医師の役割です。
死が近づいたときに現れる主な変化と家族への伝え方
呼吸の変化には、呼吸の大小を繰り返して止まるチェーン・ストークス呼吸、顎を動かして息をする下顎呼吸、喉元がごろごろ鳴る死前喘鳴があります。
| 変化 | 現れ方 | 家族への伝え方 |
|---|---|---|
| 呼吸 | 不規則になり、10〜20秒止まることがある | 苦しさは感じていないといわれていると伝え、会わせたい人へ連絡してもらう |
| 意識 | 眠る時間が長くなる | 話しておきたいことは早めに伝えるよう勧める |
| 食事と水分 | 量が減り、無理に口に入れるとむせる | 食べたいときに食べたい分だけにする |
| 皮膚 | チアノーゼ(唇や手足が紫色になる)が出て、手足が冷える | 手足をさすり、保温する |
| 落ち着かなさ | 身の置き所がない様子(せん妄)が出る | 自然な現象であると伝える |
(出所: 東京都「暮らしの場における看取り支援の手引き」(令和2年3月)。OPCARE9プロジェクトの国際同意(2013年)などを参考にした表)
手引きによれば、約20%の人はこの経過をたどらず、急に亡くなることがあります。表は目安として使い、変化に気づいたら看護職員に伝えて判断を仰ぎます。聴覚は最期まで残るといわれているため、家族には最後まで声をかけてもらうとよいでしょう。
身体と心のケアで介護職ができること
身体のケアでは、食べたいときに食べられる分だけを口にしてもらい、氷片や好きな飲み物で口を潤し、手足をさすって保温します。心のケアの中心は、声かけや好きな音楽、家族と過ごす時間で、本人が心地よいと感じる時間を増やすことです。気づいた変化は、時刻と様子を添えて介護記録と申し送りに残し、看護職員と次の勤務の職員へつなぎます。
看取り介護加算に必要な体制・記録と単位数
算定に必要な体制・同意・記録と、死亡日に近いほど高くなる単位を時系列で整理(出所: 厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和6年6月)・留意事項通知に基づき編集部作成)
看取り介護加算は、施設の体制を整え、医師の診断と本人・家族の同意を得て、介護記録に3つの事項を残したときに算定できます。体制は、常勤の看護師と24時間連絡できる体制、看取りの指針、職員研修、個室または静養室への配慮です。単位数は死亡日に近いほど高く、死亡日を含めて45日を上限として(留意事項通知)、死亡月にまとめて算定します。
以下は特養の令和6年度介護報酬改定後の基準です。最新の基準と個別の算定の可否は、指定権者(都道府県・市町村)に確認してください。
加算を算定できる施設と、整えておく体制
看取り介護加算を算定できるのは、特養(地域密着型を含む)、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホームなど)、認知症グループホームです。介護老人保健施設はターミナルケア加算で評価されます。特養の施設基準は次の5つです(加算・減算適用要件一覧)。
- 常勤の看護師1名以上と、24時間連絡できる体制
- 看取りの指針を定め、入所時に説明して同意を得る
- 多職種で協議し、看取りの実績を踏まえて指針を見直す
- 看取りに関する職員研修
- 個室または静養室(多床室の施設で、家族と静かに過ごせる部屋)を使えるよう配慮する
入所者側の要件は、医師の診断、多職種で作った介護計画への同意、記録を使った説明への同意の3つです。同じ留意事項通知は、指針に盛り込む事項の例として8項目を挙げています。看取りの考え方、終末期の経過、医療行為の選択肢、医師との連携、意思確認の方法、同意書の書式、家族への心理的支援、職員の対応です。
単位数は死亡日からさかのぼって4つの区分で決まる
単位(介護報酬の計算単位。1単位の金額は地域で異なります)は、死亡日からさかのぼった日数で決まります。
| 死亡日からの期間 | 加算(Ⅰ) | 加算(Ⅱ) |
|---|---|---|
| 死亡日以前31〜45日 | 1日72単位 | 1日72単位 |
| 死亡日以前4〜30日 | 1日144単位 | 1日144単位 |
| 死亡日以前2〜3日 | 1日680単位 | 1日780単位 |
| 死亡日 | 1,280単位 | 1,580単位 |
(出所: 厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和6年6月)。改定で変わるため最新の基準をご確認ください)
45日間すべて施設で看取り介護を行い(Ⅰ)を算定すると、15日×72+27日×144+2日×680+1日×1,280=7,608単位です。死亡月にまとめて算定するため、退所した月と亡くなった月が違うと、入所していない月の自己負担を請求する場合があります。留意事項通知は、退所時にこの点を説明し、文書で同意を得るよう求めています。
加算の算定で介護記録に求められる3つの事項
同じ留意事項通知が、介護記録などに残して多職種で共有するよう求めているのは、次の3つです。
- 終末期の身体症状の変化と、それに対する介護
- 療養や死別についての本人と家族の気持ちの変化と、それに対するケア
- 各段階で把握した本人・家族の意向と、それに基づく対応
身体の変化に加えて、気持ちの変化と意向まで残す点が日々の記録との違いです。記録の基本は、介護記録の書き方の基本にまとめました。看取り期の記録に残す3項目と場面別の例文は、看取り介護記録の書き方で詳しく解説しています。加算は体制と同意と記録がそろって算定できるため、指針・同意書・介護記録を同じ考え方で整えると、算定の準備と家族への説明を一度に進められます。
看取りのカンファレンスで話し合うことと、話し合いを文書に残す理由
看取りのカンファレンスでは、本人の状態・職員の不安・家族の意向・キーパーソンの4点を確かめ、話し合った内容をその都度記録に残します。留意事項通知が求めているのも、多職種が参加するケアカンファレンスなどで看取り介護を検証し、職員の精神的な負担を把握して支えることです。
看取り期のカンファレンスで確かめる4つのこと
東京都の手引きは、看取り期のカンファレンスで話し合う内容として次の4つを挙げています。
- 本人の状態の共有
- 職員の不安や気になること
- 家族の意向に変化がないか
- キーパーソン(家族の中で施設との連絡窓口になる人)が入院などで変わっていないか
開く時期の目安は、本人の状態が変わったときです。申し送りの前後など、多職種が顔を合わせる時間を使って開きます。多職種それぞれの役割と情報共有の進め方は、介護のチームケアで詳しく解説しています。
看取り後のデスカンファレンスで振り返ること
デスカンファレンス(看取り後にケアを振り返り、職員の心のケアも行う会議)を開く目安は、看取りから1か月後程度です。話し合う内容は、できたこと・できなかったこと、看取り介護を始めた時期、計画の評価、本人の意向、家族への対応などです。手引きは「できたこと」を積極的に評価するよう勧めており、言葉にして残すと、次の看取りで同じケアを選ぶ根拠になります。
話し合った内容をその都度文書に残す理由
前述のガイドラインは「このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、文書にまとめておくものとする」としています。東京都の手引きが勧めるのも、カンファレンスと記録で情報を共有し、家族に「誰に聞いても変わらない答え」を返せるようにすることです。カンファレンスの記録に残す項目と例文は、介護のケアカンファレンス記録の書き方にまとめました。
看取り期は、勤務が交代するたびに本人の状態が変わります。そのためCareBase(ケアベース)は、決めたことと家族の意向の変化が次の勤務の職員まで届くかどうかで、ケアのそろい方が変わると考えています。看取りのカンファレンスの議事録に話し合った内容・決めたこと・意向の変化が残り、次の勤務の職員が読める場所にあるかを、まず点検してください。
AI議事録とは、会議の録音から発言者を分けて文字に起こし(書き起こし)、要点をまとめる(要約)仕組みです。CareBase(ケアベース)AI議事録では、会議の種類に「看取り・ターミナルケア」を選ぶと、様式に沿った下書きをAIが作ります。要約からは元の発言を開けて、修正の履歴も残ります。AIが作る下書きを職員が元の発言で確かめ、修正・確定してから押印欄付きPDFで回覧する流れです。
確定した議事録をPDFで出力した例。末尾の承認・確認の押印欄を使って回覧できる(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)
看取りのカンファレンスで決めたことを元の発言に戻れる形で残したい方は
CareBase(ケアベース)AI議事録の資料をダウンロード
家族への対応|入所時の同意から看取り後の悲しみに寄り添うまで
家族への対応は、入所時に看取りの指針を説明して同意を得ることから始まり、看取り期の変化をこまめに伝え、看取り後は悲しみに寄り添うところまで続きます。どの時点でも職員によって説明が変わらないよう、伝えた内容をカンファレンスと記録でそろえます。
入所時と看取り期に説明して同意を得ること
入所時に家族と確かめておくのは、看取りの指針、施設の医療・看護の体制、延命処置についての考え、キーパーソンの4つです。手引きは、施設は病院と違うことを理解してもらってから意思を確かめるよう勧め、留意事項通知は、記録を使った説明資料を作って写しを渡すよう求めています。看取り期は、「何もしない方が本人に苦痛が少ないこともある」ことと、死亡日からさかのぼって計算する加算の仕組みも伝えておきます。
家族が来られないとき、気持ちが揺れるとき
口頭で同意を得たときの介護記録への記載事項は、説明の日時・内容と、同意を得た旨です。本人が判断できず家族の来所も見込めないときも、多職種が相談しながら看取り介護を行っていれば、加算の算定は可能です。その場合は相談の日時・内容、本人の状態、連絡したが来所がなかったことを記録し、その後も連絡を取り続けます(留意事項通知)。揺れ動く家族の気持ちには、「いつでも意向は変えられる」と伝えておきます。
看取り後の家族の悲しみに寄り添う
グリーフケア(大切な人を亡くした家族の悲しみを支えること)として手引きが挙げるのは、次の3つです。看取り期のケアに家族にも参加してもらうこと、故人をよく知る一人として話し相手になること、悲しむのは悪いことではないと伝えることです。亡くなった後は手続きで困りごとがないか声をかけ、死亡診断書のコピーを複数枚手元に置くよう伝えます。
看取り期の変化と決めたことを職員全員で共有するならCareBase(ケアベース)
CareBase(ケアベース)は、看取り期の利用者のバイタルを1回の入力でケース記録と申し送りへ転記し、次の勤務の職員が同じ情報を確かめられるようにします。
看取り期の記録の仕組みを選ぶときは、次の3点が判断の目安です。
- 食事・水分・呼吸の変化を職員全員が同じ記録で確かめられるか
- 決めたことや家族の意向の変化が次の勤務の職員まで届くか
- 誰がいつ何を記録したかを後からたどれるか
紙の記録と申し送りノートでは、書き写さなかった変化が次の勤務の職員に届きにくく、議事録の清書にも時間がかかります。
1回の入力が関連する記録へ流れる仕組みにしているのは、記録と申し送りと議事録が別々の紙に分かれていると、看取り期の変化が伝わりきらないと考えているためです。バイタル(体温・脈拍・血圧・呼吸・SpO2)と飲水・食事・排泄などを記録でき、いつ・誰が・何を記録したかは色分けで分かり、申し送りは既読管理で誰が読んだかを確かめられます。議事録はCareBase(ケアベース)AI議事録が下書きを作り、職員が確認して確定した後は閲覧範囲を施設内全員にでき、修正の履歴も残ります。導入実績は100社以上です。
確定した議事録には閲覧範囲・作成者・最終確定者が表示され、操作履歴のタブも開ける(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)
看取り期の食事量や呼吸を紙に記録して申し送りノートへ書き写している施設、会議後にメモから議事録を書き直している施設に向いています。CareBase(ケアベース)AI議事録はCareBase(ケアベース)の機能の一部で、議事録づくりだけを変えたい施設は単独で導入できます。
看取り期のバイタルの記録を申し送りまでつなげたい方は
CareBase(ケアベース)のサービス資料をダウンロード
看取り介護についてよくある質問
看取り介護加算のⅠとⅡは何が違いますか?
(Ⅱ)は、(Ⅰ)の要件に加えて配置医師緊急時対応加算の施設基準を満たす施設の区分です。配置医師と施設で緊急時の連携方法や診察を依頼するタイミングを取り決めて1年に1回以上見直し、24時間医師が対応できる体制を整えます(介護保険最新情報Vol.1213)。死亡日の前日・前々日は780単位、死亡日は1,580単位で、両方を同時には算定しません。
看取り介護の同意書には何を書きますか?
同意書の書式は、看取りの指針に盛り込む事項の一つです。東京都の手引きは、入所時に取り交わす書類の例を示しています。指針の説明を受けたことの確認書類、終末期を迎えたい場所のアンケート、気管内挿管や人工呼吸器などの延命処置を希望するかどうかの確認書です。
看取り介護の研修では何を学びますか?
看取りに関する職員研修は、加算の施設基準に含まれています。手引きが挙げるテーマ例は、施設の看取りの方針、看取りの流れ、ACP、チームでの看取り、エンゼルケアなどです。申し送りの時間を使った20分ほどの研修を積み重ねる施設の例も紹介しています。
CareBase(ケアベース)で、看取り期の記録と看取りのカンファレンスの議事録を扱えますか?
扱えます。バイタルは、1回の入力でケース記録と申し送りへ転記される仕組みです。議事録はCareBase(ケアベース)AI議事録が「看取り・ターミナルケア」の様式で録音から下書きを作り、職員が確認・確定して押印欄付きPDFで回覧します。AI議事録は単独で導入でき、録音1時間あたり500円(税抜)です。CareBase(ケアベース)本体の料金は1施設あたりの月額制です。プランにより異なりますので、詳細はお問い合わせください。
まとめ
看取り介護は、医師が回復の見込みがないと判断した人を本人と家族の意思に沿って最期まで支える介護で、施設では4つの段階で進みます。介護職は日々の介護と変化の共有を担い、看取り期の判断と死亡の診断は医師が行い、加算の算定可否は指定権者に確認します。まずは自施設の看取りの指針に8項目が入っているか、介護記録に3つの事項が残っているかを確かめてください。
CareBase(ケアベース)は、看取り期のバイタルを1回の入力でケース記録と申し送りへ転記します。カンファレンスの議事録は、CareBase(ケアベース)AI議事録が録音から下書きを作ります(録音1時間あたり500円・税抜)。職員が確認して確定した内容は、施設内全員が読める設定にできます。決めたことを夜勤まで届けたい施設に向いています。
看取り介護の記録と申し送りを一つの仕組みで整えたい方は
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看取りのカンファレンスの議事録を録音から下書きしたい方は
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