2026.10.27

介護のケアカンファレンス記録の書き方|議事録に残す8項目と例文

厚生労働省の通知(介護保険最新情報Vol.1228・令和6年3月18日)は、認知症の利用者にチームでケアをする施設の加算の条件を示しています。その条件には、対象者1人につき月1回以上のカンファレンスと、評価やケア方針の詳しい記録が含まれます。ケアカンファレンスの記録には、日時・参加者と職種・議題・各職種の意見・本人と家族の意向・決めたことと担当・期限を書きます。以下は、8項目の書き方と例文、録音から下書きを作るAI議事録(会議の録音を書き起こして議事録の下書きにまとめる仕組み)の使い方です。

録音で下書きを作り、ケアカンファレンスの記録を仕上げたい方は
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ケアカンファレンスとは?利用者のケアを多職種で話し合って決める会議

ケアカンファレンスは、介護職員・看護職員・ケアマネジャーなどが利用者1人のケアを話し合って方針を決める会議で、記録には話し合った内容と決めたことを残します。議題に応じて加わる職種は、施設なら管理栄養士・機能訓練指導員・生活相談員などです。

たとえば食事量が減った利用者について、介護職員が食べ残しの量を、看護職員が口の中の様子を、管理栄養士が食形態の案を持ち寄り、明日から何を変えるかを決めます。

ケアカンファレンスを開く目的

ケアカンファレンスを開く目的は、次の3つです。

  1. 職種ごとに持っている情報を持ち寄る
  2. ケアの方針と担当をそろえる
  3. 本人と家族の意向をケアに反映する

決めた方針は、会議に出なかった職員へ記録を通して届きます。そのため記録には、経過よりも「決めたこと」と「本人と家族の意向」を確実に残します。

サービス担当者会議との違い

サービス担当者会議は、運営基準(事業所が守る人員・設備・運営のルールを定めた厚生労働省令)で招集する人と目的が決められた会議です。特別養護老人ホーム(指定介護老人福祉施設)の運営基準では、計画担当介護支援専門員が担当者を招集し、施設サービス計画の原案に専門的な意見を求める会議と第12条第6項に定められています。

ケアカンファレンスは多職種の話し合いの一般的な呼び方です。サービス担当者会議として開くときの要件と議事録の書き方は、サービス担当者会議とは?開催が必要な4つの場面と議事録の書き方で詳しく解説しています。職種をこえた情報共有の進め方全般については、介護のチームケアとは?多職種の役割と情報共有の進め方も参考にしてください。

ケアカンファレンスを開く場面と当日の進め方

ケアカンファレンスは定期のほか状態が変わったときや計画を見直すときに開き、現状の資料を準備して、共有・検討・決定・欠席者への伝達の順に進めます。開く頻度には、施設で決めるものと、基準や加算で定められているものがあります。

開く場面と参加する職種

No 開く場面 根拠 主な参加者
1 定期 施設の取り決め 介護職員・看護職員・ケアマネジャー
2 状態が変わったとき(食事量の低下・転倒など) 施設の取り決め 議題に応じて管理栄養士・機能訓練指導員など
3 施設サービス計画の作成時、要介護更新認定・区分変更の認定時 特別養護老人ホームの運営基準 第12条(サービス担当者会議) 計画担当介護支援専門員が招集する担当者
4 認知症チームケア推進加算を受ける施設 Vol.1228:対象者1人につき月1回以上、状態が変わったときはその都度 加算で定めるチームの職員

出所: 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準、介護保険最新情報Vol.1228に基づき編集部作成

認知症チームケア推進加算は、認知症の行動・心理症状の予防と早期対応にチームで取り組む施設を評価する加算です。BPSD(行動・心理症状)は、認知症に伴う歩き回る・大きな声を出すなどの行動や、不安などの心理面の症状を指します。算定の要件は、最新の基準と指定権者(施設を指定・指導する都道府県や市町村)に確認してください。入退院や急変時に医療機関と開く会議で共有する情報は、医療と介護の連携で介護施設が共有する情報で場面ごとに紹介しています。

当日の進め方(準備・共有・検討・決定・伝達)

  1. 準備:議題と現状の資料(日々の記録、食事量や体重)を前日までに配る
  2. 共有:担当職員が現在の状態を事実で報告する
  3. 検討:職種ごとに意見を出す
  4. 決定:誰が・いつまでに・何をするかと次に確認する日を、その場で読み上げて確かめる
  5. 伝達:欠席した職員へ決めたことを伝える

記録係は、議題ごとに8項目の欄を埋めながら聞くと、会議後の清書が短くなります。決めたケアを施設サービス計画の見直しにつなげる記録は、介護のモニタリングとは?|頻度の決まりと記録に残す4つの内容もあわせて確認してください。

ケアカンファレンスの記録に残す8つの項目

ケアカンファレンスの記録には8つの項目を残します。前半の4つは、開催日時・場所・開催方法、参加者の氏名と職種、対象の利用者と議題、現在の状態です。後半の4つは、各職種の意見、本人と家族の意向、決めたことと担当・期限、次に確認する日と欠席者への伝え方です。8項目は法令が定めた様式ではなく、通知と指針が記録を求める内容に、実務で使われる項目を合わせた整理です。

No 項目 一言で書くときの記入例
1 開催日時・場所・開催方法 ○月○日 14:00〜14:30 会議室(長女様はオンライン参加)
2 参加者の氏名と職種 介護職員A、看護職員B、管理栄養士C(欠席:介護職員F)
3 対象の利用者と議題 ○○様 食事量の低下への対応
4 現在の状態 主食を5割未満残す日が1週間続く(介護記録より)
5 各職種の意見 看護職員B:口の中の傷を確認したい
6 本人と家族の意向 本人「固いものがかみにくい」
7 決めたことと担当・期限 管理栄養士Cが○月○日から副菜をやわらかい形態に変える
8 次に確認する日と欠席者への伝え方 ○月○日に摂取量で評価。介護職員Aが申し送りで介護職員Fへ伝達

出所: 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン、介護保険最新情報Vol.1228に基づき編集部作成

1. 開催日時・場所・開催方法

開始と終了の時刻と、会議室かオンラインかを書きます。家族がオンラインで参加した回は、その旨も書き添えてください。

2. 参加者の氏名と職種

欠席者も含めて、氏名と職種を並べるのが基本です。職種がわかれば、意見の欄で誰の発言かを特定できます。

3. 対象の利用者と議題

誰について何を決める会議かを、1行で書きます。複数の利用者を扱う回は、利用者ごとに記録を分けてください。

4. 現在の状態(共有した事実)

書く内容は、食事量・体重・転倒の回数など、日々の記録から拾った事実とその期間です。数えた量や回数で残すと、次回に変化を比べられます。

5. 各職種の意見

誰(職種)が何を提案したかを書きます。採用しなかった案も1行残しておけば、次回に同じ案を一から検討し直す必要はありません。

6. 本人と家族の意向

本人と家族を分け、話した言葉をそのまま書くのが基本です。厚生労働省の人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(最期の医療・ケアを話し合う手順を示した指針)は「話し合った内容は、その都度、文書にまとめておく」としています。CareBase(ケアベース)は、日々のケアを話し合うカンファレンスでも同じ考え方で、意向を独立した欄に置くことをすすめています。

7. 決めたことと担当・期限

書く内容は、誰が・いつまでに・何をするかです。Vol.1228が記録を求める内容も評価・ケア方針・振り返りで、記録の中心は話し合いの結論とその確認です。会議の最後に、担当者名と期限まで埋まっているかを確かめます。

8. 次に確認する日と、欠席者への伝え方

再評価の日と、決めたことを欠席者へ誰が・いつ・どの方法(申し送り・回覧)で伝えたかを書きます。伝えた日と方法の記録は、伝達の漏れを次回に確かめる手がかりです。

看取り期のカンファレンスでは、8項目に加えて、本人の意思をどのように確かめたかも記録に残してください。看取り介護の進め方と家族への説明は、看取り介護とはも参考にしてください。看取りカンファレンスの記録に書く項目と記入例は、看取り介護記録の書き方で扱っています。8項目を欄にした様式を先に用意しておくと、記録係が替わっても抜ける項目が出にくくなります。

決めたことが現場に伝わる記録にする3つの書き方

ケアカンファレンスの記録は、見た事実と職種ごとの意見を分けて書き、決めたことは誰が・いつまでに・何をするかで書き、本人と家族の言葉はそのまま残します。この3つがそろった記録は、会議に出なかった職員にとっても、次に何をするかを判断する手がかりです。委員会や定例会議にも共通する議事録の書き方は、介護施設の議事録の書き方で確かめられます。

No 「話し合った」で終わる記録 決めたことが伝わる記録
1 食欲がないため様子を見る 主食を5割残す日が3日続いた(介護記録より)。看護職員Bが○月○日までに口の中を確認する
2 夜間の見守りを強化する 夜勤リーダーが○月○日から巡回をトイレに向かう時間帯に合わせ、2週間後に転倒の回数で確かめる
3 家族は施設に任せるとのこと 長女様「食事は本人が食べたい分だけでいい」(○月○日の面会時)

出所: 事実と意見を分け、決めたことに担当と期限を付ける記録の書き方の整理に基づき編集部作成

1. 見た事実と、職種ごとの意見を分けて書く

「食欲がない」では量も期間も伝わりません。見た事実は量と期間で書き、意見は「看護職員B:口の中の傷を確認したい」のように職種名を付けて別の行に書きます。事実と解釈を分ける介護記録の書き方全般は、介護記録の書き方完全ガイド|5W1Hと文例で記録漏れを防ぐにまとめました。

2. 決めたことは「誰が・いつまでに・何を」で書く

「見守りを強化する」だけでは、誰がいつから何を変えるのかが読む人によって変わります。担当者名と期限、次に確認する日まで添えます。決めたことに担当と期限がない記録は、次のカンファレンスで実行したかを確かめられません。

3. 本人と家族の言葉は、カギ括弧でそのまま残す

「家族は施設に任せるとのこと」とまとめると、誰が何を望んだのかが残りません。本人と家族は行を分け、言い換えずにカギ括弧で書き、誰がいつ話したかを添えます。

決めたケアは、欠席した職員にも日々の記録と申し送りで届くようにしておきましょう。CareBase(ケアベース)は、日々の介護記録をスマホやタブレットで入力し、看護・介護・リハなど各職種の情報を一元管理するサービスです。見逃しを防ぐ未確認の通知も備えており、カンファレンスで決めたケアを日々の記録と同じ場所で共有できます。

テーマ別のケアカンファレンス記録の例文

テーマ別の記録は、現在の状態・各職種の意見・本人と家族の意向・決めたことと担当・期限・次に確認する日の順で書くと、自施設の記録にそのまま当てはめられます。以下は記入例です。人物は伏せ字、日付と数値は例示なので、自施設の様式と観察した値に置き換えてお使いください。日時と議題の欄は省き、参加者から書いています。

食事量が減ったとき

  • 参加者:介護職員A・看護職員B・管理栄養士C・ケアマネジャーE
  • 現在の状態:主食を5割未満残す日が1週間続く。体重は前月より1kg減
  • 各職種の意見:看護職員B「口の中を確認したい」、管理栄養士C「副菜の形態を見直したい」
  • 意向:本人「固いものがかみにくい」、長女様「好きなものは続けてほしい」
  • 決めたこと:看護職員Bが○月○日までに歯科受診を生活相談員と調整する。管理栄養士Cが副菜をやわらかい形態で2週間試す
  • 次に確認する日:2週間後に摂取量で評価。介護職員Aが申し送りで夜勤職員へ伝える

夜間の転倒が続くとき

  • 参加者:介護職員A・看護職員B・理学療法士D・夜勤リーダーG
  • 現在の状態:1か月に2回、深夜にトイレへ向かう途中でしりもちをついた(外傷なし)
  • 各職種の意見:理学療法士D「歩き方を評価したい」、介護職員A「トイレの時刻に合わせて巡回したい」
  • 意向:本人「夜もトイレは自分で行きたい」
  • 決めたこと:理学療法士Dが○月○日までに歩行を評価する。夜勤リーダーGが○月○日までに巡回の時刻と足元灯の位置を見直す
  • 次に確認する日:1か月後に転倒の回数で評価

この記入例では、ベッド柵で囲むなど身体拘束に当たりうる対応を決めたことに入れていません。本人の言葉を残しておくと、動線や巡回の工夫を優先した理由が記録から読み取れます。

認知症の行動・心理症状(BPSD)への対応

  • 参加者:介護職員A・看護職員B・ケアマネジャーE
  • 現在の状態:夕方に「家に帰る」と廊下を歩き回る日が週に4日ある
  • 各職種の意見:看護職員B「昼食後に眠れていない日に多い」、介護職員A「夕方は食堂の音が大きい」
  • 意向:本人「家で夕飯の支度をしないと」、長男様「落ち着いて過ごせるようにしてほしい」
  • 決めたこと:介護職員Aが○月○日から、夕方前に居室で休めるよう声をかける(試すケアはこの1つに絞る)。4週間後に夕方を居室で落ち着いて過ごせる姿を目指す
  • 次に確認する日:4週間後に歩き回る日数で評価

Vol.1228のワークシートの記入例も、背景要因を見立ててケア計画を1つに絞り、4週間後に目指す姿を書く構成です。BPSDが出たときに職員が最初に確かめることは、介護職員の認知症ケアにまとめました。

褥瘡(床ずれ)を防ぎたいとき

  • 参加者:看護職員B・介護職員A・管理栄養士C・介護リーダーH
  • 現在の状態:看護職員Bより、仙骨部(お尻の上の骨のあたり)に赤みがあり、指で押しても消えないと報告
  • 各職種の意見:看護職員B「嘱託医に報告したい」、管理栄養士C「たんぱく質を補いたい」
  • 意向:長女様「痛くないようにしてほしい」
  • 決めたこと:看護職員Bが当日中に嘱託医へ報告し、指示を記録する。介護リーダーHが○月○日までに、施設の褥瘡予防の指針に沿って体位変換の時刻表を作る
  • 次に確認する日:1週間後に皮膚の状態で評価

皮膚の状態や治療の見立ては、看護職員の報告や嘱託医の指示として書いてください。どのテーマでも、決めたことと次に確認する日が書いてあれば、次のカンファレンスはその結果の確認から始められます。

話し合いを録音して、ケアカンファレンス記録の下書きを作る方法

ケアカンファレンスの記録の手間は、8項目を欄にした様式を決め、会議を録音して書き起こしから下書きを作り、職員が元の発言を確かめて確定すると減らせます。録音があれば、話し合った内容を後から元の発言で確かめることも可能です。

記録係は発言をメモしながら議論にも加わるため、会議後の清書にも時間がかかります。録音から下書きを作れば、記録係は確認と修正に集中できます。その道具のひとつがAI議事録で、会議の録音から発言を書き起こし、話した人を分け、議事録の下書きにまとめる仕組みです。介護の会議で使えるAI議事録の選び方と料金の決まり方は、介護で使えるAI議事録の選び方で比べています。録音の前には参加者へ伝え、録音や外部サービスの利用について施設のルールを確かめておいてください。

CareBase(ケアベース)AI議事録は「ケアカンファレンス」のほか「褥瘡対策」「看取り・ターミナルケア」などを含む19種類の会議に対応しています。ただし、すべての施設に19種類すべての開催義務があるわけではなく、開催・記録の要件は施設種別や適用される基準で異なる点に留意してください。手順は次のとおりで、AIが作った下書きを職員が確かめて確定します。

  1. 会議を録音する
  2. 会議の種類で「ケアカンファレンス」を選ぶ
  3. AIが書き起こしと、様式に沿った要約(下書き)を作る
  4. 職員が元の発言を確かめて修正し、確定する
  5. 押印欄付きのPDFを出力して回覧する

手順4で職員が元の発言と照らし合わせるので、聞き違いは確定前に直せます。TeamsやZoomで家族がオンライン参加する話し合いも、録音の対象です。

確定済みの議事録画面。要約の各項目にある「根拠」と書き起こし全文のタブで元の発言を確かめ、PDFボタンから出力する。画面は虐待防止委員会のもの(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)

ケアカンファレンスの記録についてよくある質問

ケアカンファレンスの記録に決まった書式はありますか?

全国共通の書式はなく、様式は施設ごとに決めるものです。8つの項目をそのまま欄にすると、記録係が替わっても同じ形で残せます。認知症チームケア推進加算を受ける施設では、通知の別紙様式(ワークシート)への記録も必要です。

ケアカンファレンスの記録はいつまで保存すればよいですか?

特別養護老人ホームの運営基準 第37条第2項は、施設サービス計画と提供した具体的なサービスの内容等の記録を、完結の日から2年間保存すると定めています。ケアカンファレンスの記録は条文に名前で挙がっていないため、どの記録として扱うかは施設の判断です。条例で期間を長く定める自治体もあります。老健・グループホームなどほかの施設種別は、それぞれの運営基準と指定権者の定めで確認してください。書類の種類ごとの保存期間は、介護記録の保管期間は2年?5年?書類種別・起算日・電子保存を解説で整理しています。

家族がオンラインでケアカンファレンスに参加してもよいですか?

特別養護老人ホームの運営基準 第12条第6項は、サービス担当者会議をテレビ電話装置等で開けるとし、入所者や家族が参加する場合はその活用に同意を得ると定めています。ほかのカンファレンスでも同じ考え方で同意を得て、その旨を記録の「開催方法」の欄に残しておいてください。老健・グループホームなどほかの施設種別は、それぞれの運営基準と指定権者の定めが確認先です。

CareBase(ケアベース)AI議事録で、録音済みのケアカンファレンスの音声から記録の下書きを作れますか?

作れます。AI議事録が読み込める録音済みファイルは、mp3・m4a・wavの音声とmp4の動画で、上限は最大2GB・約4時間です。テキストを貼り付けて下書きを作ることもできます。話者は10人程度まで自動で分かれ、名前は後から割り当てます。AIが作るのは下書きなので、内容と話者の判定は職員が確かめて修正し、確定してください。その場で録音を始められなかった回も、手元の録音ファイルから下書きを作れます。

議事録の新規作成画面。録音済みのファイルを読み込むか、その場で録音するか、テキストを貼り付けるかをタブで選ぶ(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)

ケアカンファレンスの議事録づくりを短くするならCareBase(ケアベース)AI議事録

ケアカンファレンスの議事録づくりの道具は、次の3点を自施設に当てはめて選びます。

  1. 8項目に沿った記録を、会議のたびに短い時間で作れるか
  2. 記録の内容から、元の発言と修正の経緯を確かめられるか
  3. 利用者や家族の話を含む記録の閲覧範囲を絞れるか

様式を決めても、メモを会議後に清書する方法では、記録係が議論に加わりにくく、清書が済むまで欠席者は決めたことを読めません。

CareBase(ケアベース)の機能の一部であるCareBase(ケアベース)AI議事録は、単独でも導入できます。録音から作った下書きは要約の各項目から元の発言を開いて確かめられ、編集した人・日時・変更前後の内容が履歴に残り、確定後は編集できません。閲覧範囲は「施設内全員」か「作成者と施設管理者のみ」から選べ、データは国内で完結し、AIの学習には使いません。

1時間の会議の議事録づくりにかかる時間は、従来40分〜1時間、AI議事録の利用時は5〜10分程度です。導入検討施設へのヒアリングに基づく目安で、会議内容や録音環境、確認・修正量により異なります。AIが作るのは下書きのため、職員の確認・修正・確定は欠かせません。様式に沿った下書きから始めれば、記録係は空いている欄の確認に時間を使える、というのがCareBase(ケアベース)の考えです。

CareBase(ケアベース)AI議事録は、ケアカンファレンスを利用者ごとに定期的に開き、記録係が清書に時間を取られている施設に向いています。料金は録音1時間あたり500円(税抜)で初期費用と最低利用料金はかかりません。

まとめ

ケアカンファレンスの記録は、8項目を事実と意見に分けて書き、決めたことに担当と期限を添えるのが基本です。医学的な判断は看護職員や医師の報告・指示として残します。自施設の用紙に「本人と家族の意向」と「担当・期限」の欄があるかを確かめてください。8項目がそろえば、欠席者も夜勤者も同じ方針でケアを続けられます。

CareBase(ケアベース)AI議事録は、録音終了後1〜2分を目安に下書きを作ります(条件により異なり、確認時間は含みません)。確定後は押印欄付きPDFで回覧でき、記録係の清書を減らしたい施設に向きます。

次のカンファレンスから記録係の清書の時間を減らしたい方は
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CareBase(ケアベース)は、介護記録と各職種の情報を一元管理するサービスです。CareBase(ケアベース)本体は100社以上が導入しており、料金は1施設あたりの月額制です。プランにより異なりますので、詳細はお問い合わせください。

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  • 介護BCPとは?義務化・作り方・研修まで2026年完全ガイド
    • 介護経営・施設運営

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 介護BCPとは?義務化・作り方・研修まで2026年完全ガイド

    介護BCP(業務継続計画)は、令和6年4月から全介護サービス事業者に義務化された、感染症や自然災害でもサービスを継続するための計画です。一方で令和5年時点の公的調査では、感染症BC...

  • 【専門家監修】介護施設の職員定着率を高める取り組み|離職の真因を把握して「育てて残せる」組織をつくる方法
    • 介護経営・施設運営

    2026.6.30

    執筆者:川﨑翔太 【専門家監修】介護施設の職員定着率を高める取り組み|離職の真因を把握して「育てて残せる」組織をつくる方法

    「採用してもすぐ辞めてしまう」 「人手不足で現場の負担が増え、離職が続いている」 このような悩みを抱える介護施設は少なくありません。 介護業界では人材不足が深刻化する中、「採用」だ...

  • 【専門家監修】介護施設の運営指導・実地指導対策完全ガイド|指摘されやすい記録の問題点と事前準備のポイント
    • 介護経営・施設運営

    2026.6.29

    執筆者:柴田崇晴 【専門家監修】介護施設の運営指導・実地指導対策完全ガイド|指摘されやすい記録の問題点と事前準備のポイント

    「介護記録に抜け漏れはないだろうか」 「研修履歴や委員会の議事録をすぐに提出できるだろうか」 「前回の指導で指摘された事項に、きちんと対応できているだろうか」 介護施設の運営指導(...

  • 利用者・スタッフの快適環境を整える選び方と費用・補助金活用|介護施設のエアコン・空調設備導入ガイド
    • 介護経営・施設運営

    2026.5.27

    利用者・スタッフの快適環境を整える選び方と費用・補助金活用|介護施設のエアコン・空調設備導入ガイド

    介護施設では、利用者が長時間を過ごす環境として、空調設備の適切な管理が欠かせません。特に高齢者は体温調節機能が低下しているため、室温管理が不十分だと熱中症や脱水、感染症リスクの増加...

  • 介護ICT・業務効率化のおすすめ記事

  • 介護のケース記録の書き方|客観的に伝わる例文と時短のコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.31

    介護のケース記録の書き方|客観的に伝わる例文と時短のコツ

    介護のケース記録は、5W1Hに沿って主観を避け、客観的な事実を時系列で書くのが基本です。この記事では、書き方の基本ルールから場面別の例文、使ってはいけない表現、そして時短のコツまで...

  • 【2026年版】介護の生産性向上とは?7つの取組と進め方を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.31

    【2026年版】介護の生産性向上とは?7つの取組と進め方を解説

    介護の生産性向上とは、業務のムリ・ムダ・ムラ(3M)をなくし、ケアの質の向上と職員の負担軽減を両立させる取り組みです(厚生労働省、2026年7月時点)。単なるコスト削減ではなく、間...

  • 介護の夜勤記録の書き方|そのまま使える状況別の例文とコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    介護の夜勤記録の書き方|そのまま使える状況別の例文とコツ

    夜勤の介護記録は、簡潔・客観・時系列を守り、場面ごとの型に沿って書けば見落としを防げます。本記事では、巡視や睡眠、排泄、服薬、転倒、体調急変などの状況別にそのまま使える記載例と、N...

  • 排泄記録の書き方|必須項目・便の性状・すぐ使える文例集
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    排泄記録の書き方|必須項目・便の性状・すぐ使える文例集

    排泄記録は、時間・量・性状・排泄方法・本人の様子の5つをそろえ、観察した事実を簡潔に書くのが基本です。この5要素をブリストル便形状スケールなどの共通のものさしで書けば、担当者が代わ...

  • 【2026年版】介護テクノロジー導入支援事業とは|補助率と申請の流れ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.28

    【2026年版】介護テクノロジー導入支援事業とは|補助率と申請の流れ

    介護テクノロジー導入支援事業は、介護ロボットやICT機器の導入費用を都道府県が補助する制度です。令和6年度に「介護ロボット導入支援事業」と「ICT導入支援事業」が統合された事業で、...

  • 【2026年版】介護ソフトの選び方|比較ポイントと費用相場を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護ソフトの選び方|比較ポイントと費用相場を解説

    介護ソフトは記録・請求・申し送り・教育を電子化する業務支援システムで、近年はクラウド型が主流です。製品数が多く料金も「要問い合わせ」が並び、何を基準に選べばよいか判断しにくい領域で...

  • 介護ICTとは?導入メリット・進め方まで解説【2026年版】
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:川﨑翔太 介護ICTとは?導入メリット・進め方まで解説【2026年版】

    介護ICTは、記録・申し送り・教育といった業務をデジタルで一元化し、現場の負担軽減と情報共有・教育の標準化を図る仕組みです。人材不足が深刻化するなかで、限られた人員でケアの質を保つ...

  • 【2026年度版】介護ソフトの補助金まとめ|種類・補助率・申請手順
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 【2026年度版】介護ソフトの補助金まとめ|種類・補助率・申請手順

    介護ソフトは記録や申し送り、教育を効率化する一方で、初期費用が導入の壁になりがちです。2026年度(令和8年度)も国と都道府県は介護ソフト向けの補助金を継続しています。使える補助金...

  • 申し送りの電子化とは?メリット・費用・進め方を解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    申し送りの電子化とは?メリット・費用・進め方を解説

    申し送りの電子化とは、口頭や紙で行っていた引き継ぎを介護記録システムなどで記録・即時共有し、誰でも同じ情報を参照できる状態にすることです。介護現場では記録の電子化が進む一方、申し送...

  • 介護記録の電子化とは|メリット・費用・法的要件まで徹底解説
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護記録の電子化とは|メリット・費用・法的要件まで徹底解説

    介護記録の電子化とは、紙やExcelで管理していた記録を専用システムでデジタルデータとして作成・保存・共有する取り組みです。記録時間の短縮と、電子保存の法的要件への適合を両立できる...

  • 【2026年版】介護記録アプリおすすめ比較13選|無料・有料の選び方
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護記録アプリおすすめ比較13選|無料・有料の選び方

    介護記録アプリは、利用者の状態やケア内容、申し送り事項をスマートフォンやタブレットで記録・共有するツールです。無料アプリは導入のしやすさ、有料アプリは教育・権限管理・サポートに強み...

  • 介護記録の書き方完全ガイド|5W1Hと文例で記録漏れを防ぐ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    執筆者:柴田崇晴 介護記録の書き方完全ガイド|5W1Hと文例で記録漏れを防ぐ

    介護記録は、利用者の状態やケア内容を正確に伝える公的な文書であり、保存も法令で義務づけられています。書き方が人によってばらつくと、申し送り漏れや認識のズレ、運営指導での指摘につなが...

  • 介護の申し送りテンプレート|記載項目・例文・チェックリスト集
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護の申し送りテンプレート|記載項目・例文・チェックリスト集

    介護の申し送りは、記載項目・シーン別例文・チェックリストの3点をテンプレートとしてそろえると、伝え漏れと職員ごとの質のばらつきを減らせます。そのまま使える記載項目(統一フォーマット...

  • 【2026年最新】介護情報共有アプリ比較|一元化する選び方
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年最新】介護情報共有アプリ比較|一元化する選び方

    介護現場では、記録は専用ソフト、申し送りは口頭やノート、マニュアルは紙ファイルというように、情報が分散したまま運用されがちです。情報が散らばると伝達ミスや探す手間が積み重なります。...

  • 介護の申し送りのコツと進め方|ミスを防ぐ5つの実践ステップ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    介護の申し送りのコツと進め方|ミスを防ぐ5つの実践ステップ

    介護の申し送りミスは、個人の注意不足よりも仕組みの問題から起こることが多く、伝える項目の統一・口頭と記録の二重確認・優先順位づけで再現性を高めると減らせます。申し送りの基本と目的、...

  • 【2026年版】介護ソフトおすすめランキング15選を徹底比較
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.7.8

    【2026年版】介護ソフトおすすめランキング15選を徹底比較

    介護ソフトの導入は人材不足と公的補助を背景に広がり、選択肢も増えています。ランキングは大手の総合型が上位に並びますが、最適解は施設のサービス形態で変わります。導入実績・料金・機能を...

  • 【専門家監修】介護施設における個人情報保護と記録管理|電子化で注意すべきポイント
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.5.25

    執筆者:川﨑翔太 【専門家監修】介護施設における個人情報保護と記録管理|電子化で注意すべきポイント

    介護施設では、利用者の氏名や住所、既往歴、介護記録など、多くの個人情報を日常的に取り扱っています。特に介護記録には、身体状況や認知症に関する情報など、慎重な管理が求められる内容も含...

  • 介護施設の情報共有を効率化する方法|申し送り・記録・研修を一元化するコツ
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.5.24

    介護施設の情報共有を効率化する方法|申し送り・記録・研修を一元化するコツ

    介護施設では日々、多くの情報共有が発生しています。 利用者様の体調変化、食事・服薬状況、事故報告、申し送り、研修内容など、共有すべき情報は多岐にわたります。 しかし実際の現場では、...

  • 介護記録ソフトの多言語対応機能とは?外国人スタッフが使いやすい記録システムの選び方と活用事例
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.3.25

    介護記録ソフトの多言語対応機能とは?外国人スタッフが使いやすい記録システムの選び方と活用事例

    介護業界では人手不足を背景に、外国人スタッフの採用が急速に進んでいます。特にベトナムやミャンマー、インドネシアなどからの人材は、現場において重要な役割を担う存在となっています。 し...

  • 【2026年版】介護ソフト乗り換えガイド|失敗しないシステム移行の手順とデータ引継ぎのポイント
    • 介護ICT・業務効率化

    2026.2.25

    【2026年版】介護ソフト乗り換えガイド|失敗しないシステム移行の手順とデータ引継ぎのポイント

    「動作が遅くて記録に時間がかかる」 「法改正のたびにアップデート対応が不安になる」 「サポートに問い合わせても解決まで時間がかかる」 こうした悩みを抱えながら、今の介護ソフトを使い...

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    介護の接遇事例集|場面別のNG例とクレーム発生時の対応

    介護の接遇は、食事・入浴・排泄・声かけの場面ごとにNGな対応と良い対応を対にして整理すると現場で使えます。厚生労働省の令和6年度調査では、施設職員による虐待の発生要因の1位が知識・...

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    2026.8.21

    介護の接遇マナー5原則|現場での実践と定着の進め方

    介護の接遇マナーとは、挨拶・表情・身だしなみ・言葉遣い・態度の5原則で利用者の尊厳を守る関わり方です。施設で虐待と認められた事例の発生要因は上位が職員側の課題で、最多は権利擁護や身...

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  • 紙マニュアルの限界を突破|介護教育のICT化でOJT負担を減らす方法
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    介護教育のICT化とは、紙と口頭に頼っていた業務手順を動画で標準化し、誰が教えても同じ基準で学べる仕組みに変えることです。紙マニュアルが「あるのに使われない」課題や、動画マニュアル...

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    シフト勤務の現場では全員を集める集合研修が組みにくく、参加できない職員の受講漏れが積み上がりがちです。認知症介護基礎研修が2024年4月に完全義務化され、対応は待ったなしになりまし...

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    執筆者:柴田崇晴 介護施設の法定研修とは?種類・回数・年間計画と記録の残し方

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    認知症介護基礎研修は、2024年4月から無資格の介護職員に受講が義務づけられた研修です。対象となる職員は介護業務に従事してから原則1年以内に受講する必要があり、未受講のままでは運営...

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    【2026年版】介護の研修動画とは?メリットと法定研修対応を解説

    介護の研修は義務付けられた領域が広がる一方、従業員が不足とする事業所は65.2%にのぼります(介護労働安定センター 令和6年度介護労働実態調査、2026年6月時点)。限られた人員で...

  • 外国人介護士の教育の進め方|在留資格別の前提と教育ロードマップ
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    外国人介護士の教育の進め方|在留資格別の前提と教育ロードマップ

    外国人介護士の教育は、在留資格ごとの前提を押さえ、入職前から段階的に進めるのが基本です。教育がうまく機能した施設では、日本人職員の指導力向上や業務の標準化にもつながったとの調査結果...

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    介護施設の外国人スタッフ教育で起きがちな5つの課題と解決策|多言語マニュアル×動画で「伝わる教育」を実現する方法

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    介護施設の新人教育マニュアル作成ガイド|OJT依存を脱して「誰でも教えられる仕組み」を作る方法

    「ベテランスタッフに聞いてね」「見て覚えてね」——多くの介護施設でいまだに行われているOJT中心の新人教育。この方法は、指導者への負担集中、教育品質のばらつき、ノウハウの属人化とい...

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    【外国人スタッフ受け入れ施設必見】介護マニュアルの多言語化で離職率を下げる方法|ベトナム語・ミャンマー語対応の実践手順

    近年、介護業界では人材不足を背景に、外国人職員の受け入れが急速に進んでいます。ベトナムやミャンマー、インドネシアなどから来日するスタッフは、現場にとって重要な戦力となっています。 ...

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    【2026年最新版】介護向け研修動画システム徹底比較5選|機能・費用・操作性から見る失敗しない選び方

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