2026.10.27
虐待防止委員会の議事録の書き方は?テンプレートの8項目と議題例
虐待防止委員会の議事録の例や議題を調べるときに知りたいのは、次の委員会の議事録に何を残し、何を議題にするかです。虐待防止委員会の議事録には、次の8項目を残します。委員会名と開催回、日時と方法、出席者、議題、前回の決定の実施状況、報告と検討の内容、決定事項と担当・期限、周知の方法と日付です。議題は厚生労働省の通知が示す7つの検討事項から選びます。記入例と議題の割り振りも示します。
次の委員会の議事録を録音から作りたい方は
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虐待防止委員会の議事録は、委員会の開催と結果の周知を示す記録
4つの措置のうち議事録で示すのは開催と周知の2つで、議事録は開いた回ごとに1つ作る(出所: 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準 第35条の2、令和6年度介護報酬改定における改定事項について、高齢者虐待防止のためのポイント集(令和8年3月)に基づき編集部作成)
虐待防止委員会の議事録は、委員会を開いたことと、結果を職員に伝えたことを後から確かめられるように残す記録です。特別養護老人ホームの運営基準(施設の人員・設備・運営について国が定めた基準省令)は、委員会を定期的に開いて結果を従業者に周知徹底するよう求めています(指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準 第35条の2)。
基準省令が求める「定期的な開催」と「結果の周知」
第35条の2は、委員会の開催と結果の周知、指針の整備、研修の定期的な実施、担当者の配置の4つの措置を定めています。このうち議事録で示す措置は、委員会を開いたことと結果を伝えたことの2つです。措置が講じられていない場合は、高齢者虐待防止措置未実施減算(措置が欠けている事業所の基本報酬を減らす仕組み)の対象になります(令和6年度介護報酬改定における改定事項について)。訪問介護などの基準にも同じ趣旨の規定があります。事業所を指定し、運営指導を行う自治体(指定権者)の基準とあわせて、最新の基準をご確認ください。虐待防止委員会のほかに施設が開く委員会の種類と設置義務は、介護施設の委員会の設置義務で一覧にしています。
議事録は委員会を開いた回ごとに1つ作る
国の基準の文言は「定期的に」で、回数の定めはありません。開催頻度の目安は、厚生労働省のサイトに掲載された高齢者虐待防止のためのポイント集(令和8年3月)にあります。施設系では、虐待防止委員会も身体的拘束等適正化検討委員会と同じ3か月に1回を目安にできるとしています。身体的拘束等適正化検討委員会は身体拘束を減らす対策を話し合う委員会で、以下「身体拘束の委員会」と書きます。議事録は開いた回ごとに1つ作ります。回ごとに分けておけば、議事録の数がそのまま開いた回数です。年に何回開くかの決め方とメンバーの選び方は、虐待防止委員会の開催頻度で詳しく解説しています。
議事録テンプレートに入れる8つの項目
虐待防止委員会の議事録には、次の8項目を残します。1〜4は、委員会名と開催回、日時と場所と開催方法、出席者と欠席者、議題です。5〜8は、前回決めたことの実施状況、報告と検討の内容、決定事項と担当者・期限、職員への周知の方法と日付です。基準省令と解釈通知は議事録の様式を定めていないため、様式は各施設で用意するものです。
8項目は、基準省令の「開催」と「結果の周知」に、厚生労働省の解釈通知(基準省令の内容を厚生労働省が具体的に示した通知)の検討事項を重ねて整理しました。指定権者の広島市も、他の委員会と一体的に開いた場合を含め「日時、出席者、議論した内容」がわかる記録を求めています。
1. 委員会名と開催回
「第〇回 虐待防止検討委員会」のように、委員会名と年度内の通し番号を書きます。通し番号にするのは、1年に何回開いたかを議事録だけで数えられるようにするためです。身体拘束の委員会と合同の回は、両方の委員会名を並べてください。
2. 開催日時・場所・開催方法
書く内容は、開始と終了の時刻、会議室、対面かオンラインかの3点です。基準省令はテレビ電話装置等(オンライン会議の仕組み)での開催を認めており、解釈通知はその際に個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス等を守るよう求めています。
3. 出席者と欠席者
氏名に加えて、職種と委員会での役割(委員長・虐待防止の担当者・記録者など)を書きます。解釈通知が、管理者を含む幅広い職種で構成し、役割分担を明確にするよう求めているためです。欠席者の名前も残し、その人への伝え方は項目8の欄に書いてください。
4. 議題と、対応する検討事項
議題ごとに、解釈通知の7つの検討事項のどれに当たるかを番号で添えます。「研修の内容の見直し〔検討事項3〕」と書いておくと、1年でどの検討事項を扱ったかを議事録から確かめられます。
5. 前回決めたことの実施状況
前回の決定事項が期限までに実施されたかと、実施後に何が変わったかを書く欄です。解釈通知の検討事項7「再発の防止策を講じた際に、その効果についての評価に関すること」に当たります。未実施の項目には、理由と新しい期限を書き足してください。
6. 報告事項と検討した内容
報告事項には、職員の関わり方に関するヒヤリハット、不適切なケアの報告、相談窓口への相談の有無、セルフチェックリストの結果を書きます。続けて残すのは、出た意見と、原因について話し合った内容です。ヒヤリハットの報告書は、介護のヒヤリハット事例集と報告書の書き方|場面別の記入例と様式が参考になります。
7. 決定事項と担当者・期限
1件につき、誰が、いつまでに、何をするかを書く欄です。「〇月〇日までに介護職員Aが研修資料を作る」と書いておけば、次の回の項目5でそのまま実施状況を確かめられます。
8. 職員への周知の方法と日付
会議・申し送り・回覧・掲示・研修のどれで、いつ、どの職員に伝えたかを書き、記録者と確認者の名前を添える欄です。前回決めたことの実施状況と周知の方法の欄を先に用意しておくと、話し合いが次の回の確認と職員への伝達につながります。
書き写して使える議事録テンプレート
8項目のうち1〜3が開催状況、6〜8が結果と周知の欄になり、AIの下書きも8項目と照らして確定する(出所: 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準、解釈通知(第263回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3)、広島市「各種委員会、研修及び訓練の開催頻度及び実施回数について」、介護保険施設等運営指導マニュアル 別添(令和6年7月改訂)、CareBase(ケアベース)AI議事録 サービスサイトに基づき編集部作成)
虐待防止委員会の議事録テンプレートは、8項目をそのまま欄にし、各欄に記入の例を添えた次の表を書き写せば、次の委員会から使えます。Wordや表計算ソフトで作っても、印刷して手書きで埋めても構いません。
虐待防止委員会の議事録テンプレート(記入欄の例つき)
| No | 項目 | 記入欄の例 |
|---|---|---|
| 1 | 委員会名と開催回 | 第〇回 虐待防止検討委員会 |
| 2 | 開催日時・場所・開催方法 | 〇月〇日 14:00〜14:45/〇階会議室/対面とオンライン |
| 3 | 出席者と欠席者 | 施設長(委員長)、生活相談員(担当者)、看護職員C、介護職員A(記録者)/欠席: 介護職員E |
| 4 | 議題(検討事項の番号) | 1. 研修の内容の見直し〔3〕 2. 相談窓口の周知状況〔4〕 |
| 5 | 前回決めたことの実施状況 | 言い換え表の掲示: 〇月〇日に実施済み |
| 6 | 報告事項と検討した内容 | 相談窓口への相談なし。チェックリストの結果をもとに原因を検討 |
| 7 | 決定事項と担当者・期限 | 研修資料を作る〔介護職員A・〇月〇日まで〕 |
| 8 | 職員への周知の方法と日付 | 〇月〇日の申し送りで要旨を伝達。夜勤者は回覧し確認欄に記名 |
出所: 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準、解釈通知(第263回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3)、広島市「各種委員会、研修及び訓練の開催頻度及び実施回数について」に基づき編集部作成
身体拘束の委員会と合同の回は、4・6・7の欄を委員会ごとに分けます。
会議の録音から虐待防止委員会の議事録の下書きを作る方法
会議中のメモから欄を埋める代わりに、会議を録音して下書きを作る方法もあります。AI議事録とは、会議の録音から発言を書き起こし、話した人を分け、議事録の下書きにまとめる仕組みです。
CareBase(ケアベース)AI議事録は、会議の種類で虐待防止委員会を選ぶと、虐待防止委員会用の様式に沿った議事録の下書きを作ります。AIが作るのは下書きのため、確定する前に上のテンプレートの8項目と照らし合わせ、足りない欄を職員が書き足します。要約の各項目から元の発言を開けるため、どの記載がどの発言から来たかを確かめたうえでの修正・確定が可能です。
職員が確定した虐待防止委員会の議事録。要約の各項目に付いた「根拠」から元の発言に戻れる(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)
会議の種類で虐待防止委員会を選び、下書きを作りたい方は
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運営指導で確認される「開催状況」と「結果」の欄
厚生労働省の介護保険施設等運営指導マニュアルの別添「確認項目及び確認文書」(令和6年7月改訂)は、確認文書に「虐待の防止のための対策を検討する委員会の開催状況及び結果がわかるもの」を挙げています。テンプレートの項目1〜3が開催状況、項目6〜8が結果と周知の欄です。準備の全体は、介護の実地指導(運営指導)チェックリスト|確認項目と準備の進め方で確認項目ごとに整理しています。
議事録の書き方で押さえる4つのポイント
虐待防止委員会の議事録は、事案がない回も確かめた内容と結果を書き、決定事項に担当者と期限を書きます。周知の欄には方法・日付・対象を書き、個別の事案の詳細は職員全体に伝える要旨と分けて残します。4つとも、回覧する前の読み返しで確かめられる点です。
1. 事案がない回も、確かめた内容と結果を書く
「特になし」とだけ書くと、何を確かめたのかが読み取れません。相談窓口への相談、関わり方に関するヒヤリハット、セルフチェックリストの結果など、何を確かめて「事案なし」と判断したかを書きます。この記録は、解釈通知が検討事項4に挙げる相談・報告の体制が使われているかの記録にもなります。
2. 決定事項には担当者と期限を書く
書いてしまいがちな「研修を行う」の直し方は、「〇月〇日までに介護職員Aが研修資料を作る」です。欄の意味は項目7で示したとおりです。
3. 周知した方法・日付・対象を書く
「周知済み」とだけ書いた欄は、「〇月〇日の申し送りで日勤者に伝え、夜勤者には回覧で伝えて確認欄に記名」と直します。回覧なら、誰が読んだかまで記録に残します。オンライン会議の録画を欠席者に見てもらう方法も、ポイント集(p12)にある工夫の1つです。
4. 個別の事案の詳細は、職員に伝える要旨と分けて書く
解釈通知は、委員会の結果(体制や再発防止策など)の周知徹底を求めています。その一方で、人に知られたくない事情を含む事案については「一概に従業者に共有されるべき情報であるとは限られず、個別の状況に応じて慎重に対応することが重要」としています。回覧する議事録には再発防止策と体制の要旨を書き、利用者や職員を特定できる詳細は閲覧する人を絞って残します。扱いは施設の個人情報の規程に沿って決めてください。議事録を読んだ人が「何を確かめ、何を決め、誰に伝えたか」を答えられるかを基準に、書き終えた議事録を読み返します。
CareBase(ケアベース)は、申し送りを職員間で共有して既読を確かめる仕組みと、研修の実施状況を職員別に確かめる法定研修管理を備えています。委員会で決めたことを申し送りで伝えれば、誰が読んだかを後から確かめられる仕組みです。
決めたことを申し送りで伝え、誰が読んだか残したい方は
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議事録の記入例|事案がない回・報告があった回・指針を見直す回
虐待防止委員会の議事録は、報告事項、検討した内容、決定事項(担当・期限)、周知の順に書くと、回の内容が違っても同じ流れで自施設の議事録に当てはめられます。以下の記入例の人物は、職種と伏せ字です。
事案の報告がない回の記入例
- 報告事項: 相談窓口への相談なし。関わり方に関するヒヤリハットなし。チェックリストは〇名中〇名が提出
- 検討した内容: 「急がせる声かけ」に当てはまると答えた職員がいた。報道された事例を読み合わせ、起きやすい時間帯を話し合った
- 決定事項: 次回の研修で声かけの場面を扱う。研修資料を作る〔介護職員A・〇月〇日まで〕
- 周知: 〇月〇日の申し送りで要旨を伝達。夜勤者は回覧し確認欄に記名
不適切な声かけの報告があった回の記入例
- 報告事項: 〇ユニットの夜間帯に、ナースコールへ「ちょっと待って」と繰り返し応じていたとの報告(氏名は委員会の記録で管理)
- 検討した内容: 夜間の人員、業務量、言い換えの知識の3点から原因を話し合った
- 決定事項: 言い換え表を掲示する〔ユニットリーダーB・〇月〇日まで〕。夜間の業務手順を見直す〔看護職員C・次回まで〕
- 周知: 再発防止策の要旨を全職員へ回覧。詳細は委員会の記録として保管
- 次回の議題: 防止策を実施した後の変化の確認〔検討事項7〕
言葉で行動を止める声かけの言い換えは、スピーチロックとは?場面別の言い換え表と施設で定着させる手順にまとめました。
指針と研修計画を見直す回の記入例
- 議題: 1. 指針の見直し〔検討事項2〕 2. 年間研修計画〔検討事項3〕
- 検討した内容: 指針の相談・報告の流れと現場の流れが違っていた点。新しく採用した職員の研修の時期
- 決定事項: 指針の改訂案を作る〔施設長・〇月〇日まで〕。年間研修計画を確定する〔担当者D・〇月〇日まで〕
- 周知: 改訂後の指針を回覧し、閲覧の確認欄を設ける
研修の進め方は、介護の虐待防止研修とは|義務化の内容・進め方と記録管理を解説で詳しく解説しています。
虐待防止委員会の議題例|解釈通知の検討事項を年間で割り振る
体制を確かめる検討事項1〜5と事案が出たときの6・7を年4回に割り振り、直近1年で扱っていない番号を次の議題にする(出所: 第263回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3(解釈通知の抄)、高齢者虐待防止のためのポイント集(令和8年3月)に基づき編集部作成)
虐待防止委員会の議題は、解釈通知が示す7つの検討事項から選び、1年で7項目が一巡するように割り振ります。毎回の報告事項には、ヒヤリハット・不適切なケアの報告・チェックリストの結果を添えます。
解釈通知が示す7つの検討事項と議題の例
解釈通知は、委員会で検討する事項として次の7つを挙げています(第263回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3 p26。居宅介護支援の解釈通知の抄)。ポイント集(p11)も、同じ7項目を特別養護老人ホームなど介護サービスの解釈通知の内容として載せています。
| No | 検討事項(要約) | 議題の例 |
|---|---|---|
| 1 | 委員会その他の施設内の組織 | 役割分担と年間の開催予定 |
| 2 | 指針の整備 | 指針の報告の流れが現場と合っているか |
| 3 | 職員研修の内容 | 新しく採用した職員の研修時期 |
| 4 | 相談・報告できる体制の整備 | 相談窓口の周知、無記名の報告書の運用 |
| 5 | 市町村への通報の方法 | 通報の手順と連絡先の周知 |
| 6 | 発生原因の分析と再発の防止策 | 報告された事案の原因と防止策 |
| 7 | 再発の防止策の効果の評価 | 防止策を実施した後の変化 |
出所: 第263回社会保障審議会介護給付費分科会 資料3(解釈通知の抄)、高齢者虐待防止のためのポイント集(令和8年3月)に基づき編集部作成
1〜5は体制を確かめる議題、6・7は事案や報告が出たときの議題です。事案がない年度は、ヒヤリハットや不適切なケアの報告を6・7の材料にすれば、7項目を1年で一巡できます。
年4回開く場合の議題の割り振り例
年4回は、ポイント集の目安の3か月に1回に合わせた例です。回数は自施設の基準と指定権者の資料で決めてください。
| 回 | 主な議題(検討事項の番号) | あわせて確かめること |
|---|---|---|
| 第1回(年度初め) | 1. 組織と役割分担、3. 年間の研修計画 | 前年度の防止策の実施状況 |
| 第2回 | 4. 相談・報告の体制、5. 通報の方法 | 相談窓口への相談 |
| 第3回 | 2. 指針の見直し、3. 研修の振り返り | チェックリストの結果 |
| 第4回(年度末) | 6. 原因の分析と防止策、7. 効果の評価 | 1年で扱っていない検討事項 |
出所: 高齢者虐待防止のためのポイント集(令和8年3月)の開催頻度の目安と、解釈通知の検討事項の整理に基づき編集部作成
事案の報告があった回は、議題を検討事項6・7に差し替えます。CareBase(ケアベース)は、議題欄に検討事項の番号を書いておく運用をすすめています。1年分の議事録を並べたとき、まだ扱っていない番号がすぐ分かるためです。
事案がない回に取り上げる議題
ポイント集(p12〜13)は、事例が不足する場合にニュース等の事例で原因や背景を話し合う方法と、気になったことを無記名の「懸案事項報告書」で集めて委員会で共有する施設の工夫を紹介しています。次の回の議題を、7つの検討事項のうち直近1年で扱っていない番号から選べば、1年で7項目が一巡する計算です。
身体拘束の委員会や他の事業所と合同で開く回の議事録
身体拘束の委員会と合同で開く回は、議事録の冒頭に両委員会を一体的に開いた旨を書き、委員会ごとに議題と検討内容を分けます。法人内の複数事業所で開く回は、参加した事業所と職員の名前、実施した内容を残します。
身体拘束の委員会と合同で開く回は、議題と検討内容を委員会ごとの見出しで書く
解釈通知の扱いでは、虐待防止検討委員会を他の会議体と一体的に運営しても差し支えありません。ポイント集(p9)はその場合も各委員会の役割や取り扱う事項の範囲を明確にする必要があるとし、松山市の資料も、それぞれの委員会で検討すべき内容を議論したことが分かるように記録するよう求めています。委員会名の欄に両方の名前を書き、議題・検討した内容・決定事項を「虐待防止」「身体拘束適正化」の見出しで分けます。身体拘束の3要件と経過記録は、身体拘束とは?介護施設で認められる3要件と経過記録の書き方もあわせて確認してください。身体拘束の委員会だけで開く回の議事録の例文は、身体拘束適正化委員会の議事録にまとめました。
法人内の複数事業所で合同で開く回は、参加した事業所と職員を書く
厚生労働省の令和6年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.1)問170は、小規模な事業所の開き方として法人内の複数事業所による合同開催などを挙げ、その場合は参加した各事業所の従事者と実施した内容が記録で確認できるようにするよう求めています。出席者の欄を事業所ごとに分け、周知の欄にも事業所ごとの伝え方と日付を書きます。
虐待防止委員会の議事録についてよくある質問
虐待防止委員会の議事録はいつまで保存しますか?
運営基準 第37条が2年間の保存を定める記録の列挙に、委員会の議事録は入っていません(e-Gov 法令検索)。保存期間は指定権者の条例や指導で確かめてください。書類ごとの期間は、介護記録の保管期間は2年?5年?書類種別・起算日・電子保存を解説で書類ごとに整理しています。
虐待防止委員会の議事録は、紙でなくパソコンやデータで残してもよいですか?
運営基準 第50条は、書面で行うことが規定または想定されている作成・保存を、電磁的記録で行えるとしています。データで残す場合は作成日と修正の経緯が分かる形で保管し、指定権者の運用も確認してください。
虐待防止委員会の議事録に、利用者や職員の名前を書いてもよいですか?
回覧する要旨には、利用者や職員を特定できる書き方を避けます。解釈通知が、事案は一概に従業者に共有されるべき情報とは限らないとしているためです。扱いは施設の個人情報の規程に沿って決めてください。
訪問介護やデイサービスなど職員が少ない事業所でも、虐待防止委員会の議事録は必要ですか?
委員会を開いた記録は必要で、残す8項目も同じです。Q&A(Vol.1)問170は、規模の大小に関わりなく委員会と研修を定期的に実施するよう求めています。合同で開いた回の書き方は、出席者と周知の欄を事業所ごとに分ける形です。
CareBase(ケアベース)AI議事録で、虐待防止委員会の議事録の下書きを作れますか?
作れます。会議の種類で虐待防止委員会を選ぶと、虐待防止委員会用の様式に沿った下書きをAIが作り、職員が元の発言を確かめて修正・確定する流れです。オンライン会議も録音でき、録音済みの音声ファイルからも下書きを作れます。AI議事録は、CareBase(ケアベース)本体を導入していない施設でも単体で使えます。
虐待防止委員会の議事録づくりを短くするならCareBase(ケアベース)AI議事録
議事録作成時間の目安と、様式に沿った下書き・修正の経緯・閲覧範囲の3つの観点を並べた(出所: 導入検討施設へのヒアリングに基づくCareBase(ケアベース)AI議事録の目安、CareBase(ケアベース)AI議事録 サービスサイトに基づき編集部作成)
議事録づくりの手段は、次の3点で選びます。1つ目は、虐待防止委員会の様式に沿った議事録の下書きを会議のたびに短い時間で用意できるかです。2つ目は、議事録の記載から元の発言と修正の経緯を確かめられるかです。3つ目は、個別の事案を含む記録の閲覧範囲を絞れるかです。メモから清書する運用では、清書に担当者の時間が取られ、文がどの発言にもとづくかを確かめる手がかりもメモだけです。
CareBase(ケアベース)AI議事録は、会議の種類で虐待防止委員会を選ぶと様式に沿った下書きを作り、職員が元の発言を確かめて修正・確定します。編集した人・日時・変更前後が履歴に残り、確定した議事録は編集できません。運営指導で委員会の開催状況と結果がわかるものとして議事録を確認されたときも、決定事項の根拠となった発言と、誰がいつ記載を直したかを示せます。閲覧範囲は「施設内全員」か「作成者と施設管理者のみ」から選べ、書き起こし全文は作成者と施設管理者だけが見られます。データは国内で完結し、AIの学習には使いません。1時間の会議の議事録作成は、従来40分〜1時間から5〜10分程度になる目安です。導入検討施設へのヒアリングに基づく目安で、会議内容や録音環境、確認・修正量により異なります。
議事録の新規作成画面。会議種別で虐待防止委員会を選ぶとその様式のテンプレートが決まり、閲覧範囲もこの画面で選ぶ(出所: CareBase(ケアベース)AI議事録 製品画面)
AI議事録はCareBase(ケアベース)の機能の一部ですが、単独でも導入でき、下書きを職員が確定する議事録づくりから始められます。本体の法定研修管理なら、委員会で決めた研修の実施状況を職員別に確認することも可能です。CareBase(ケアベース)本体の導入実績は、公式サイトに掲載している導入社数で100社以上です。
虐待防止委員会と身体拘束の委員会の議事録を、毎回同じ担当者がメモから清書している施設に向いています。料金は録音1時間あたり500円(税抜)で、初期費用はかかりません。
まとめ
虐待防止委員会の議事録には8項目を残します。委員会名と開催回、日時と方法、出席者、議題、前回の決定の実施状況、報告と検討の内容、決定事項と担当・期限、周知の方法と日付です。議題は7つの検討事項を1年で一巡させます。回覧する議事録の記載は、結果と再発防止策の要旨までです。直近1年の議事録を並べ、足りない欄と扱っていない検討事項を次の委員会に入れてください。
CareBase(ケアベース)のAI議事録は、録音終了から1〜2分を目安に下書きを作ります(条件により異なり、職員の確認時間は含みません)。職員が確認・確定した議事録は押印欄付きPDFで出力できるため、承認印をもらって回覧している施設に向いています。
確定した議事録を押印欄付きPDFで回覧したい方は
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虐待防止研修の実施状況を職員ごとに確かめたい方は
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介護ソフトの導入や見直しをご検討中の方は、まずは情報収集から始めてみませんか。
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